目次

  1. 旧作あらすじ
  2. 『日本誕生』のアノシーン・・・
  3. ドラゾンビ様
  4. ここが変わった
  5. キャラクター
  6. 描写など

旧作あらすじ

「家出しよう!」それぞれの事情で家出を試みるのび太と、いつものメンバー。しかし、どこに行っても「土地の所有者」がいました。スネ夫の提案で「大昔に家出」することになるのですが、7万年前に自分たちのパラダイスを作り、一日数時間だけ行く程度にとどめます。そして現代で原始人の少年ククルと接触。どうやらタイムマシンではなく「時空乱流」なるものに巻き込まれて現代にやってきてしまった模様。彼の家族や村人たちは、皆クラヤミ族なる連中に捕まってしまっていました。クラヤミ族にはシャーマン(劇中で曰く「まじない師」)たる「精霊王ギガゾンビ」がついているため、うかつに手出しはできない・・・そう語るククルに、ドラえもんは・・・。

『日本誕生』のアノシーン・・・

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『ドラえもん映画』の有名トラウマシーンの一つ、「時空乱流の説明」。ドラえもんの説明が分かりやすく、またバックの神社や実例などが恐怖心を煽るナイストラウマ演出でした。漫画版ではさらに多くの「神隠し」の事例が、ドラえもんのセリフではなく一つのコマの中に散りばめる形で書かれていました。

【時空乱流】俗にいう神隠しの正体。時空にひずみが生じて、吸い込まれることで今住んでいる場所から消えるという現象。劇中では空間にいきなり強い吸引力を持った穴が開き、暴風や雷のようなエフェクトも相まって嵐のごとき描写が成されています。ククルは運良くのび太達のいる世界に出られましたが、ドラえもんの説明によれば出口が開かないこともあるらしく、その場合は永遠に亜空間と呼ばれる場所を漂うことになるそうです。

ドラゾンビ様

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お気に入りのようです、この衣装。

目には目を、とばかりにドラえもんもシャーマンに扮して立ち上がります。その名は「精霊大王ドラゾンビ」。「ギガゾンビには敵わない、君たちはいい人だから巻き込みたくない」と一人で立ち向かおうとするククルを安心させる為タケコプターで飛ばし、「風邪の精霊に命じて飛ばせた」とシャーマンの振りをしたのがきっかけです。名付け親はスネ夫。歓迎会はアニメと漫画で少し違った感じで描かれていました。

ここが変わった

『ひみつ道具博物館』といい、オリジナルでも十二分にハイレベルな作品を発表している『わさドラ映画』。ことに今回は原作つきです。やっぱり胸は高まりました。その結果は・・・。

キャラクター

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新ドラゾンビ様。

【ククル】顔つきが素朴なものからやや美少年風になっています。ツチダマ戦の際、衝撃波で崖から落ちかけたのび太を救い、最終決戦にも参加。ギガゾンビの亜空間破壊装置を破壊したり、今作初出のマンモスロボ(形状記憶セラミックという特殊金属で出来ているため、壊しても元に戻る)との戦いで、マンモス狩りの経験から打開策を提案の糸口を掴んだりの大活躍でした。首から下げているのは、オオカミの子、ローを飼っていた時使っていた犬笛。クラヤミ族の襲撃の際のび太らが案内した村に落ちており、のび太の窮地を救うことになります。最終場面でのび太に渡しました。

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ククルの子孫は、藤子先生の別作品『チンプイ』の主人公春日エリ。

【ギガゾンビ】クラヤミ族のシャーマンと見せかけ、歴史破壊を目論む23世紀人。亜空間破壊装置なるもので時空乱流を発生させてタイムホールを破壊、時間移動できなくすることで世界を牛耳ろうとしていました。科学道具が一切通用しなかったり(機械を破壊するビームを撃つ)と、恐怖度や悪役度が増しています。ギガゾンビに対し言われているのがドラえもんたちを追い詰めた、劇場版でもレアなキャラクターということ。ドラえもんよりも100年分あとのテクノロジーを持つが為圧倒的有利な立場で、「22世紀の物は化石」とまで言い放ちました。旧作では覇気のない初老の人物で、タイムパトロール隊員に追い詰められて観念していましたが、今作では一癖ありげな顔つきで、逃走を図るも逮捕という流れでした。

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【ツチダマ】ギガゾンビの部下。一体から五体に変更。原作、旧作共に遮光器土偶をモデルにしていましたが、ハート形土偶などあらゆる土偶がモチーフになっています。最初にドラえもんたちと接触したツチダマはギガゾンビから処刑されました。形状記憶セラミックで出来ており、壊してもすぐ元に戻るため、最終決戦の際は原作、旧作同様に瞬間接着銃で仕留められます。

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描写など

【時空乱流を抜けるシーン】タイムトンネル(タイムマシン使用時に通る、あの空間)通過時に時空乱流に遭いますが、ジェット噴射お使って一気に駆け抜ける描写が追加。

【神隠しの説明】「人が消える」程度のもの。「世界に実例がある」とされましたが、その実例の紹介はナシ。旧作では一例を絵入りで説明していました。

【翻訳コンニャク】ククルに食べさせたもの。旧作では普通のコンニャクの形状でお味噌味とされていましたが、団子状のしょうゆ味に変更。

【石槍から出る雷】ドラえもんらの持つ、電磁ショック式の石槍(ショックスティックという名)ですが、皆電気の色が違っていました。

【歓迎会】カット。ドラゾンビ様のみ、高い席に座らされて、初めてとれた獲物をお供えされていました。ちなみに原作では火山が噴火し慌てふためくヒカリ族に対し、「あれはドラゾンビがあげた花火というもの」と説明をしてオートマチック花火という道具を使用。場を盛り上げるという描写でした。旧作では火山噴火がカットされて、歌や踊りのお返しとして花火を上げるシーンに変更。ついでに言うとドラゾンビ様と長老は高い台の上で、原作ではのび太たちは家来という扱いでした。

【のび太の夢】雪山ではぐれてしまったのび太が見た夢の内容が変更。旧作ではぐうたらなのび太の裁判という形でしたが、今作では冒頭で言っていた「誰にも頼らない」「自分の力で生きていく」という言葉をパパやママの幻影に言われた上、自分の幻影にも「お前には何もできない」と言われる描写になっていました。

【ギガゾンビとの戦い】原作でもドラえもんとのショックスティック対決の際、23世紀の最新型と自慢していました。この時ドラえもんは「1世紀の差で負けた」と言うのですが、このセリフがアレンジ。一旦は同じセリフを言って倒れますが、「1世紀の差なんて、仲間がいれば怖くない」と啖呵を切り、機械を破壊するビームを放つギガゾンビに対し、ククルの使っていた本物の石槍で仮面を破壊。「偽物の歴史に、本物の歴史は壊せない」との名言も飛び出しました。

【タイムパトロール隊】原作、旧作共にマンモスに扮してギガゾンビの基地を探っていました。一人皆からはぐれて雪山に倒れていたのび太に栄養剤と通報の為の機械を与えるなどし、合流の後そのことを思いだしたのび太がボタンを押したことで基地を発見、ギガゾンビの逮捕に至りました。今作ではツチダマの調査を頼まれたドラミちゃんがツチダマが23世紀で出来たものと知ってギガゾンビが未来人であることを突き止めて通報、決戦の後に現れてギガゾンビを逮捕。また、隊員が藤子・F・不二雄先生の他作品『T.Pぼん』のキャラクターになっています。はぐれたのび太は、犬笛でペガたちを呼び寄せ、ギガゾンビのアジトに乗り込む展開となりした。

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『T.Pぼん』は歴史に影響がない範囲で、可哀想な死に方をした人物を助ける、というお話。石ころ一つ蹴っただけでも歴史に影響が出るという設定。

【のび太とペガ、ドラコ、グリ】卵型の容器にDNAを入れるだけの道具でのび太が作った空想動物たちですが、現代では飼えないということで、未来の空想サファリパークなる場所に預けられることになります。原作では3匹に「未来の子供たちにかわいがってもらうんだよ」と別れの言葉をかけ、旧作ではスタッフロールと共にタイムパトロール隊の船の入り口が閉まるという描写。今作では「僕が君たちのお母さん」との言葉通り3匹の個性を把握しており、絞り出すように三匹の特徴、好みをタイムパトロール隊員に告げていました。その後は三匹を見ないようにしていましたが、船の扉が閉まる時のペガのいななきで船を追いながら「未来の子供たちにかわいがってもらうんだぞ!ボクも頑張るから!」と声を掛けました。三匹を作ったきっかけは、原作旧作共に取り立ててなかったようですが、今作では二本の木が絡まっているのを見て、DNAを混ぜ合わせた混合生物の製造を思いつく描写が追加されています。

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この子たちを頼みます。