目次

  1. 人気作家の「知る人ぞ知る」作品
  2. どんな危機でもノリはヌルい「日常系」
  3. 緊迫バトルに疲れた人の「箸休め」に

人気作家の「知る人ぞ知る」作品

三雲岳斗氏といえば最新作の「ストライク・ザ・ブラッド」をはじめ、堅実にヒットを積み重ねているライトノベル作家のイメージがありますが、「知る人ぞ知る」といった感じの作品も結構あります。そのうちのひとつがこの「サイハテの聖衣」(作・三雲岳斗、イラスト・朱シオ)です。

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こんな勇ましいナリをしていますが……。

どんな危機でもノリはヌルい「日常系」

舞台設定は未来の日本。「禍憑妃」と呼ばれるモンスターたちに九州地区は占拠されており、そのモンスターたちの力を封じ込めた兵器「聖衣」を操る少女たちが戦いを繰り広げる…という物語のアウトラインを書くと、なんか凄く格好いいバトルものに見えます。
ところが実際のノリは、「聖衣」を操る少女たちの一見ヌルそうな日常を描くのがメインで、戦闘はどちらかというと脇に追いやられ気味。付け加えれば、男性キャラクターは基本的に登場しません。危機的状況の中でも「日常」が存在するというのは、ある意味当たり前のことかもしれませんが、最初は「何この女子高ノリ」と面食らうかもしれません。

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中身はこんな感じ。ノリはあくまでもヌルいのです。

緊迫バトルに疲れた人の「箸休め」に

ヒロインの1人に病弱少女がいて、体を治そうとしているうちに薬の調合技術を身に着けたという設定なのですが、問題はその調合した薬です。「解熱剤」ならぬ「解熟剤」、「頭痛薬」ならぬ「痛頭薬」、「鼻炎カプセル」ならぬ「爆炎カプセル」…なんかロクでもなさそうな名前です。実際ロクでもないのですが。
まあ、こういうノリのお話だと思ってもらえれば間違いないでしょう。バトル物の緊迫に疲れた人の「箸休め」にいいかもしれませんね。

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この人がアレな薬を造った張本人。見かけからは信じられないですが……。