21世紀に語り継ぎたいクラシックな洋画50選-4-

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20世紀〜21世紀初頭に発表された洋画の中から、次世代に是非語り継いでいきたいと思う優れた作品を紹介する企画のパート4です。

インファナル・アフェア(無間道/Infernal Affairs)

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『インファナル・アフェア』(原題:無間道、英題:Infernal Affairs)は、2002年の香港映画で、香港ノワールの代表的作品である。監督はアンドリュー・ラウとアラン・マック。
潜入捜査官としてマフィアに入り込むヤン(トニー・レオン)と、そのマフィアから警察に潜入するラウ(アンディ・ラウ)の物語。警官として苦悩するヤンと、組織を裏切り善人になろうとするラウが対照的に描かれている。

出典: ja.wikipedia.org

香港映画というと、アクションやカンフーしかないように思われがちですが、この作品の緻密さと重厚感には、そんな固定概念を覆すほどの力があります。
その証拠に、本作はのちにディカプリオを主役に据えた「ディパーテッド」という作品としてリメイクされ、日本でもリメイクドラマが作られるほどでした。
香港映画界ではベテラン中のベテランとしてともに有名な、トニー・レオンとアンディ・ラウを両主役として迎え、脇を固める俳優たちもいぶし銀の魅力を放つ傑作です。

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本作には、時系列的に遡った「インファナル・アフェア2」「インファナル・アフェア3」があります。
ヤンとラウそれぞれの青春時代に焦点を当てたのが、「2」。
「3」では、ラウの孤独な戦いが描かれ、ラストシーンのラウの表情には戦慄さえ覚えます。

ギルバート・グレイプ(What's eating Gilbert Grape)

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肉体的、精神的に傷つきやすい家族を守って生きる青年の姿を通して、家族の絆、兄弟の愛憎、青春の痛み、そして未来への希望を描いた心優しきヒューマン・ドラマ。劇作家ピーター・ヘッジス初の小説を自身が脚色し、「マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ」『ワンス・アラウンド』(V)などで知られるスウェーデン出身のラッセ・ハルストレムが監督。製作はメイア・テペル、バーティル・オールソン、デイヴィッド・マタロンの共同。エグゼクティヴ・プロデューサーはハルストレムと「真実の瞬間」のアラン・C・ブロンクィスト。撮影はイングマール・ベルイマン監督とのコンビや「めぐり逢えたら」で知られる名手スヴェン・ニクヴィスト、音楽はアラン・パーカーとビョルン・イスファルトが担当。出演は「アリゾナ・ドリーム」のジョニー・デップ、「カリフォルニア(1993)」のジュリエット・ルイス、「ボーイズ・ライフ」のレオナルド・ディカプリオ、原作者に見いだされ、これが映画初出演のダーレーン・ケイツ、「フィラデルフィア」のメアリー・スティーンバージェンら。

出典: movie.walkerplus.com

エキセントリックな役柄の多いジョニー・デップが、アメリカの片田舎で鬱々としながら日々を過ごす青年を繊細に演じ、当時まだハイティーンだったレオナルド・ディカプリオが知的障がいのある少年をとても自然でキュートに演じて秀逸でした。
個人的にディカプリオはこれから数年間ぐらいの時が一番好きでしたね。
作品は監督ラッセ・ハルストレムの手腕で、みずみずしく爽やかで、派手さはないけれど見た人の心にいつまでも残るような愛しい一作になっています。

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タイタニック(Titanic)

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1912年に実際に起きた英国客船タイタニック号沈没事故を基に、貧しい青年と上流階級の娘の悲恋を描いている。主にSFアクション映画を手掛けてきたキャメロン監督が、一転して挑んだラブロマンス大作である。ストーリーはタイタニック号沈没の史実を交えて展開する。前半のラブストーリーから一転して、後半ではパニック映画さながらの緊迫感のある展開で、ラストは悲劇的な別れとなる恋人たちを描いた、優れたストーリーが話題となった。
主演はレオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレット。配給は北米がパラマウント映画、日本を含む他国は20世紀フォックスが配給。全米で6億ドル、日本で興収記録262億円(配給収入160億円)[3]、全世界で18億3500万ドルと、同監督の『アバター』に抜かれるまで映画史上最高の世界興行収入を記録し、ギネスブックに登録されていた。
1998年のアカデミー賞において、作品賞、監督賞、撮影賞、主題歌賞、音楽賞、衣裳デザイン賞、視覚効果賞、音響効果賞、音響賞、編集賞の11部門で受賞した。また、セリーヌ・ディオンが歌う主題歌「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン」も大ヒットした 。

出典: ja.wikipedia.org

超ベタだけど、恋愛ものとしてはやはり絶対にはずせない作品。
「ロミオとジュリエット」の時代から、「身分の違いによる悲恋」は、映画の題材としてはうってつけなのです。
本作はラブロマンスの要素とアクション的なスリルがバランス良く盛り込まれていて、監督がSF畑出身のジェームス・キャメロンだったということもあり、大変スケールの大きな作品に仕上がりました。
ローズという女性のタフさが印象的だったりもします。

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豪華客船の舳先で「私たち飛んでるわ!」とローズが言う有名なシーン。

ニュー・シネマ・パラダイス(Nuovo Cinema Paradiso)

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『ニュー・シネマ・パラダイス』(伊: Nuovo Cinema Paradiso)は、1988年公開のイタリア映画。監督はジュゼッペ・トルナトーレ。
中年男性が映画に魅せられた少年時代と青年時代の恋愛を回想する物語。感傷と郷愁、映画への愛情が描かれた作品である。後述の劇場公開版が国外において好評を博し、しばらく停滞期に入っていたイタリア映画の復活を、内外一般に印象付ける作品となった。映画の内容と相まってエンニオ・モリコーネの音楽がよく知られている。

出典: ja.wikipedia.org

このテーマソングを聞くとほぼ反射的に目頭が熱くなってしまう方もいるのでは?筆者もそんな一人です。
映画館の映写室、実は筆者も幼い頃親の知人に映写技師がいて、その関係で何度か入ったことがありました。子供にとって映写室から見下ろす映画館の中の風景はとてもわくわくするものです。自分自身にそういう記憶があるので、本作の主人公トトの幼い頃の感情の動きはとてもよくわかりました。
成長したトトが、映画の仕事で成功したものの、次第に倦み疲れてきた頃、故郷で見たかつての「師匠」からの形見。
それを見つめるトトの目からは涙があふれ出します。
このラストシーンは、数ある映画の中でも出色の出来だと思います。

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クレイマー、クレイマー( Kramer vs. Kramer)

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『クレイマー、クレイマー』(原題: Kramer vs. Kramer)は、1979年公開のアメリカ映画。製作・配給会社はコロンビア映画。
アヴェリー・コーマンの小説を原作としてロバート・ベントンが監督と脚本を担当した。主演はダスティン・ホフマン。
第52回アカデミー賞作品賞ならびに第37回ゴールデングローブ賞 ドラマ部門作品賞受賞作品。
原題は「原告クレイマー対被告クレイマー裁判」の意で同じ名前の人が争っている裁判、つまり離婚裁判のことである。

出典: ja.wikipedia.org

ダスティン・ホフマンとメリル・ストリープという、二大オスカー俳優が夫婦を演じています。
この二人ですから巧いのはもちろんなのですが、二人の息子を演じた当時わずか8歳の少年がけなげで可愛くて胸が切なくなりました。
「男は仕事さえできていればいいんだ。家のことは妻がやれば良い」という男性の考え方は、アメリカでもこの当時は普通だったようですね。今はもちろんそうではなく、女性の社会への進出度は格段に高い国になっています。
父親の立場から見るか、母親の立場から見るかによっても感じ方が変わってくる作品だと思います。

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