鈴木英人さんの作品の魅力は特殊技法を駆使して表現するリアルな世界にあるように思えます。リアルというよりもシュールリアリズムといった方が良いかも知れませんが、すごく極端なコントラストを醸し出す色使いをされている部分も多いのに遠くから観ると写真を思わせるようなリアリズムがそこにはあり、近くで見ると作品全体に緻密な線が描かれていて写真では有り得ない“風”や“音”や“ムード”を表したと思われる線や色の面があってハッキリと絵だと分かる描き方なのに不思議な透明感や清涼感・シズル感さえ漂ってくる点が観る人を惹きつけるのだと思います。

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1980年代から90年代、鈴木英人さんの作品の表現方法は独特でペンで線を描いて全体を仕上げ、その後画材の一つであるオーバーレイを貼って着色の代わりとして描きあげるといった手法を採られていました。そして現在はペンでの手描きはそのまま活かし、その後はデジタルでオーバーレイの代わりにフォトショップを使用して描きあげるという手法を採られています。

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ご自身でも「僕はマイアミに恋をした」「僕は確かに風に向かって走っていた」といった体験をその特殊なタッチの表現方法でイラストや絵画の中に息吹かせておられるのです。