目次

  1. もし高校三年間をやり直せるとしたら
  2. 過酷な「運命」を変えられるのか
  3. イラストレーターの正体は…

今回は若干のネタバレ要素を含みます。ご注意ください。

もし高校三年間をやり直せるとしたら

「じゃあ、もう一度高校生活三年間を生きられるとしたら、どうする?」(1巻6ページから引用)
ぱっとしない、イベントらしいイベントもない、彼女を作ることもできなかった地味な高校生活。やり直せるものならやり直したい、そう思えてもおかしくないかもしれませんね。
「アオイハルノスベテ」(作・庵田定夏、イラスト・白身魚)の主人公もそんな高校生でした。その提案を受け入れて高校生活をやり直すことになったのですが、現実はそんなに甘くなかったようです。

Aoiharu

過酷な「運命」を変えられるのか

「そう。でも運命が変えられる訳じゃないから勘違いしないで。歩みは変えられるけど、最後に辿り着くところは絶対に一緒。君は死ぬ」(1巻35ページから引用)
これが主人公に突き付けられた運命だったのです。どんな希望を抱こうが、どんな高校生活を送ろうが、高校最後には「死」が待っている。
「将来がない。未来がない。希望がない。人生をやり直して三年前に戻れてラッキー。ふざけんな。それは俺が、余命三年ってことじゃねえか」(1巻112ページから引用)
そう思ってしまうのも仕方ないでしょう。でも、そこで終わってしまっては主人公じゃありません。曲折を経て、主人公は自分の運命を変えようと動き始めるのです。
「真っ白にしてしまった約三年分のキャンバス。そこに俺がやりたいように書き込んでやる。これは俺による世界のリライトだ。そして俺は、俺の運命さえも上書きする」(1巻207ページから引用)
うーん、なかなかイケメンなセリフだと思いませんか?

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自分の運命を知ってしまった主人公の絶望は深い。

イラストレーターの正体は…

余談ですがイラスト担当の「白身魚」さん、「けいおん!」や「たまこまーけっと」などで作画監督を担当された堀口悠紀子さんの別名義です。「けいおん!」ぽいイラストなのも、そりゃ本人ですから当たり前です。とはいえイラストではアニメ塗りではなく、水彩画ぽい塗りをしているのが新鮮ではあります。

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どことなくあずにゃんに似てません?同じ絵師だから仕方ないのでしょうけれど。