『欽ちゃんの仮装大賞』で度肝を抜かれた、何か印象に残った作品
かつては正月やゴールデンウィークなどに放送されていた『欽ちゃんの仮装大賞』。最近は何だか点数付けが甘い気がしますが、それでもあるんです。「よく考えたな!」という作品が。中には「よくこれで出ようと思ったな!」という「度胸に拍手」したくなるようなものも。
アノお笑いコンビの作品!『合格ライン』
「仮装大会の『点数ボード』と欽ちゃんに仮装する」という、ある意味で盲点を突かれた作品です。しかも、この作品の「仮装者」は、あのダウンタウン!欽ちゃんが言うには、「前の年も参加したけど、予選で落ちた」「審査員の人も、厳しい目で」と愛ある声をかけ…結果はご覧ください。松ちゃんこと松本人志さんがえっらい大変そうでした。
とかくコミカル!『ガイコツのダンス』
数名で骸骨のパーツを操り、踊るという、タイトル通りのもの。しかしガイコツという特性を生かして、かつコミカルに踊りきってくれました。ラストがまたいいのです。
続編では恐竜の骨でやってました。これまた、文句なしに拍手したくなるラストでした。山本晋也監督が「お前さんたちはホント馬鹿だな!」と褒め言葉を送った、かどうかは忘れましたが。
アイディアの勝利!『足あとで忠臣蔵』
『忠臣蔵』の討ち入りから、「仇討」を成し遂げ外に出るまでを「足跡」で表現した作品。雪が降りしきる中で、浪士たちのどこか重い足取りもそうですが、吉良上野介が誰であるかも分かる。寝てたんだから裸足ですし、震えています。斬られて膝をつく様、そして外には野次馬が…『忠臣蔵』当事者たちの心情その他、すべて足跡、足音だけで再現していたのです。アイディアもさることながら、ものの見事な作品でした。
おじいちゃん頑張ってます!『かえるっち』
お年寄りが一人で、当時はやりものだった「たまごっち」の仮装をする、というもの。話し方も仮装も、微笑ましい上に応援したくなります。いろんな意味で。
シュール作品『家&ヘイ』
顔の部分にのみ、家と塀の「仮装」を施した二人組。最初は寝そべり、「家」と「塀」になりきっています。何故か『サザエさん』のエンディングテーマのイントロと共に独特の動きで立ち上がりながら前に出てそれぞれ「イエィ!」「ヘイ!」と言いながら、大回りで元の位置に戻る、というものです。下らないと言ったらそれまでですが、何かじわじわ来るし、何度もやらされてました。
引き出しが多い?『色コンビ』
『色コンビ』という作品ではなく、毎回のように登場する二人組です。黒、青、赤など、毎回全身を淡色の衣装で包んで、駄洒落ネタを披露する、というもの。これは実際に見た方がいいです。
「最終作の1つ前」が定位置になるほどの人気でした。
発想の転換『ボーリング』
デーンと巨大なボールが置いてありますが、仮装してるのは、実はピンの方。ボールが転がっていく様を、ピン外貨づくことであらわした作品です。審査員も「その発想はなかった」というような感想を述べていました。