目次

  1. 『リリィ・シュシュのすべて』とは...
  2. 『呼吸』とは...
  3. ①愛の実験
  4. ②飛べない翼
  5. ③回復する傷
  6. ④グライド
  7. まとめ

『リリィ・シュシュのすべて』とは...

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『リリイ・シュシュのすべて』は、2001年に公開された岩井俊二監督の日本映画、またその原作および岩井俊二によるインターネットの掲示板を用いた誰でも書き込みができる実験的なインターネット小説。2004年に角川文庫から単行本が刊行されている。

まず、インターネット小説が公開され、後に原作本と映画が制作された。現実と架空をリンクさせた構成と、現代の少年問題を描いた内容が大きな話題を呼んだ。

岩井によると、「遺作を選べたら、これにしたい」作品。

出典: JA.WIKIPEDIA.ORG

ある地方都市、中学2年生の雄一(市原隼人)は、かつての親友だった星野(忍成修吾)やその仲間たちからイジメを受けるようになる。そんな彼の唯一の救いはカリスマ的女性シンガー、リリイ・シュシュの歌だけであり、そのファンサイトを運営する彼は、いつしかネット上でひとりの人物と心を通わしていくが…。
岩井俊二監督が、インターネットのインタラクティヴ・ノベルとしてスタートさせた企画を発展させて成立させた異色の青春映画。美しい田園風景の中、イジメや援助交際などなど現代の少年少女たちにまつわるさまざまなダークな問題を、これまでにないほど身近なものとして織り込みつつ、彼らのリアルな心の声を繊細に描き上げていく。そして、それでも「どんな子どもでも、光る時間を過ごすのだ」といった岩井監督のメッセージが痛切に伝わり、胸をしめつける必見の秀作である。

出典: WWW.AMAZON.CO.JP

『呼吸』とは...

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ヴォーカルのSalyuと小林武史、岩井俊二の3人がユニットを組み、映画『リリイ・シュシュのすべて』の中に存在するカリスマ・アーティストとして発表する作品。

出典: WWW.AMAZON.CO.JP

1. アラベスク
2. 愛の実験
3. エロティック
4. 飛行船
5. 回復する傷
6. 飽和
7. 飛べない翼
8. 共鳴(空虚な石)
9. グライド

出典: WWW.AMAZON.CO.JP

映画『リリィ・シュシュのすべて』は、インターネット掲示板、中学生のイジメや援助交際など、当時の社会問題をリアルに描いた作品です。その映画の中で、架空の歌手リリィ・シュシュは、主人公が傾倒するカリスマ・シンガーという設定で、アルバム『呼吸』に収録されている曲は、劇中で象徴的に使われています。実際歌っているのは、今では大人気歌手となったSalyu。プロデュースは、小林武史。岩井俊二監督作品では、過去にも『スワロウテイル』(96年)で小林武史が音楽を担当し、話題となりました。本作でも、天才二人の名コンビぶりが光っています。その独特のリリィの世界観は、映像とパーフェクトにマッチしていて、私の中では、音楽が印象的な映画として、最初に浮かぶ映画のひとつでもあります。というわけで、本日はリリィ・シュシュの名曲を4つに絞って紹介したいと思います!

①愛の実験

『愛の実験』は映画の前半、主人公が同級生にイジメられるシーンで使われています。最初聴いたときは、ベストに入る曲ではなかったのですが、なぜか何度も何度も聞いていて、気づけばかなりハマっていました。というわけで、本日も紹介させて頂きたく。動画は、編集されたもので、実際映画に出てくる箇所とは違いますが、映画の映像と一緒に聴いてみてください!

②飛べない翼

『飛べない翼』は、後半のクライマックスで使われている曲です。劇中動画だと内容が分かってしまうのでPVでお楽しみください!『飛べない翼』が流れるシーンは、この映画のテーマが数分間の間に凝縮されて全部詰まっていると思っています。純粋がゆえに残酷で、空はいつでも美しくて。。。と思わず詩人になってしまう、恐ろしくきれいな映像と音楽です。私はこのシーンをDVDで何回もリピートで観てしまいました。映画本編もぜひ、観てみてください!

③回復する傷

リリィ・シュシュのコンサート会場。会場の中のリリィを想いながら、外に佇む主人公。とても幻想的なシーンで流れる曲です。歌詞がない曲なので、映画の解釈を自由にしながら聴くことができます。不思議な浮遊感のある曲です。

④グライド

『グライド』は、映画のエンドクレジットで流れる曲です。映画館に行くと、エンドクレジット部分で席を立つひとも少なくないのが現状。でも、私が本作を観に行ったときは、途中で席を立つ人が極端に少なかったと記憶しています。最後までこの曲を聴いていたいという気持ちになり、席を立てなくなります。映画の内容も衝撃的なので、頭の中で消化するのに必死で、なかなか動けないということもありますが。また、エンドクレジットで流れる田園風景が本当に美しくて、岩井俊二監督の映像美へのこだわりを感じます。動画は、実際のエンドクレジットです。この部分だけならネタバレしないので、まだ映画を観ていない方も観て&聴いてみてください!

まとめ

いかがでしたでしょうか?

本日は、映画『リリィ・シュシュのすべて』のリリィ・シュシュ名曲4選を紹介しました。映画のタイトルにもなっている様に、本作の中でリリィ・シュシュの音楽は最も重要な要素だといえます。アルバム『呼吸』に収録されている全ての曲は、映画の中で使われていて、岩井俊二の映像と小林武史の音楽が見事にマッチングしていています。映画を観ている間は、天才二人の創り出す世界に紛れ込んで、浮遊しているような、そんな不思議な感覚になります。また、ドビュッシーの曲もたくさん使われていて、より一層幻想的な雰囲気を画面に漂わせています。

まだ、映画を観ていない方は、ぜひ、リリィ・シュシュの音楽に注目しながら観てみてください!