目次

  1. 佃 喜翔(つくだ きしょう)の略歴
  2. 大正ろまんシリーズ
  3. 幻想的なお姫様たち

佃 喜翔(つくだ きしょう)の略歴

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佃 喜翔(つくだ きしょう)は1955年に熊本県に生まれました。高校在学中に日本画の技法を学び、中の島美術学院・デザイン科で学びました。卒業後は広告会社で海外向けのポストカードの原画などを描いていました。結婚を期にフリーのイラストレーターとして独立。日本画の技法のひとつである絹本着色(けんぽんちゃくしょく)に出会い、作品の幅を広げました。高畠華宵や竹久夢二などの影響を受けた大正ロマン風の作品や、日本のお姫様、昔の日本の子供たちなどを題材にして作品を発表し続けています。

大正ろまんシリーズ

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【喜翔浪漫画華シリーズ】 薔薇(ばら)
大正や昭和初期の風俗についての本を読んでいると、当時の雑誌の記事の抜粋として「近頃流行しているすけすけの着物は、けしからん・・・」という意見やあまりの流行ぶりをひやかした漫画に出合います。絽や軽羅と呼ばれる着物が猫も杓子も・・的に流行したようで、今も昔も良識ある大人たちの反応は、あまり変わらないようです。

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【喜翔浪漫画華シリーズ】 菊
大正時代のカフェの女給さん・・白いエプロンが素敵です。

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【喜翔浪漫画華シリーズ】 椿
椿は日本からヨーロッパに紹介されてとても人気の出た花だそうです。大正モダンの時代には装画等にもよく登場します。花の赤と葉の深い緑の取り合わせが和にも洋にもマッチして好きな花のひとつです。

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野菊
秋の野に咲くよめなの花の薄紫は子供のころの一番のお気に入り。道端のどこにでも咲いていた花なのに、長く住んだ大阪市内ではほとんど見かけませんでした。少し郊外に引っ越して田んぼ脇で薄紫を見つけたときはとてもうれしかったものです。

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夜会にて
家の近所に明治末期の瀟洒な建物が保存されて残っています。夜会を抜け出してたたずむ女性を空想してしまう素敵なベランダです。

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美女以外にも、童女を題材にした絵も数多くあります。依頼によってはお子さんやお孫さんの写真を元にして製作してくれます。

幻想的なお姫様たち

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歌舞伎連作 「金閣寺」雪姫
狩野将監の娘雪姫は夫狩野直信とともに捕らえられ、松永大膳の意に従うようせまられる。縛られ桜の幹につながれた姫が降り積もる桜の花びらを着物のすそでかき集め、つま先で鼠を描くとその鼠が生きて動き出し縄を噛み切るという奇蹟が起こる。サディスティックな魅力にあふれた作品。

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歌舞伎連作 八百屋お七
有名な江戸のヒロイン。八百屋の娘お七は、火事の避難先の寺で見初め恋仲となった小姓吉三郎を思いつめ、逢いたい一途で、ぼや騒ぎを起こして火あぶりの刑となる。16歳との説が多いが、日本風俗史新聞によると15歳未満だと罪をまぬがれるという まわりの説得に耳をかさず15歳だと言い張って死を選んだ・・とも。

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歌舞伎連作 「桜姫東文章」 桜姫1
カレンダーの原画の仕事以外で初めて絹に描いた作品です。

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ラプンツェル
日本の伝統的な物語に出てくる女性以外にも、西洋の童話を題材にした作品もあります。

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佃 喜翔(つくだきしょう)は日本ではまだ知名度がそれほどでもないせいか、残念ながら個人画集も出版されていませんし、グッズなども多くありません。一部の絵がカレンダーや年賀状の図柄などに使われているだけです。日本の伝統美を世界に発信してくれている佃 喜翔、もっと応援していきたいです。

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