目次

  1. 第十六章の「あらすじ」
  2. 第十六章の「みどころ」
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さあ、「めんたいぴりり」の始まりです。
今回から舞台が昭和50年代に変わり、「ふくのや」にも新しい時代が訪れることになる。
今回は、使節団として釜山にいく事対しての千代子の「消極的な気持ち」とそれを変えた「息子たちの言葉」に注目である。
そして、千代子は息子たちから、俊之が明太子を作った「本当の意味」を知ることになる・・・。

第十六章の「あらすじ」

 舞台は昭和50年代に変わり、「ふくのや」にも新しい時代が到来した。
創業時の従業員たちはみんな独立し、「ふくのや」も事業拡大のため、新しい場所に移転することになったのだ。
千代子は今の従業員たちと一緒に引っ越し作業をしていた。
 丁度その頃、俊之はテレビ出演のため、とても緊張してアナウンサーからインタビューを受けていたのだ。
千代子や従業員たちを含めて沢山の人が見守っていた。その中に千代子に声をかけた「一人の男」がいた。

 

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俊之がテレビ出演のため、緊張してアナウンサーからインタビューを受けているシーンです。

「一人の男」とは、福岡観光協会のヤマモトと名乗った。
要件は釜山と友好を繋げるために使節団として加わってほしいという内容だった。
その話に積極的だった俊之と複雑な表情を隠せなかった千代子・・・。
 彼は本場の「めんたい」を俊之に渡すと、俊之は大喜びをした。
 そして、彼は千代子にも一緒に釜山に行くよう勧めると、千代子の返事は消極的だった。

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使節団として釜山に行く話に積極的な俊之と複雑な表情を隠せず、消極的な千代子のシーンです。

 その後、俊之は本場の「めんたい」をたべて感激するも、千代子は「俊之が作った「めんたい」が一番おいしいから」と言って食べなかった。
そして、千代子は釜山に行かないと言った。釜山に行くと戦時中の辛い思いが蘇ってきて怖かったのだ。
千代子にとって、「中州」が一番好きな場所でもあったのだ。
俊之は寂しそうな表情をして、「釜山に何かわからないが、「忘れ物」をしてきているから」と言って一人で行くと言った。

 その後、俊之と千代子は引っ越しのための荷造りをしていた。
その時に息子たちの話や明太子を作っていた時の思い出話に花が咲いていた。

 その後、息子たちが手伝いに来た。
柱の傷をみて息子たちは、ここで俊之によく叱られたこと、明太子を食べたときのことを話した。

 俊之が近所周りに挨拶をしている間、千代子と息子たちはお茶を飲みながら話をしていた。
話題は俊之の釜山行きの話に触れた。
息子たちは千代子に釜山行きは二人で一緒に行かないと意味がないからと一緒に釜山に行くよう勧めた。
 千代子は釜山での辛い思い出があるからと言うと、息子たちは「それは親父も一緒だ」と言った。
千代子は釜山の町では受け入れてくれないというと、息子たちは「母さんなら大丈夫」と言った。
千代子は息子たちに「あんたらにはわからん。」と言うと、息子たちは「母さんの子供だから大丈夫。」と言った。
 そして息子たちは、俊之にとって「めんたい作り」とは「庶民の惣菜」という理由だけでなく、
「俊之から千代子へのラブレター」の意味もあると、でなければあそこまでのぼせない。と言った。 

 息子たちが帰った後、千代子は荷造りをしている俊之に、息子たちが「ふくのや」を心配していたこと、
今は仕事が面白くて帰れないから、俊之に頑張ってほしいと言っていたことを言うと、
俊之は「当たり前だ。」と言った。
 千代子が、「二人とも年をとったこと」を言うと、俊之は「まだまだ頑張る」と言った。
 そして、息子たちはいつか「ふくのや」に帰ることを言うと、俊之は「自分の人生を歩めばいい。」と言った。

 その後千代子は、「釜山に行ったら昔かけっこした海岸に行きたい。」と言った。
俊之が驚いた表情をすると、千代子は「釜山に一緒に行く。」と言った。
 俊之は喜んで千代子に「ありがとう。」と言ってだきついた。
 すると、千代子は俊之に「ありがとう。」と言った。
 俊之は驚いた表情で千代子を見つめると、千代子が「ラブレター」と言った。
更に俊之が驚くと、千代子は「なんでもない。」と言って二人で笑った。

 こうして二人は釜山に行く事になった。
さて、釜山で二人は「大切なもの」を見つけることに・・・。

第十六章の「みどころ」

 今回の見どころは三つある。
まずは、使節団として釜山に行くことに対して積極的な俊之と消極的な千代子の心境が描かれている。
特に千代子は戦時中の辛い思い出があり、釜山に行くことに対して「心の葛藤」に苦しんでいたことが感じられる。

 次に千代子に対しての息子たちの言葉である。
息子たちの言葉は、千代子を「心の葛藤」から救い出し、千代子の釜山行きを決定させた。
また、千代子は俊之が「めんたい作り」を続けてきた理由が「千代子に対してのラブレター」であることを知るのだ。
一番長く、千代子と俊之のことを見てきた息子たちだからこそ、口にできる言葉であると感じられる。

 最後に俊之や千代子の雰囲気や会話である。
二人とも年老いたということもあり、今までの回とは違って静かで穏やかな雰囲気が感じられる。
二人の思い出話の内容にも注目である。

 次回はいよいよ最終章。
二人は釜山に行くことになるが、そこで二人を待ち受けていたものは・・・・。
最後に二人は釜山で「一番大切な忘れ物」を見つけることに・・・。
次回もお楽しみ・・・。
 最後の俊之の落書きのシーンから、俊之の家族や創業時の従業員たちに対する熱い思い、
明太子作りに対しての苦悩の気持ちが描かれている。