大人になって気になった。『タイガーマスク』の契約不履行

ビッグキャットが大好きなTAMTAMです。
最近、野球やサッカーの選手が億単位の金額でチームと契約している話をよく耳にしますが、そんな話を聞くたびに思い出すのが『虎の穴』に所属していたタイガーマスクこと伊達直人選手。
彼が交わした契約や不履行後の結末を振り返ってみたいと思います。

スカウト

子供の頃に動物園で年上相手にケンカをしたことがきっかけで、悪役レスラー養成機関『虎の穴』にスカウトされた伊達選手。
この『虎の穴』という団体はスイスに総本部があり、アルプスの山の中で活動しています。日本以外にもアメリカ、ブラジル、インドをはじめ世界中に支部があり、気が荒く腕力に自信のある孤児を中心にスカウトしているようです。

養成所を利用

『虎の穴』が用意した悪役レスラー専用の特訓をするための養成所を利用してプロレスの修行を始めた伊達選手。
しかし、その施設はかなりお金を掛けており、ライオンと素手で戦えるコロシアムをはじめ、訓練生が5年以内に3分の2くらい死んでしまうという特別施設を複数設けており、それを10年に渡って利用し続けた伊達選手には相当な先行投資がなされていたものと思われます。

デビュー…そして、契約不履行

特訓を重ね、ようやくタイガーマスクとしてリングデビューを果たした伊達選手。
しかし、『虎の穴』と契約時に交わした<ファイトマネーの50%を上納金として『虎の穴』へ納める>という事項を個人的な事情で破棄してしまいました。先行投資分を回収できない『虎の穴』側は激怒し、同養成所出身レスラーへの見せしめとして伊達選手の興行を邪魔します。
具体例を挙げると、『虎の穴』出身レスラーを絶えず対戦相手として組ませて伊達選手の命を狙ったり、タイガーマスクファンの子供さらったりと非道の限りを尽くしました。

伊達選手はその後、交通事故で亡くなりますが、その死にも『虎の穴』がかかわっているのではないかと憶測を呼んでいます。
生前、ランボルギーニを乗り回していた伊達選手の羽振りの良さから見ても、悪役レスラーは儲かる仕事であることが伺えます。個人的な事情があったとしても、上納金を滞納する前に車を処分するなど誠意の見せようはあったのではないでしょうか。
皆さんも、契約書に判を押す時は、不履行時のペナルティについても確認しておきましょう。

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