目次

  1. 『ウゴウゴルーガ』って何よ
  2. どんなキャラ?
  3. インテリジェンス
  4. 顔に似合わずイケボ
  5. いろんな意味でオトナ
  6. 本来の「シュール」のはずだった、のか?

『ウゴウゴルーガ』って何よ

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人気キャラの一つ、みかん星人。

1992年10月。それは突如はじまりました。それも、朝の6時10分という非常に早い時間帯に。一応子供番組ということになっていますが、内容は過激で前衛的です。当時としては珍しかったCGをふんだんに使い、ミニコーナーとメインコーナーがランダムに切り替わるなどの突っ走りよう。中には「子供には早いんじゃないか」というようなネタもありますし、トラウマになりそうなものもありました。にもかかわらず爆発的な人気を博し、社会現象にまでなった、伝説の番組です。メインコーナーでは、子役のウゴウゴ君やルーガちゃんが曜日ごとに違うCGキャラクターを召喚し、トークをします。で、シュール君はそのひとりでした。

どんなキャラ?

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天才画家だそうです。人間なのか何なのか・・・。

かわいいんだか、かっこいいんだか、不気味なんだか、よく分からない風貌です。他のキャラクターは「トマトちゃん」とか「ロボット君」とか分かりやすいのに、一人だけ前衛美術風で、しかも当時の子供としては聞き慣れない単語の名前。番組自体も相当ですが彼の持つ個性もまた強烈で、ファンのハートをガッツリキャッチ。子供のみならず女性人気も取り込みました。夏休みスペシャルの際はFAXでイラストが送られてきましたが、大半がシュール君を描いたものでした。その事実からもその人気ぶりが伺えます。ちなみに、壁にかかった絵から抜け出してきます。それはもう、優雅に。

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画像左側の壁にかかっているのがシュール君の出てくる「絵画」です。

インテリジェンス

公式サイトによれば「自称フランス人」だそうで、フランス語がペラペラです。出てきて最初に「おフランス語講座」をし、然る後にトーク開始。トークといっても、キャラクターによって「悩み相談」だとか「なぞなぞ」だとかいったものです。彼の場合は「キメテキメテ」という二択クイズをしていました。本人曰く「言葉遊び」とのことですが、時事ネタや風刺の絡んだ非常に高度なものでした。

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出典: JA.WIKIPEDIA.ORG

といった具合に、うまくダジャレを織り交ぜてくるのです。

顔に似合わずイケボ

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たまーにこうなります。

こんな顔して美声です。非常にイケボです。声を担当しているのは本職の声優さんではなくスタッフの方だそうですが、役者を目指していたとか。他のキャラも演じていましたが、結構はまってましたね。現在は音楽関係の仕事をしているようです。

トーク部分に割り込むようにミニコーナーが挟まるのが特色の一つ。ネタは危ないですが、声は美声。

いろんな意味でオトナ

夏休みなど、一般の子が参加することがあり、その際はファンの子に「ジュテーム」とファンサービスをしたり、結構優しい(投げやりとも取れますが)対応をしていました。それでいて、ウゴウゴ君には厳しい一面もありましたが、彼を「育てよう」という意思あってのことなんでしょう。ちょっといじめすぎた、とウゴウゴ君に謝ったり、「君はめげないのがいいんだよ」なんて言ったりもしていました。オトナです。ただ、オトナな一面が暴走して下ネタを連発することも多々ありました。「もう最終回も近いし、こういうネタばっかり浮かんでくるからやっちゃうよ!」と朝から過激発言連発の回が存在。DVDに収録されています。初期はオネエ口調のオネエキャラ、初登場時去り際のネタは、「自分は男か、女か」。その時は特に明らかにしませんでしたが、徐々に男性風の敬語口調になり、女性好きというキャラに変貌。最終話では「ウゴウゴ君さえ良かったら付き合いたかった(つまり、男でもいい)」とこれまた衝撃の告白。どこまでも突き抜けていました。

本来の「シュール」のはずだった、のか?

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笑い方は「おほほ」。

シュルレアリスムをイメージしたような風貌と言い、ともすると本来の意味での「過剰な現実」を意識したキャラクターだったのかもしれません。「キメテキメテ」の内容が過激だったのもそのせいなのかも、と思ってみたり・・・。でも、「シュール」=意味不明、難解というイメージを作り上げた一端であることは確かだとは思います。独り歩きを始めた「シュール」という言葉は今なお使われています。とっくに成人したウゴウゴ君やルーガちゃんのように。何にせよ、彼のキャラクター、風貌、いずれも当時のファンの心に深く深~く刻まれていることでしょう。いろいろと濃いですから、このキャラも、番組も。