目次

  1. 5位「小さな丸い好日」
  2. 4位「夏服」
  3. 3位「夢の中のまっすぐな道」
  4. 2位「時のシルエット」
  5. 1位「秋 そばにいるよ」

5位「小さな丸い好日」

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1stアルバムにして、若かりしaikoさんがシンガーソングライターとして確立されていることを堂々と表す一枚。

2ndアルバム「桜の木の下」には「カブトムシ」「花火」「桜の時」など、世代を越えて愛される名曲が収録されていますが、ファーストアルバムからもそうした要素が垣間見え、隠れた名盤といえます。

特に2曲目「ジェット」は、今でもライブで外せない鉄板の一曲!

4位「夏服」

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2001年発売の3rdアルバム。
前作「桜の木の下」には、ボーナストラック「恋愛ジャンキー」が収録されていますが、今作もラストの「初恋」の数分あと、ボーナストラック「夏服」が隠れています。

この隠しトラック「夏服」は、aikoさんの弾き語りによるいたってシンプルなバラードなのですが、非常にギリギリな曲でもありスルメ的にじわじわ染みてくるはずです。

3位「夢の中のまっすぐな道」

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前作となる5thアルバム「暁のラブレター」と同様、寒空を思わせるジャケットの静かなイメージがアルバム全体に行き渡った一枚。

前作の「暁のラブレター」というタイトルは、「女の子が明け方(=暁)に感情先行でぐわっと書き募る、次の日にはとても読み返せないラブレター」というニュアンスを秘めており、楽曲にも同様の自己の内側を曝け出すような傾向がありました。

それに比べ今作は、同じような冷えた質感を持ちながらもたくましさを兼ねている印象が強いのが特徴的です。


10曲目「Smooch!(スムーチ)」は夜の繁華街を思わせるスポットで撮影されたMVの雰囲気もあわさり、あえて悪い言い方をするならaikoさんにしてはかび臭い一曲ですが、同時に隠れた名曲と言えます。

aikoさんの楽曲には日本のポピュラーミュージックの系譜をたどるようなコード進行が多くありますが、「Smooch!」の歌謡曲っぽいテイスト+現代の強気な女子目線の歌詞というとりあわせは他になく、だからこそ人気を誇っています。

2位「時のシルエット」

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メジャー通算10作目となる今作は2012年発売。
「向かいあわせ」「恋のスーパーボール」「ずっと」など、CMや映画主題歌にも起用された楽曲が詰まっています。


楽曲の幅が確実に広がりながら、どの曲にも「aiko」という軸がぶれずに反映され、ひとつの到着点と考えられる代表的なアルバムです。

1位「秋 そばにいるよ」

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aikoさんのアルバムは、「桜の木の下」以降、毎回オリコンチャート1位を獲得しています。

しかし今作「秋 そばにいるよ」と2008年に発売の8thアルバム「秘密」に関しては、オリコンチャート週間2位。

どちらも当然、素晴らしい成績であることに間違いはありませんが、この二枚は他のアルバムとは異なる位置づけとなります。

どちらもアルバムを通して物憂げな雰囲気が広がっていますが、だからこそ小粒ぞろいとも言え「aikoの名盤を選ぶなら?」と聞かれたなら最もウィークな今作をピックアップすべきだと感じています。

「秋 そばにいるよ」の2曲目「赤いランプ」は歌詞を追っていくと恋の終わりを歌っていることが分かりますが、ライブでは疾走感のあるアレンジでライブを盛り上げ、雰囲気を一変させる曲。

10曲目「相合傘(汗かきMix)」は、シングル「花火」のカップリング曲のリミックス版。
原曲ではボサノヴァ調で展開されている曲にあえて荒削りな要素を加えています。

BPM的にもサウンド的にも特に目立つのは上記の二曲ですが、実はその他の楽曲も名曲ぞろい。


1曲目「マント」を皮切りに、バラードや静かな雰囲気の曲が多いもののどれも切羽詰ったかのような印象が強く、このむきだしの表現は狙っても出来るものではありません。

当時のaikoさん自身が、本当に「むきだし」だったからこそ作品として残っていると考えられるため、経験と実績を積んでからはかえってこうしたアルバムは完成させられないのではないでしょうか。

今回ご紹介したアルバムはどれも違った魅力を秘めていますが、中でも「秋 そばにいるよ」は「二度とは作れない名盤」として打ち出したい一枚です。