ヴィジュアル系バンドの起源から現在まで

なんだか日本の伝統文化にもなりつつある
ヴィジュアル系バンドの歴史についてざっくりとまとめてみました。

1993年~2000年頃

この年代から様々な表現を持つバンドが続々と頭角を現しだす。
退廃的な歌詞の表現と、今までのゴリゴリのハードさとは一線を隔て
ストーリー性の高い世界観でまるで【映画を聴いている】というような印象すら持つことも多い。

LUNA SEA
初期アルバムIMAGEからありとあらゆる表現方法でファンを魅了して続けるバンド。
特にRYUICHIさんが表現する歌詞やSUGIZOさんのギタープレイなどは多くのキッズを魅了した。
また、INORANさんの使用するアーティストモデルのギターは
日本で一番売れたアーティストモデルギターらしい。

黒夢
インディーズ時代より閉塞的であり、かつ攻撃的なタイトル、歌詞がとにかく印象的だった。
90年代後半からはヴィジュアル系指向にとらわれず、ハードロック、パンク系の楽曲も発表している。
なお、インディーズではとにかく無茶なパフォーマンスを行っていたこともある。

DIR EN GREY
ボーカルの京さんは昔黒夢のローディーをしていた経験があり
DIR EN GREY結成当時は黒夢のエッセンスもかなり強く現れている曲も多かった。
現在ではカテゴリーにとらわれない幅広い楽曲を発表している。
日本の音楽シーンでデスボイスとPRSギターと7弦ギター、5弦ベースのバンドを定着させたといっても過言ではないと思う。
結成当時は、黄色、赤、紫、青、赤(もしくは茶)の5レンジャーだった。

2001年~現在

もはや、楽曲のバリエーションの枠は無くなり始めていた印象で
従来のハード路線からアイドル指向の路線までさまざまなバンドが現れる。
また、インディーズ時代はゴリゴリのメイクと派手な衣装だったが
メジャーデビュー後はそれらをやめてしまうバンドも多くなった。
バンド内での意向もあるだろうが、ファンの中にはそういったことが「変わってしまった」という
残念な思いを持ってしまう人も少なからずいただろう。

MIYAVI
元Dué le quartzのギター担当であることを知っている人は
今では少ないかも知れない。
元々はゴリゴリのヴィジュアル系出身なので
その時代の写真が見たい人は
【Dué le quartz 雅】で検索してみてほしい。

the GazettE
結成から現在に至るまでアーティスティックな表現は変わらない。
メイク、パフォーマンス、楽曲に至るまで
良い意味でお手本バンドであると思われる。

DEZERT
結成からわずか数年、今年赤坂BLITZでのワンマンライブを成功させ
着実にファンの動員数も増やしている注目バンド。
歌詞のグロテスクな表現や、過激なパフォーマンス、攻撃的な曲が印象的。
メンバーの脱退、加入などがあったものの
今後さらに期待されることは間違いない。

まとめ

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