目次

  1. ノーマン・マクラレン
  2. ブジェチスラフ・ポヤル
  3. ユーリ・ノルシュテイン

ノーマン・マクラレン


1930年~1980年までの50年間で、70作にも上る作品を制作したことでも知られるカナダのアニメーション作家。

様々な手法を駆使した実験的な作品を数多く残し、技法的・文化的に新たな道を切り開いていった監督と言えるでしょう。


1955年に発表されたこの映像は、カメラを使用せずにネガフィルムを引っかいて着色するという「シネカリ作品」です。

「映画なのに、映像なのに、カメラをつかわない」という技術は本末転倒と考えられるほど突拍子もないもので、大きな衝撃を与えるとともに映像技術への可能性を見出しました。

いわゆる「アニメ」的なキャラクター、ストーリーがなくとも、後世のアニメーションカルチャーへ多大な影響を与えたことは間違いありません。

ブジェチスラフ・ポヤル


チェコのアニメーション監督。カンヌ国際映画祭をはじめとする多くの賞を受賞している世界的なアニメーション監督です。

彼が作成した立体アニメーションは、こども向けのかわいらしいものから、政治体制への批判をするものや風刺的な内容を含むものまで、バラエティに富んでいます。

文化的にも独特で面白いものが多いチェコを代表する監督のひとりと言っていいでしょう。

ユーリ・ノルシュテイン


ロシアのアニメーション作家。ソ連時代からの政府の考え方に対し様々な思いを抱えており、アニメーションを通じて子どもたちへ、そしてそれぞれの国や環境で生きている人へメッセージを届けています。


ユーリ監督に限らずとも、世界ではまだまだ「アニメーション=子ども向け」というイメージが根強いのかもしれません。

だからと言ってすべてのアニメが、子どもが一目見てわかるような親切な設計になっているわけではなく、大人もじっくりと楽しみたくなる深みがあります。