エレファントカシマシのブレイク前(エピック時代)おススメ曲10選!!

1981年結成、1986年にデビューし現在も活動を続ける4人組ロックバンド「エレファントカシマシ」(通称エレカシ)。
デビューしてもうすぐ30年が経とうとしていますが、その音楽性も時期によって異なります。
特にブレイク前の時期の歌は知らない人も多く、近年ではなかなか聞けないような歌ばかりです。
今回はそんなエレカシのブレイク前のおススメ曲を時系列順にご紹介いたします。

短いバージョン

この曲も「生活」というアルバムです。
このアルバムと当時の宮本さんを象徴しているかの様な歌です。
宮本さんの弾き語りによる曲で12分を超える長い曲です。
「これから先は死ぬるまで
表へ出ないで暮らす人
たまに表へ出る時も
タバコと散歩に日をつぶす」
という歌いだしから始まり、途中は会話形式で
「体の調子は何うなんだ?」
『寄生虫にやられてる。』
「お前に女は必要か?」
『ペットのようなら飼ってもいい。』
「車に乗ってでかけよう。」
『俺はふとんで寝ていよう。』
「それじゃテレビを見るとしようか?」
『悲しすぎてみてられぬ。』
「お前は何が欲しいのだ?」
『夕陽に浮かぶ富士の山。』
「お前はなぜに生きている?」
『小さき花を見るために。小さき花を見るために。』

という感じで日本文学調でじっとりとした歌詞を重たく歌い上げます。

8.奴隷天国

曲のタイトル名からヤバいです。
同タイトルのアルバム「奴隷天国」の1曲目です。
久々に軽快なギターリフから始まるアップテンポな曲で、デビューアルバムの曲を彷彿とします。
メンバー全員ジャケット姿で演奏する姿はカッコいいのですが、かなり毒づく曲でありこれを歌う宮本さんの姿は怖くも映ります。
「生まれたことを悔やんで果てろ
辛い辛いと一生懸命同情を乞え
何笑ってんだよ
なにうなずいてんだよ
おめえだよ そこの そこの そこの おめえだよ」
とお客さんやカメラに向かって歌う姿は衝撃を与えました。

9.東京の空

7枚目のアルバム「東京の空」の3曲目に収録されています。
このアルバムがエレカシにとって大きな転機となります。
今までの内にこもった雰囲気、外に向けた攻撃性が極端に薄れ、前向きで優しくメロディアスな曲が目立つようになります。

実際のブレイクはこの直後、レコード会社に契約を切られ別のレコード会社に移ってからですが、この時点ですでに売れるべく曲は作られていました。

この曲はエレカシには珍しくトランペットが参加しており、12分という長さの曲ですが要所で盛り上がりがあり、間奏も聞きごたえのある哀愁漂う曲です。

10.誰かのささやき

同じくアルバム「東京の空」からです。
エレカシ史上でもトップクラスで「優しい」歌です。
ブレイク前の曲からでしたら間違いなく1番「優しい」歌です。

「いつまでそうして意地をはるのさ
街の光こんなにきれいなのに
くよくよしてても始まらないよ
手を伸ばせばそうさ届きそうさ
聞こえるよ
誰かの声が
誰かのささやきが
聞こえるよ」

今までのエレカシでは考えられないくらい優しい歌詞です。
これが今までのエレカシの曲が好きなファンの気持ちを裏切ったかというと、そうではなく曲がとても素晴らしいので絶賛されました。
アルバム全体を通して素晴らしく、未だに評価されていますがこのアルバムもやはりそこまで売れはしませんでした。

その後

レコード会社を移ったエレカシはその後「悲しみの果て」で再デビュー。
アルバム「ココロに花を」とともにスマッシュヒットし、更に「今宵の月のように」でブレイクします。
現在もヒット曲を何曲も輩出し、誰もが知るロックバンドとなりました。

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