目次

  1. 方法4 高校野球がほしいのはこんな選手!
  2. 方法5 何のため、誰のための野球留学?
  3. 方法6 失敗しないための高校選び
  4. 最後に

方法4 高校野球がほしいのはこんな選手!

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神奈川の名門、横浜高校の元硬式野球部部長で、渡辺元監督の名参謀といわれた小倉清一郎氏の視点から、どんな選手に注目してスカウトするかということが、ここでは紹介されています。それらをまとめてみました。
【投手・野手共通】
①体型は太目
②肩が強い(65mの距離を低い軌道で投げられる)
③足が速い(特に膝や腿が上がっている走り方かどうかを重視)
④ボールに集中しているか(目をそらす選手はNG)

【投手】
①投手なら、球速が硬式127~128キロ、軟式125~126キロ(特に腕の振りを重視)
②投手なら、教えれば変化球が投げられるタイプかどうか

【野手】
①バットが振れるか(力強いスイングとヘッドスピードの速さ)
②スイングの際、腰が落ちる(アッパースイング)、後ろ足が折れる、ステップ幅が広いはNG
③タイミングの取り方と打席での姿勢(変化球でも積極的に打つかどうか)
④グラブさばき(ゴロ捕球時にボールの上がり口で捕っているかどうか)
⑤守れても打てない、打つが守れないはNG(打つだけの選手は一塁を守れるかどうか)
⑥バント、エンドランなど小技を売りにする選手もNG

さらに理想として、周りの選手と仲良くできる(チームワークを心得ている)、野球を知っている(ダイヤモンドのサイズやルールなど)ことも大切だとしています。また、伸びしろのある選手については、身体ができている(故障しづらい、ハードな練習にもついていける)ことをあげています。
あの松坂大輔を発掘し、育てた小倉氏の眼はなかなか鋭く、シビアです。やはり野球の名門校にはこういった選手たちが集まってきているのでしょう。強いわけですよね。ただ、ここまでの条件を全て兼ね備えることは難しいと思います。自分の売りとする能力を伸ばす。そういう意識で練習に励む方が効率がよいと思います。
また高校野球指導者へのアンケート結果では、中学までに「正しい食事と体力作りに励むこと」、「チームプレーの大切さ知ってほしい」などの意見もありました。高校の練習はハードですので、食事は大切ですね。また「野球は一人ではできない」ということを肝に銘じて、チームプレーの重要性を認識してほしいです。団体競技では、ごく当たり前のことですが。

方法5 何のため、誰のための野球留学?

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地方の野球強豪校へ進学することは、今や珍しくない昨今の高校野球。野球留学生は、特に甲子園への思いが並々ならないということがいえます。それだけに高校選びも慎重にならざるをえませんね。また中学卒業してすぐ親元を離れて、今までと180℃違う環境の中での生活を強いられるため、よほどの覚悟が必要になってくると思います。
ここでは特に野球留学が失敗する例として、自分で進学先を決めず入学してくることだとしています。中学時代の指導者や親などの勧められるまま、自分でろくに見学や下調べもしない。そして入ってから戸惑い、なじめず挫折していくパターン。学校も辞めてしまうという最悪の結末を迎えることにもなりかねません。学校や部の見学会や体験会などに参加して、雰囲気を肌で感じることが大切です。また、その高校のイメージだけでなく、指導者の人柄や指導方針なども知っておく必要があるとしています。
また、しっかりした生活態度、最低限のマナーやルールを守れない子は、野球留学は成功しないと述べられています。多くの部員たちと団体生活を送らなければならないわけですから当然のことです。野球だけやっていればよいということではないわけですね。
最後に「野球留学を成功させるために必要なこと」と題して、以下のことを判断したうえで決めた方がよいとしています。
・レギュラーになれなくても、自分の居場所を見つけられるか
・3年間やめずにやり通せるか
子どもの何が何でも甲子園という気持ちの一方で、県外にいくべきか、その高校にいくことがその子のプラスになるのかを大人が冷静になって判断し、子どもとしっかり話し合うことが大切でしょう。甲子園は目標であって、目的ではない。子どもの人間的な成長が根底にあることを忘れてはなりません。

方法6 失敗しないための高校選び

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ここでは、事前調査を怠ったがための失敗例がいくつか挙げられています。「思っているのと違った、意味不明な決まりごとがたくさんある。。。」など、見学・体験に参加していれば知ることができたかもしれません。入ってからでは遅いです。実績やイメージだけで選んでは絶対いけないと、改めてここで強調しています。
そして公立校も同様、事前の見学が必要であるとしています。さらに公立校を見るうえでの大切な見方として「野球部として見るのではなく、学校として見ること」としています。「野球部が甲子園に行くような学校は、野球部員である前に一生徒としてしっかり学校生活を送っている。だから他の運動部も盛んなことが多い。そういう学校全体の雰囲気を知ることが大切」と述べています。野球部員である前に、その学校の生徒であるという意識をもつことは、非常に大切な考え方だと思います。
指導者は、やはりその人となりをみることが大切としていますが、特に公立校の場合、指導者の異動がつきまとうため、その点も考慮すべきとしています。入学したら、その指導者が異動していなかったなどということがないようにしたいですね。
また、憧れの指導者の下で野球をやりたいというモチベーションもよいようです。「その指導者に教えてもらいたい」という強い想いがある選手は伸びるとしています。その高校で野球をやることがその子にとっての最大の喜びであることが何よりということですね。

最後に

甲子園球児になるための9つの方法のうち、4~6を紹介しました。いかがだったでしょうか?野球中心で留学先を決めてはいけない。ましてや大人のエゴや希望を押し付けて、子どもの進学先を決めてしまってはいけません。あくまでも子どもの将来を考えて、本人にとってベターな高校選択は何かという視点で、しっかり大人がリードしてあげてほしいと思います。そして、最後に決めるのは子ども自身です。これは絶対です。
それでは、次回9つのうちの最後7~9についてのまとめをご紹介します。有名漫画家と強豪校の監督との対談などの内容などもご紹介しますので、どうぞお楽しみに!