「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」第3話までの感想&考察(後編)

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前後編に分けてお送りする「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」の感想と考察。少年兵達の戦いを通じて作品がどのようなテーマを訴えかけようとしているのか?また、我々視聴者はそれをどのように受け止めれば良いのか?この記事を通じて皆さんで考えて頂けたら幸いです。

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理不尽な大人達と決別したのも束の間、今度はギャラルホルンのクランク二尉がクーデリアの身柄を要求して決闘を挑んできます。応じるのは三日月が搭乗するガンダム。白熱する一騎打ちですが、決闘の軍配は三日月に上がります。

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決着がつき、クランク二尉は三日月にトドメを刺すよう求めますが、三日月はクランク二尉の言葉を最後まで聞く事無く引き金を引きます。どんなに大人が言葉で美徳を並べようとも、「生きる」という本質的な目的で行動する三日月の前では意味を持たないのかもしれません。

考察

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第1話から「死」の描写が目立つ「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」。「死」を描くという事は「生とは何か?」を問いかけているとも言えるでしょう。
歪んだ社会の中で満足な生活の保障も無く、理不尽な大人達によって道具のように使い捨てられていく少年兵達。まるで少年達の命をゴミのように扱う大人と、それに抗う少年達の物語として描かれていくのか?今後のストーリーがどのように展開していくのか目が離せません。

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そしてもう一つ気になるのがオルガと三日月の歪んだ依存とも受け取れる関係性です。理不尽な社会に対しての怒りを内に秘めたオルガ。しかし、その怒りを行動として表すのはオルガではなく三日月です。その三日月自身にはどこか自我が欠けていて、常にオルガに「次はどうすればいい?」と自身の行動の決定権を委ねています。
意志はあるのに行動しないオルガ。行動するのに意志がない三日月。この2人の対照的な人間性が今後の物語を通じてどのような変化をもたらすのか?そして、この依存の関係に変化が訪れた時には何か関係性が破綻するような危険性すら含んでいるのではないか?
まだたった3話しか物語は進んでいませんが、そういう風に推測してしまえる程にこの短い間でしっかり人物描写がされていると受け止める事ができるのかもしれません。

まとめ

これまでのガンダムシリーズでも多くの少年達が戦争という悲劇に巻き込まれてきましたが、「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」では少年達は最初から「戦争の当事者」であるという点がこれまでとは決定的に異なる気がします。
常に「生きるか死ぬか」という過酷な状況で生き延びてきた少年達が自分達の意志で大人を殺して決起する。その様子は非常に過激に見えるかもしれませんが、我々視聴者は冷静に「人の命の重さ」について考えながらこの作品を受け止める必要があると感じています。

「ガンダム」という作品群は常に視聴者に何かしらのテーマを訴えかけてきました。「機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ」もまた、我々に何かを訴えかけていることは間違いないと思います。
過剰な描写に神経を尖らせるのではなく、見た目のカッコよさに歓喜するだけではなく、この物語が訴えているものが何なのかを是非ともファンの間で活発に語り合って欲しいと思います。

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圭之介
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