目次

  1. あらすじ
  2. 悪魔を倒す物語、ではない
  3. 悪魔に特殊能力を持たせる必然性とは
  4. まとめ

あらすじ

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ジブは1735年に誕生してから300年もの間、番人によって隔離され続け、今も捕虜として“キーパーズ"に監視されながら生きている。
彼女は人と悪魔の性を持つ伝説として葬られたジャージー・デビルだった。
悪魔の姿を持った弟とはテレパシーで会話し、密かに逃亡の時を待ち続けていた。
姉弟として結ばれた絶大な力に危機感を抱いた“キーパーズ"は、18輪のハードトラックでジブらをある聖域へ移送をすることに。
しかしそこには、ジブ誕生の秘密に関するある策略が隠されていた・・・。

出典: WWW.AMAZON.CO.JP

悪魔を倒す物語、ではない

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悪魔が出てくるということで、それを倒そうと奮闘する物語かと思いきや、どうやらそうではない様子。最終的な目的は確かに悪魔の抹殺なのでしょうが、物語の焦点は悪魔を輸送する部分に当てられます。え、なにそれという感じ。モンスター・トラックってそういうことなの。悪魔を輸送したトラックがトラブルに巻き込まれ、悪魔が野に放たれてしまった的な映画を想像していた私は肩透かしを受けた気分。あらすじをよく観なかった私も悪いのですが、それにしても需要のなさすぎる設定です。

加えて、悪魔を輸送するのにそんな軽武装で良いのかというお粗末さ。もっと大掛かりなもの用意しろよ。加えて悪魔の弟とその姉、そして悪魔と敵対するその組織との関係性がいまいちよくわからない。何もかもが唐突に始まりますので、どこがゴールなのかがいまいち不明瞭。終いには伏線を見事回収してやったぜ的な終わり方をしますが、全く回収されていません。終盤に至ってはもはや冷めた目で観るしかなかったので、何の感慨もありませんでした。

悪魔に特殊能力を持たせる必然性とは

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この作品に出てくる悪魔は珍妙な特殊能力を持っています。テレパシーと、そして人間に幻影を見せられる能力。あれ、悪魔ってそんな感じだっけと思いましたが、まあそこは個々人の自由だよなあと首を傾げながら観るも、いまいちその必然性を感じられませんでした。特殊な悪魔像のようなものを描きたかったのかもしれませんが、これでは単なるチート&チープキャラクターです。悪魔ならもっと圧倒的な力とか持ってないか、普通。

中盤は中だるみどころか、スッポリ記憶から抜け落ちそうなほど薄味。必要のないシーンが延々と続いて、緊迫感なんかあったもんじゃありません。途中でトラックとかどうでもよくなりますからね。しまいにはここで殺してしまおうと宣う始末。殺せるなら初めからそうしろよという感じです。一体なにがしたかったんでしょうか。これ、自主製作映画とかじゃありませんよね。本当に残念です。

まとめ

ある意味怖い作品でした。よくもまあこんな映画を作ったなと。ここまで中身がスカスカだといっそ清々しい気分にさえなってしまいます。悪魔のCGもかなり雑で、もはややっつけ仕事。誰かが着ぐるみ入った方が良かったんじゃないかというレベル。中身の薄さと、それでも真剣な演技を続ける出演者たちのギャップが滑稽すぎて、思わず笑ってしまいました。ホラー映画で笑うって、前代未聞ですよ。駄作中の駄作。観てみたい方がいれば、ぜひどうぞ。面白さは、全くもって保証できませんが。