ウルトラマンや仮面ライダーをリアルタイムで見て育った世代です。
怪獣が壊すビルも炎も水も全て本物だったし、
『スターウォーズ』の第1作目(エピソード 4)のミレニアムファルコンはもちろんのこと、
デススターだって模型。手に触れる事ができる実物がワイヤーで吊られていたのです。
きっと撮影してる時は、ワイワイガヤガヤ、ケンケンガクガク。
そう言うのが大好きな人達が知恵をしぼっていたのであろう事が容易に想像できます。
その映像のひとつひとつに手に汗にぎって観て(見て)いたものでした。

それゆえなのか、ただのマニアだからか、
エヴァンゲリオンに『帰ってきたウルトラマン』のビジュアルが思い浮かぶし、
『アオイホノオ』を読むと色々くすぐられたりする訳です。

特撮物を見ない年齢となり、
高校生くらいから映画館に足しげく通うようになりました。
好きなジャンルのアクションや SF などでは、特撮=SFX、VFX が花ざかり。
クリーチャーと呼ばれる生き物たちも着ぐるみやマペット、ワイヤーで操作する大掛かりな置物でした。
それがちゃちかったかと言われるとそうでもなく(それしかなかったから・・・とも言えますが)、
映画を観る楽しさにはまっていく理由のうちの1つでした。
それから十数年・・・CG で動きまわる恐竜(『ジュラシックパーク』)に度肝を抜かれたのをきっかけに、
見た事のない生物がホントに生きているかの様に見える世界が普通になりました。

はじめのうちは、CG のみが浮いて見え、
それが興醒めでお話までつまらなく感じる作品もあったように思います。
さらに時は流れ・・・今や羽根の生えた人や馬が歩きまわるのも、
人間とアライグマが話をするのもあたりまえ。
驚きもしません。
技術の変遷を経験できて、ラッキーな世代だと思います。

そんなご時世に公開された『進撃の巨人』。
その内容に色々な意見があるようですが、それより何よりびっくりしたのが、特撮映画だった事!
前情報で知ってはいたのですが、1作目、超大型巨人が壁の向こうから顔をのぞかせた時、何だかドギマギしたした。
質感がやっぱり違うのです。
言ってしまえばフィギュアですが、実際そこに超大型巨人の顔も手も腕もそこにあるのです。
後半それから2作目の巨人同士の闘いも、まるでウルトラマンようなスーツアクト!
観ていてニヤニヤしっぱなしでした。

CG 映像でも十分リアルだし、実際そこにあるように見えます(特に映画館で観ると)。
でもやはりそこに「ある」のと「あるように見える」のは違いませんか?

幼少期の体験がそう思わせているのはもちろんなのでしょうが、
同じ映画でも愛情と知恵と意地を感じた分、ちょっとだけ特別な映画に思えました。

なので!
「シン・ゴジラ」(←庵野秀明っぽい)にもちょー期待です!


追記
もし今後ロボット技術が発展し、クリーチャーをロボットが演じるようになったとしたら、
CG が当たり前で育った人達は、どんな風に感じるのでしょうか?