花々たちのフェスティバルへ、エルザ・べスコフ『リーサの庭の花まつり』

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鮮やかにして柔らかな色合いのイラストが印象的なエルザ・べスコフ。ストックホルム郊外で育ち、野花や湖に親しみ、幼いころから昔話や絵描きを嗜んだ彼女の描く世界は、どこか日常と地続きに存在するような不思議な懐かしさを見る者に与えます。そんな彼女の名作の一つ『リーサの庭の花まつり』より、見どころの一部を抜粋紹介します。

エルサ・べスコフについて

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1874年スウェーデン南部生まれのエルサ・ベスコフ。ベスコフの作品は日本語にも多く翻訳されており、日本でもっとも人気の高いスウェーデン絵本作家であるといえます。ベスコフの作品は北欧スウェーデンらしい自然をテーマに扱ったものが多く、淡くやさしいタッチの美しい挿絵が特徴です。

ベスコフは、父母と1男4女の兄弟からなる家庭で育ち、絵を描くことが何よりも好きな少女でした。1892年からの3年間、ベスコフは絵の教師になるための教育を受けることになりますが、そのころから子供向けに絵を描くことを始めました。そして1897年、今でも多くの子供たちに読まれている絵本、「ちいさな ちいさな おばあさんのおはなし(Sagan om den lilla lilla gumman)」でベスコフは作家デビューをしました。

出典: lillabokhandeln.com

夏至の精とリーサ

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「驚かなくていいのよ、かわいいリーサ。
私は夏至の精。今夜はあなたの庭の花まつりに、ぜひいらっしゃいな。」

鮮やかな色合いの花を携える美しい女性に招きを受けた少女。ここから物語が開けてゆきます。

花まつりの客人たち

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コオロギとミツバチの奏でる音楽に合わせてお客がやってきます。
マーガレット、ポピー、クローバーに野バラ…華やかなメンバーが勢ぞろいです。

花々の歌のコンクール

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歌のコンクールへいそいそ出かけるのは植木鉢の花々。丸くてかわいいテンニンカのマダムや、ゼラニウムの少女たち。トコトコ歩いて恭しくイスに腰掛けました。

パンジー夫人とのスミレ

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良家の奥方のような恭しい風情のパンジーの花。

シェーリンタンド

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悲嘆にくれるシェーリンタンド。

「何で私は”シェーリンタンド=お婆さんの歯”と呼ばれるの?」
「泣くのはおよし。いい名前をつけてあげる!こっちへおいで可愛い子。
あなたの新しい名前は”ミヤコグサ”。」(本編より抜粋)

イチヤクソウ

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星にあこがれ、太陽の光を受けてうなだれ花。どこかアンニュイな印象を受けます。

バラの女王

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みなに慕われる美しいバラの女王
「さぁ、音楽を始めましょう」
彼女の一声に、たちまちお祭りが始まりました。

出典

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