"鬱SF"の全てが詰まった作品・『白いパイロット』

"生まれてすぐに一人は奴隷、もう一人は王子と運命を分かたれた双子の少年。実は彼らには国家を揺るがす多大な秘密があった…"1960年~62年のあいだ週刊少年サンデーにて連載された作品です。

あらすじ・ストーリー

軍国主義の国・ミグルシャ王国で、秘密警察に殺されたポスク博士には、双児の子どもがいました。
博士の死後、その子どものうちのひとりは、女王に拾われてマルスという名の王子になりました。
そしてもうひとりは、奴隷として地下工場へ送られ、日本人の伴俊作が、大助と名づけて育てたのです。

出典: tezukaosamu.net

大助は、父と7人の仲間たちと一緒に、万能ジェット機・ハリケーン号を奪って工場を脱走し、王国を相手に、奴隷たちの解放を目指して戦いを挑みました。
ところが、そんな中、大助とマルスは、自分たちの重大な秘密を知ることになり…

出典: tezukaosamu.net

王子様とレジスタンス・リーダーと

同じ顔でありながら反転的な運命を生きてきた少年たち。チャンスをうかがい奴隷から抜け出したダイスケは、やがてマルスと一戦交えることとなります…

双子の少年、実は…

離れているのに何故か互いの痛みを感じ、互いの想いを通ずる少年たち…ネタばれになりますが、後々二人は双子ではなく国家機密を伴った"同一人物"(=クローン)であることが判明します。

どちらがオリジナルなのか…?!最後まで予測だにできない展開が続きます。

まとめ

クローン、反体制レジスタンス、空中戦etc…暗いSF好きに持ってこいの要素がギュッと詰め込まれたのがこの作品です。この要素にグッとくる方、下記サイトよりお試し読みをしてみてはいかがですか…?

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