ぷよぷよキャラの元ネタ・女の子編

大人気ぷよぷよシリーズ。女性キャラも美しく可愛らしいのが多いですね。聞いたことのある名前もちらほらあるので、どんな風にアレンジしたのかと思い、元ネタを追ってみました。

ユダヤ教の悪魔。というか、サタンとリリス(アダムの最初の妻)との間に生まれた悪魔たちを指す。新生児を襲う、男性を誘惑するなどの所業を繰り返す一方で、人類の祖先ともされる。

出典: ja.wikipedia.org

ガチで悪魔でした。『エヴァンゲリオン』でも有名ですね、リリン。あちらでは使徒が人類を「リリン」と呼んでましたが。赤ん坊襲って食べるんでしょうか。小悪魔っぽいデザインになった理由も分かりました。

ゴルゴーン

糸目なのではなく、いつも目を閉じているそうです。「相手が石になってしまう」から。健気な子です。目隠ししてる画像もありました。

ギリシア神話に登場するゴルゴン三姉妹。中でも三女メデューサが有名。当初の伝説では「恐怖のあまり硬直する」だったが、いつからか「石化する」に変化。ポセイドンとは恋人であり、ペガサスはポセイドンとメデューサの子。もともとメデューサは美しい女性で、その髪を自慢したがため、女神アテナにより醜い姿へと変貌した(諸説あり)。ペルセウスに退治された後、滴る血が二つの瓶に分けて入れられたが、右側の血管から落ち、右の瓶に入った血は死者を生き返らせ、左の血管から落ち、左の瓶に入った血は殺す力を持つとされた。石化を解くには彼女の涙が必要。

出典: ja.wikipedia.org

ギリシア神話だと「性格のよろしくない美人だから、化け物にされても仕方ない」といった印象を持ちましたが、ゲームでの設定を見る限りでは「守ってあげたい」気持ちになるような…。

サロメ

悪魔しょってますが、何でおしゃぶり?

ヘロデ王の娘。といっても、実の父はその兄弟。祝宴で見事な踊りを披露し、褒美として「ヨハネ(イエスに洗礼を授けた人物)の首がほしい」と「言わされた」人物。「兄弟の奥さんと結婚なんてやめなよ」と言ったヨハネに対する報復として、母にヨハネの首を「褒美」として所望させられたというのが大体の実情。

出典: ja.wikipedia.org

魔界のプリンセスとのことですが…。「洗礼者の首」をほしがったのでそんなキャラにされたんでしょうかね。

サキュバス

またしても小悪魔的なデザインです。というか、リリンよりもお姉さん的なイメージです。

夢魔。眠っている男性の元に訪れる。男性型の「インキュバス」もいるが、目的はほぼ同じ。サキュバスもインキュバスも「相手の好みの姿」で現れる模様。夢魔よけのため牛乳を枕元に置く男性も多かったとか。

出典: ja.wikipedia.org

昔見たデザインだと衣装が「ただの布まいた感じ」だったような…伝承になぞらえてのことなんでしょうが。「インキュバス」も『ぷよぷよ』には登場しますね。

ウィッチ

デザイン変更前からいる魔女っ娘です。あまり魔法がうまくない、でも高飛車というイメージがあるんですが。漫画版や『SUN』くらいでしか彼女を拝んでないもので。

ヨーロッパでは古くからシャーマンに通ずる、とされる。ヨーロッパの「魔女」は非常に広義であり、必ずしも悪行(ラテン語で「マレキフィウム」という)をなすとはみなされなかった。しかし、呪術などの「魔法」で他者に害をなすことは刑罰の対象とされており、15世紀になると「悪行をなす呪術師」から「悪魔と契約し、強い力を得て害をなす存在」という概念が発生。以降17世紀にいたるまで盛んに行われたのが、世にいう「魔女狩り」である。カラスを召使いとし、ホウキに乗って飛ぶという概念は「迷信」として存在する。

出典: ja.wikipedia.org

この子は「魔女狩り」に遭うようなヘマは…しそうだなあ。でもドジったりしたせいで「魔女じゃないな」とお目こぼしされそうです。個人の感想ですが。

マンドレイク

お花着けたかわいい女の子、じゃなくて女の子のような部分は「根っこ」だそうです。…かわいいからよし。

えどまち
えどまち
@edono78

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