「谷中レトロカメラ店の謎日和」作者・柊サナカ先生に突撃インタビュー!(前編)

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心温まるミステリー小説「谷中レトロカメラ店の謎日和」。カメラを題材に繰り広げられる7つの謎解きはどれも優しい物語を見せてくれます。そんな素敵な小説を執筆された作者の柊サナカ先生にインタビューを敢行!あとがきでは語られなかった柊サナカ先生の素顔に迫ります!

(1) 先生が小説家を志したきっかけはなんですか?

ひとことで言うと、「自由に本が読めなくなったから」です。私は本を読むのが子供のころから本当に好きで、鞄にはつねに文庫本を二冊入れておき、通勤の行き帰りでその二冊を読み、いつでも暇な時間があると読み、手持ちの本がなくなると家電の説明書とかも読むくらい、とにかく目が暇なのが嫌な人間でした。

ところが出産するにあたって、本、どうしようかなと思うようになりました。というのは、私は本を読んでいる時には、集中しすぎてしまって、何も聞こえない状態になります。電車を乗り過ごすなんてこともしょっちゅうです。ちなみに面白い本であればあるほどそうなので、当時の読書メモには、電車乗り過ごし本として殿堂入りになった本が何冊かあります。

だから、たぶん子供が生まれてからも本を読んだりしていると、何か事故でも起こすかもしれない……という漠然とした不安がありました。子供が乳児のうちは、本をとりあえず日常から遠ざけることにしました。

でも本好きが、いきなり本を読めなくなるとどうなるかというと、もう辛くて耐えられず。

読めないならいっそ自分で書くのはどうか、と思ったのがきっかけです。書くのは自分で時間を調整できるし、何かで中断しても頭の中でお話を組み立てられるので。

今でも、読むための時間が豊富にあったら、幸せな読み手として完結して、自分で書くほうにはいかなかっただろうな、と思います。

(2)どのような場所で執筆をされているのですか?

子供が小さいうちは、おんぶした状態で立って、棚の上や押し入れの上段にポメラを置いてとか、いろいろやりながらの隙間時間に書いていたことが多かったです。幸い今は子供も少し大きくなり、日中に預けてから書ける時間が確保できるようになったので、だいたいリビングのテーブルで書いています。昼の数時間と深夜です。

(3)「谷中レトロカメラ店の謎日和」のアイデアを思いついた瞬間は?

「谷中レトロカメラ店の謎日和」ができるまでには、けっこう紆余曲折ありました。私はデビュー作、その次ともバイオレンス系だったので、当然次もバイオレンス系のものを、と準備していたのですが、次は日常系で、と言われ本当に困ってしまいました。日常系って、このミス大賞の先輩のものを除いて、全く読んだことがなかったのです。

日常系の企画を出してください、と言われて、出した没企画が数えてみると38没。最後に残ったのが着物かカメラの案で、どちらがいいか、と言われて、じゃあカメラで。となったのがきっかけです。もともとカメラも写真も好きだったのですが、資料をあたっていくうちに、カメラの奥深さにひかれて、どんどんのめり込むようになりました。最初にクラカメ好きな小学生、古田君の話を思いついて、それから一気に他の話も思いつき、最初の原稿をちょうど一か月で書き上げました。

まとめ

お子さんの出産が小説家への転機になったという柊サナカ先生。どんな事がきっかけになるか分かりませんね☆
それにしても、企画が38回も没になったというのには驚きです!ご家庭ではお母さんの柊サナカ先生。「谷中レトロカメラ店の謎日和」の誕生はとても難産だったのですね。

インタビューはまだまだ続きます☆突撃インタビュー(後編)でさらに柊サナカ先生の素顔に迫りますよ!

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圭之介
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