"真"の父親はいずこに在る…??!お江戸事件簿『まんまこと』(1巻)

『しゃばけ』で有名な畠中恵さんの軽妙でほっこりする江戸観と、紗久楽さわさんの可愛らしい絵柄がマッチしたこの作品。純情乙女の妊娠騒動から始まる表題作のほか、2編収録されています。

あらすじ・ストーリー①(まんまこと)

江戸は神田。町人たちのいざこざを奉行所に代わり調停する役目を持つ町名主の跡取り息子・麻之助。 ある日、お気楽者と知られる彼の元にとんでもない難問が持ち込まれた。 太物問屋の娘・おのぶに子ができたという。 その相手はなんと麻之助だというから大変だ。 身の潔白を証明するため、父の代わりにこの騒動の真相を探ることになったが…!?

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あらすじ・ストーリー②(柿の実を半分)

毎年柿が実ると、麻之助はそこらの家から実を拝借して行っていた。一様にはおこられるものの本気では誰も怒ってはいなかったが、今年は質屋の三池屋小左衛門宅から柿の実を盗ったのだからと相談事を押し付けられることに。

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登場人物・キャラクター(まんまこと)

高橋麻之助
神田の古名主の息子。柔和で温厚な人柄だが、観察力鋭い。そして交渉上手。

八木清十郎
麻之助の幼馴染。一度顔を合わせただけの女性を妊娠させた疑惑を掛けられ、麻之助に助けを求める。

おのぶ
純情可憐な少女。婚前に子を身籠ったが父親の名を明かそうとせず、今回の騒動が起きてしまう。

相馬吉五郎
麻之助、清十郎の幼馴染。真面目で堅物。今回の捜査に協力する。

登場人物・キャラクター②(柿の実を半分)

三池屋小左衛門(みいけやこざえもん)
流行病で妻子を亡くした質屋の主。生来真面目で一途な人間だが、ある日突然、昔外で出来たと言う娘が現れ…?

お紺
気立てが良いお茶屋の娘。小左衛門の娘を名乗り、共に暮らし始めるようになる

見どころ

親子や家族、そして恋人…スキャンダラスな関係から始まる彼ら。果たしてどんな結末を辿るのか…??!裁定をつとめる麻之助の腕が光ります。

あとがき

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