目次

  1. スパルタ教育
  2. 挫折
  3. 確執、そして昇華
  4. まとめ

スパルタ教育

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その実力は確かながらも生徒にスパルタな教育を施すフレッチャーの眼に、主人公であるノーマンが留まった。
彼の指揮するスタジオバンドに招かれた彼だったが、それは夢の始まりなどではなく、地獄の始まりだった。
完璧主義者のフレッチャーは生徒たちに常にプレッシャーを与え、少しでも実力が劣るような者がいると、追い出した。完全なる実力主義。それがフレッチャー率いるスタジオバンドだ。
しかし彼の指示は的確で、厳しい指導の裏には完璧な理念と経験が隠れている。

挫折

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フレッチャーへの公然とした暴行したが問題視され、学院を退学処分となってしまったノーマンは新たな道を模索しながらアルバイトに励んでいた。そんな彼の前に、かつての指導者フレッチャーの名前が。彼はジャズバーの特別ゲストしてピアノを演奏していた。

指導していた生徒が自殺を遂げてしまったことで学院を追い出されたフレッチャーはその後プロの音楽団を率いていた。そして彼はドラムの質がいまいちであることを理由に、再びノーマンをバンドに誘う。

確執、そして昇華

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フレッチャーの蛮行を密告した張本人がノーマンだと気づいていたフレッチャーは、演奏の本番で彼だけが練習を一切行っていない楽曲を演奏し始める。全ては彼に恥をかかせ、復習する為。
しかし、ノーマンは続く曲で本来演目にはないはずのソロパートをドラムで叩きだし、それにフレッチャーも引き込まれていく。ラストはフレッチャーとノーマン、一対一の対決、そして対話を表現するようにドラムの音のみが響き、名残惜しさを感じながらも、楽曲の終わりを迎える。
ラスト10分はまさに圧巻だ。音で全てを表現してみせている。言葉なんて、いらない。彼らの間には音楽さえあれば、それでよかったのだ。

まとめ

「セッション」という映画は、元はショートムービーだったらしい。それが評価された、2時間弱のロングムービーになった。
評価された理由は、観ればわかる。熱過ぎるくらいの情熱が、そこには詰まっている。
熱さを忘れてしまった人にこそ、観てほしい作品だ。