落ち物パズルゲーム・エポックメイキングな5選

シンプルなルールで、誰でも楽しめる、それでいて奥の深いアクションパズルゲームは、時代を問わず人気のジャンルだ。とりわけ、「テトリス」をルーツとする「落ち物パズルゲーム」は、様々なルールのものが作られ、今でも様々なハードで作られている。そんな「落ち物パズルゲーム」の中から、後への影響が大きく、人気のあった5本を消化したい。

落ち物パズルゲームとは?

落ち物パズルゲームの基本的なルールは、以下の様な感じだ。

・上から落ちてくるブロックピースを操作して、積み上げていく。
・積み上げられたブロックは、ある条件に従って並べると消える。その際、スコアが加算される。
・積み上げたブロックが画面の最上段まで、もしくは一定の量以上貯まるとゲームオーバーになる。

出典: dic.nicovideo.jp

dic.nicovideo.jp

テトリス

落ち物パズルの元祖とも言えるのが、「テトリス」だ。テトリスは、ソビエト連邦の科学者であったアレクセイ・パジトノフによって、1984年に開発された。最初に開発されたのは、Electronika 60 (ソ連製のPDP-11のクローン) 版で、後にIBM-PCに移植され、西側諸国にも広がる。

オリジナルのテトリス。

日本では、1988年のセガのアーケード版によって、広く知られるようになる。ファミコン版のテトリスがBPSにより作られ、1988年12月22日に発売される。アーケードを移植したセガのメガドライブ版も開発されるが、ライセンスの混乱から、発売中止に追い込まれる。

セガのアーケード版テトリス。

ファミコン版のテトリスのパッケージ。

ファミコン版のテトリスのゲーム画面。

コラムス

「コラムス」は、セガによって開発されたゲーム。1990年にアーケード版がリリースされ、メガドライブ版が1990年6月30日に発売される。ルールは、縦一列3個1組で落ちてくる宝石を、同じ色の宝石を縦・横・斜めに3個以上そろえると消すというもので、後の「落ち物パズル」の一つの定形となる。「連鎖」といったものも、このコラムスから。

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メガドライブ版のコラムスのパッケージ。

アーケード版のコラムスのゲーム画面。

後に、サクラ大戦のキャラクターを使った、「花組対戦コラムス」といった派生バージョンも作られる。

ドクターマリオ

「ドクターマリオ」は、任天堂によって開発されたゲーム。ファミコン版が1990年7月27日に開発される。落ちてくるのは、薬の形をした2個の長さのブロックで、瓶の中の3種類の色の「ウィルス」を消していく。一人でプレイすることもできるが、二人での対戦も意識した作りとなっている。

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ファミコン版のドクターマリオのパッケージ。

nakano_makoto
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