日本初ディスコロックバンド・the telephonesの活動休止を惜しむ

2005年結成、邦楽ロックシーンで絶大な人気を誇るバンド・the telephones(通称電話ズ)。結成10周年を迎えた今年、突然の活動休止に踏み切りました。「ディスコロック」という独特の音楽性を貫き、たくさんの音楽ファンに愛されたテレフォンズ。その活動休止にあたり、今一度改めて彼らの軌跡をたどってみましょう。

まずは個性豊かすぎるメンバー紹介から!

左から、松本誠治(Dr)、長島涼平(Ba)、石毛輝(Vo/Gt)、岡本伸明(Key/Vo)。

結成のきっかけは、ある人物が当時北浦和のライブハウスに勤めていた石毛に「バンドをやろう」と提案し、同じライブハウスでチケット係をやっていた長島に「たしかベース弾けるよね。ドラムも紹介してくれない?」と誘ったところ、長島の紹介で松本が加入したことから。

石毛と岡本は10代の頃とバンドを組んでいたが、当時の岡本は現在とは全く異なり内向的な性格だった。 そのバンドでデモテープを録る当日に岡本がバックレたため、石毛は「次会ったらぶっ飛ばしてやろう」と思っていたが、上記のライブで久々に会った岡本は現在のような性格になっており、その言動があまりに面白く怒る気にならなかった。岡本曰く、車にはねられてから性格が180度変わったとのこと[2]。

出典: ja.wikipedia.org

甲高い声が特徴のボーカル・石毛がすべての作詞作曲を手がけています。ソロでも活動しており、Ishige Akira名義で音源も出版。
キーボードの岡本(通称ノブ)はとにかく会場を盛り上げる!会場を所狭しと暴れまわるその光景は圧巻です。
MCを担当することも多いですが、8割がた意味不明なことを話します。
タワレコグッズの広告塔となったときに共演した、モデル・うちだゆうほとの結婚を今年7月に発表しました。
ベース・長島(通称涼平)は蝶ネクタイがトレードマーク。
既婚者で1児の父親であり、Twitterでその素敵なパパぶりを見せています。
ドラムス・松本(通称誠治)はバンドの企画で毎年髪型・髪色を変え、アフロやモヒカンであったことも。

個性の強いこの4人で2005年、埼玉で結成されたのがこのthe telephonesというバンドです。

テレフォンズの代名詞といえば…ディスコ!!!!

日本で唯一のディスコバンドである、テレフォンズ。
彼らの楽曲の多くにディスコというワードが盛り込まれており、聴いているこちらも思わず「ディスコ!」と叫んでしまいたくなる楽曲ばかり!

アイアムディスコ!!!

メジャーデビューアルバムである『DANCE FLOOR MONSTERS』収録のパーティーチューン!ライブでも定番の人気曲。

こちらも代表曲!昭和臭プンプンのMVも必見。

こちらの曲は聴いたことがある人も多いのでは?!フジテレビ系「ピカルの定理」OP曲です。

この唯一無二の音楽性と、4人それぞれのキャラクターはロックファンに愛され、フェスには欠かせないバンドとなりました。
ライブも常に大盛りあがりで、根強いファンを獲得し、邦楽ロック界に対する影響力は絶大。
そんな彼らが2014年暮れに発した、突然の無期限活動休止宣言。
それは、ファンはもちろん、音楽シーン全体が驚愕するものでした。
その理由として、フロントマンである石毛はブログでこう語りました。

しかしこの9年間の時に過密なスケジュール、色々なところから襲いかかる精神的プレッシャー、毎年ルーティン化しつつある年間スケジュールは少しずつメンバー各自の何かを蝕んでいったし変えていったと思っています。
僕自身は特に精神を蝕まれたかもしれません。

なので10周年を区切りにテレフォンズの活動を期限を決めずに休止して、各々がテレフォンズを休み、テレフォンズの事を考え、テレフォンズに対してのモチ ベーションを見つめ直す事は非常に大事な事だと思い今回の活動休止に至りまし た。

出典: blog.livedoor.jp

早くも待ち遠しい、活動再開!

今年5月に武道館公演、11月にサカナクション、凛として時雨、syrup16gほか豪華なゲストを迎え、さいたまスーパーアリーナにて「the telephones presents "Last Party ~We are DISCO!!!~"」を開催。
ついに今年いっぱいで10周年、そして来年からは宣言通りの無期限活動休止に入ります。

彼らの下した決断はファン、そして音楽シーンにとってとても寂しいものとはなりますが、活動再開の時には今よりもっとすばらしいテレフォンズになって私たちの前に姿を現してくれるでしょう。
それまで楽しみに待つのが、私たちの役目!今一度、彼らのすばらしい楽曲を聴いてその魅力に改めてはまっちゃいましょう!

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