緻密で美しい…ピエール=ジョゼフ・ルドゥーテの描いたバラの花を厳選紹介

ピエール=ジョゼフ・ルドゥーテと言う画家をご存知でしょうか。騎士の血を汲みながらも芸術家を多く輩出した家系に生まれ、その人生で美しいボタニカル・アートを多数生みだしたアーティストたる男性です。そんな彼の描いた美しいバラの花の数々の中から、今回は5作品ほど紹介します。

ピエール=ジョセフ・ルドゥーテとは

ピエール=ジョゼフ・ルドゥーテ (Pierre-Joseph Redouté、1759年7月10日 - 1840年6月20日)は、南ネーデルラント出身のベルギーの画家、植物学者。 ユリやバラなどの植物を描いた博物画を多く残しており、「バラの画家」「花の画家」として知られる。

出典: ja.wikipedia.org

銅版画の第一人者であるとも言われています。その絵画の人気ぶりや学者としての成果から金の入りには困っていませんでしたが、いかんせん浪費癖がひどかったために晩年は手持ちの銀食器すら手放してしまったとか。

ロサ・ケンティフォリア・ブルグンディアーカ(オールド・ローズ)

16世紀、バラの系統の一つとして出現したわりあい新しい種。元来のものより香りが良く、花弁が多いのが特徴です。

ロサ・ムルティフローラ・カルネア(野生バラ)

ワイルド・ローズ、バラの原型の種類の一つになります。

ロサ・スルフレア(野生バラ)

みごとな八重の花びらと鮮やかな黄色が印象的なこの種。スルフレアは硫黄色を意味する言葉になります。

ロサ・ダマスケーナ

濃厚な香りを持ち、古代からさまざま使われ愛されてきたバラの一種。現在でも精油を摂るのにつかわれ、「ブルガリアン・ローズ」の名で知られています。

ロサ・ガリカ・プルプロ・ウィオラケア・マグナ

古代種の一種。その名の「ガリカ」は古フランス名・ガリアを指しており、かつてかの地で広く分布していたバラの種類として知られています。

まとめ

緻密で正確だけれども、不思議とうっとりするような美しい描かれようです。「バラの画家」と呼ばれ芸術にとどまらず植物学者としてもこの花を愛した、彼のただならぬ執念を感じました。

参考文献

www.amazon.co.jp

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