目次

  1. 「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」 七月隆文
  2. 「レインツリーの国」 有川浩
  3. 「明日の空」 貫井徳郎
  4. まとめ

「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」 七月隆文

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もう既にタイトルから胸キュン感がだだ漏れている、七月隆文で「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」です。
淡い恋心と、物語を牽引する不可思議な秘密。恋愛とミステリーの相性はどうしてこんなにも良いのでしょう。文章は簡潔で、だからこそ登場人物たちの感情が浮き彫りになります。言葉を重ねれば良いわけではない、最低限の言葉で伝わるなら、それが一番良い。誰かのことを褒めちぎるよりも、好きと一言言ってしまえば、それだけで事足りてしまうんですよね。
切なくて、でもまた読みたくなる、そんな一作です。

「レインツリーの国」 有川浩

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絶対出てくると思った人も多いはず、有川浩で「レインツリーの国」です。
これぞ少女小説の代名詞といっても過言ではないでしょう。というか、有川浩に一回少女漫画の原作をやってみてほしいです。もちろん漫画と小説は別物なのでしょうけど、どんな漫画が出来上がるのか大変興味があります。
さて、肝心の内容は、一組の男女が好きな本を巡ってインターネット上で意気投合し、やがて実際に会うことになり、といったものです。こう考えると設定も少女漫画に打ってつけですよね。主人公が関西弁というところもツボを押さえている感じがします。
良かったらご一読ください。

「明日の空」 貫井徳郎

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最後は貫井徳郎で「明日の空」です。
これはいわゆる青春ミステリーもので、前半の意味が良く分からなかった部分が、後半になって解き明かされるという、単純と言えば単純な構造です。しかし、その様式美にこそミステリーの美しさがあり、青春があるのだと私は思います。
これは痛さを伴う青春ミステリーで、厳密には胸キュンとは違うかもしれません。しかし、読了後、あのシーンの時、あの登場人物はどんなことを考えていたのだろうか、そんなことを考えると、胸が苦しくなって、切ない気分にさせられます。

まとめ

いかがだったでしょうか、少女漫画ならぬ少女小説。正直、胸焼けしそうな物語ばかりです。
たまには漫画ではなく、こういった小説も読んでみてはいかがでしょうか。漫画とはまた違った魅力を、小説に見出すことができることができるかもしれませんよ。
それでは良い読書ライフを。