目次

  1. 漫画をアートに発展させたアーチスト リキテンシュタイン
  2. 漫画を庶民でも親しめる芸術作品に
  3. 運命的な出会い
  4. モダニズムとリキテンシュタインの作品の共通点
  5. 新人アーチスト誕生の瞬間
  6. リキテンシュタインが作品を制作する時の狙い

漫画をアートに発展させたアーチスト リキテンシュタイン

ロイ・リキテンシュタインは1923年ニューヨーク
生まれの画家。アンディ・ウォーホールと共に
ポップアートの第一人者になっており、漫画を
拡大したように見える作品が代表的だ。

彩色は原色を使い、輪郭は太く黒い線でとって
いる。影になる部分にドットを施してあるが、
このドットを使うことによって遠目で見た時と
近寄って見た時の両方の絵を堪能することが出来る。

出典: JA.WIKIPEDIA.ORG

Forget it

「しつこいぞ!いいかげんにしろ!」(Forget it ! Forget me!I'm fed up with your kind!)

漫画を庶民でも親しめる芸術作品に

リキテンシュタインは1923年ニューヨークで
生まれ、1940年にオハイオ州立大学美術学部
に入学した。在学中に徴兵があって一時的に
大学の勉強を中断したが、第二次世界大戦後
に学校に戻り1949年に修士号を取得した後、
1951年まで講師の仕事に就いた。

初めての個展が行われたのは1951年に
ニューヨークのカールバック画廊だった。
1950年代は生活のために大学講師や
製図工をしながら作品制作を進めていた。

出典: JA.WIKIPEDIA.ORG

20081004 528933

「Girl with a ball, Mini art print」はつらつとして爽やかな少女像

運命的な出会い

1960年代にアメリカン・コミックを題材とした作品が
生まれた。自分の子供にミッキーマウスの漫画を描いた
時に、芸術作品より漫画の方が多様な表現が出来ること
に気が付いたそうだ。

彼の作品の特徴は、漫画のカットのような太い輪郭線で
囲まれた平面に三原色のベタ塗り、影はドットの大小や
密度で表現している。普通の人々なら漫画を芸術作品に
しようとは思わないが、彼には漫画の表現がとても
美しいと思えたらしい。


出典: JA.WIKIPEDIA.ORG

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おなじみ「ポパイ」の一場面

モダニズムとリキテンシュタインの作品の共通点

彼の作品とピエト・モンドリアンというモダニズムの
抽象画家の作品は共通点が多く、絵の配色を
三原色(赤・青・黄)と白と黒の五色に絞っている所や、
平面性を強調した抽象表現主義と漫画が平面で表現
される所が同じだった。

漫画だけでなく名画を平面性を強調したやり方で描く
シリーズや、元々は絵具をぶ厚く塗った筆跡
(ブラッシュストローク)のようなタッチの作品を
平面的に描くシリーズを展開している。色は三原色の他
の色も使い、絵画の中に鏡面を取り入れたり、
立体作品の制作なども手掛けるようになった。

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「 Lincoln Center Film Festival」三原色を使ったモダンなデザイン

新人アーチスト誕生の瞬間

リキテンシュタインを見出したのは画商のレオ・カステリ
である。1961年の夏、彼はリキテンシュタインに作品を
見せられると即決で新人作家として売ることにした。

漫画を題材として使うことはアンディ・ウォーホール
も思いついていたが、リキテンシュタインのように
色を塗っていない部分に、機械のように正確に
ドットを描いていくことはしなかった。レオのところに2週間
遅れで作品を持って行ったウォーホールは、リキテンシュタインの
アイデアを思いつけず悔しがったそうである。

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2013072503

「ナース」ドットの部分が全部ロイの手描きとは…驚きですね

リキテンシュタインが作品を制作する時の狙い

リキテンシュタインは漫画を題材にした作品をどのように
見せたかったのか?
「それは何かの絵のように見えるのでなく、物そのものの
ように見えるのです」
(Roy Lichtenstein,Janis Hendrickson, 1995, Benedikt Taschen)

リキテンシュタインが成功したのは、漫画の印刷に使われる
ドット(網点)を機械がやったように手描きで描きこんだから
です。 彼の絵はドットの描写をすることによって、誰の目にも
印刷物を拡大したかのように見えるように表現し、物自体の
側面を強調する事が出来ました。

彼もまた、称賛に値するポップアーチストなのです。


出典: WWW.CURIOBOOKS.JP