目次

  1. この時期の特徴
  2. 1.悲しみの果て
  3. 2.四月の風
  4. 3.孤独な旅人
  5. 4.戦う男
  6. 5.今宵の月のように
  7. 6.風に吹かれて
  8. 7.昔の侍
  9. 8.はじまりは今
  10. 9.ヒトコイシクテ、アイヲモトメテ
  11. 10.真夜中のヒーロー
  12. その後は・・・
  13. 関連

この時期の特徴

この時期はエレカシの最初のブレイク時期であり、メディアにも多く露出しました。
ボーカルの宮本さんの独特なキャラクターが受けたくさんの音楽番組や時にはバラエティ番組にも出演しました。
以前までのとげとげしいオーラを閉じ込め、宮本さんも積極的に喋るようになりました。
メロディアスで優しい曲が多く、傷が癒されていくような感覚にさせてくれます。
今回おススメする曲はほとんどシングルカットされたものになってしまいました。
というのも、この時期に出したアルバムは3枚、そしてシングルは11枚となっており、シングル化されている比率が非常に高いのです。
なので、必然的にシングル曲が中心となった選曲となりました。

1.悲しみの果て

前レコード会社から契約を切られてしまい、レコード会社を変えての再デビューとなった最初のシングルです。
アルバム「ココロに花を」に収録されています。
再デビューでいきなり素晴らしい曲が出てきた!と当時は皆驚きました。
「悲しみの果てに 何があるかなんて
 俺は知らない 見たこともない
 ただあなたの顔が 浮かんで消えるだろう」
単純な曲展開なのですが、メロディセンスの良さや深みのある歌詞により、この曲をエレカシのベストソングとする人も多くいます。

2.四月の風

前曲「悲しみの果て」のカップリング曲であり、アルバム「ココロに花を」にも収録されています。
この曲(というかこのアルバム)は前作の「東京の空」で確立された、優しく時に力強く元気づけてもらえるような雰囲気を更に伝わりやすくなったように感じます。
「明日も頑張ろう
 愛する人に捧げよう
 ああ 君に会えた四月の
 四月の風」
この曲を聴いて当時力づけられたと語る著名人も多いです。

3.孤独な旅人

アルバム「ココロに花を」に収録されシングルにもなった曲です。
ブレイク前の曲で多くある、世間に後ろ指さされながらもふらふらと生活する男。
そんな風来坊のような男の歌なのですが、やはりブレイク前の頃とは全然違います。
曲調は優しく、歌詞も前向きです。
「振り返れば 誰かの声 誰かの影
 どこまでも ついてくる 世間の影
 つかまえて 勇気づけて 俺を」
と歌われた後に
「EVERYBODY 素晴らしい旅にでよう
 EVERYBODY 愛を探しにゆこう」
と締めくくるスタイルは明らかに以前とは違っています。

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アルバム「ココロに花を」CDジャケット

4.戦う男

アルバム「明日に向かって走れー月夜の歌ー」に収録されシングルにもなった曲です。
久々にアップテンポのエレカシです。
以前のエレカシならアップテンポな曲の場合、攻撃性の強い過激な歌詞が乗っかりましたがこの時期は違います。
あくまでも前向きに戦っていこうといった曲で、「戦っていこうぜ」といったエレカシ流に直接的に元気づける曲です。
「戦え男よ
 聞こえるあのメッセージ
 燃えろよ 静かに
 昨日の喜びも
 捨てちまう道端に
 走り抜けろ」
後のエレカシのヒット曲「俺たちの明日」の原点とも言える曲です。

5.今宵の月のように

大ヒットしたシングル曲でアルバム「明日に向かって走れー月夜の歌ー」にも収録されています。
この曲でエレカシは世間に認知されるわけですが、これまでの軌跡を見る限りここで売れたのは必然的ともいえます。
すでにその予感は十分にありましたし、前レコード会社でのラストアルバム「東京の空」の時から売れるべく曲を輩出しています。
ボーカルの宮本さんも売れたいという気持ちは非常に強かったらしく、その気持ちを形にするために売れる曲を作ることが出来るのはやはり凄いと思います。
「くだらねえとつぶやいて
 冷めたふりして歩く」
という歌いだしはファンを問わず多くの人の心に残るものとなりました。

6.風に吹かれて

アルバム「明日に向かって走れー月夜の歌ー」からのシングルカット曲です。
非常に哀愁たっぷりな曲で、こんな曲も作れるのかと改めて作り手の宮本さんのバリエーションの豊富さに驚きました。
「さよならさ 今日の日よ
 昨日までの 優しさよ
 手を振って 旅立とうぜ
 いつもの 風に吹かれて」
音域も非常に広く、良い曲なのですがカラオケなどでは難しくてなかなか上手く歌えません。
宮本さんの歌手としての実力も伝わる名曲です。

7.昔の侍

アルバム「明日に向かって走れー月夜の歌」からの曲です。
今回の選曲の中では唯一、シングル(またはカップリング曲)になっていない曲です。
古き良き日本の情景が映し出されるような曲で、以前のエレカシで多くあった日本文学のような歌詞が印象的です。
以前と違うのは優しいメロディに乗せ歌われているところでしょうか。
「昔の侍は
 自ら命を絶つことで
 自らを生かす道を
 自ら知ってたという」
とアコースティックギターを座りながら弾き歌う宮本さんの姿に日本を感じます。