こんな時代だから観てほしい!!未来系ヒーリングアニメ【ARIA】の魅力

現代社会に生きる皆様の中には、日々の生活でストレスを感じ、現実逃避とばかりに2次元の世界へ…という方も少なくないのではないでしょうか。
今回はそういった方々の心のオアシスにピッタリなアニメ、【ARIA】のご紹介です。

『ARIA』の第1巻。毎回、表紙が美しいんです…!

どんなアニメ?

ARIAってどんなアニメなのでしょうか?
ひと言で言いますと、「ひとつの汚れもなく、ただただきれいでやさしいアニメ」です。

原作は天野こずえ先生の『AQUA』、『ARIA』というマンガです。両題あわせて全14巻が発行されました。

舞台はあの水の都

きれいな海に浮かんでいるのはゴンドラ。

ARIAの舞台をみていきましょう。
画像からわかるように、「海」・「水」と密接な関係にある場所が舞台なのです。

そう、それは、イタリアの「ヴェネツィア」です。
ARIAの世界では、ヴェネツィアをベースとした、地球とは別の惑星である「ネオ・ヴェネツィア」という場所が舞台になっています。

ヴェネツィアといえば、「水の都」といわれるくらいですから、きれいな都市というイメージですよね。
ARIAの世界の「ネオ・ヴェネツィア」も、もちろんとてもきれいで素敵な場所なんです。

主人公は、頑張る女の子

ARIAの3人娘

ヴェネツィアの名所をバックに、女の子たちが並んでいますね。
この女の子たちが、ARIAのメインキャラクターなのですが、何やら服装が制服…?のようなものを着ていますね。

彼女たちは何と、ゴンドラの漕ぎ手なのです。その名も「ウンディーネ」。水の妖精です。
彼女たち3人はまだ半人前、というところから物語はスタートします。

今回は主人公である、真ん中の少女、「水無 灯里(みずなし あかり)」について少し紹介して、ARIAという作品の入門編としたいと思います。

水無 灯里(みずなし あかり)
日本出身の15歳の女の子。ウンディーネに憧れて、はるばるネオ・ヴェネツィアにやってきました。

ネオ・ヴェネツィアは地球とは別の惑星なのですが、ARIAの登場人物は、ほとんどが現地の方々です。しかしこの灯里は、ウンディーネになりたいがために、我らが日本から宇宙船のようなものに乗って、ネオ・ヴェネツィアへとやってきたのです。夢を叶えるために他の国へ、ならまぁわかりますが、他の惑星へ、行っちゃってます!

当然、家族はネオ・ヴェネツィアにはいないわけですが、そこで灯里の住まいとなるのが、「ARIAカンパニー」という、ウンディーネの会社なのです!

ARIAカンパニー

水の上に浮かぶ小さな建物。会社と呼ぶには少し小さめですよね。でも、これが会社なんです!
では、社員の数は?

ズバリ、2人。です。

先ほどの画像の右側の方。灯里の先輩社員である、「アリシア・フローレンス」さんです。このアリシアさんと灯里の2人だけ。
ちなみに太ったネコはARIAカンパニーの社長なんです。(それはまた別の機会に…)

ARIAカンパニーには代々若手社員が生活できるスペースがあり、灯里はここで寝泊りしています。

灯里をとりまく個性的な登場人物。それぞれが持つやさしさに、是非ふれてください。

灯里がみる世界の素晴らしさ

舞台、主人公の正体がわかったところで、どんなアニメなの?と思いますよね。
もちろん、主人公が仕事をしている以上、その成長があります。そして色々な出会いもあります。

その出会いって、人と人、だけではないんですよね。人と場所、人とモノ、人と動物…。出会いのめぐり合わせって、無限なんです。

でもそのひとつひとつに真剣に目をむけ、気付いている人って、とても少ないんですよね。
親友や恋人とのめぐり合わせなら思い出せるかもしれませんね。

こどものころに初めて買ってもらったぬいぐるみ、街を歩いていたら偶然みつけた仔猫…。そんな忘れてしまいそうな出会いをひとつひとつ大事にできるのが、このARIAの主人公、水無灯里なんです。
冒頭で、ひとつの汚れもない、と書きましたが、ウソではありません。

どんなアニメか?と聞かれ、こうだ!とは、ARIAに至っては言うことができません。
素敵な日常というのは、色々な出会いが織り重なっているからこそ、あるもの。ARIAの世界って、何もかもが素敵なんです。それだけは言えます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
ARIAというアニメが、結局こうだ!とは言うことはなかなか難しいのですが、「すごく澄んでいてきれいな世界観だな」とか、「女の子が頑張る姿っていいな」など思っていただけたなら、幸いです。
ただひとつ、あなたの「癒し」になることは間違いありません。

ネオ・ヴェネツィアで、灯里たちと素敵な出会いを探しに行きませんか?

keeper
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@keeper

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