Keishi Tanaka 渋谷系再来!

2002年に5人組で結成したriddim saunterのボーカルを担当。
2011年に解散をしたのち、Keishi Tanakaとしてソロ活動を開始する。
Alley tourの感想も含めご紹介したい。

FMでKeishi Tanakaの曲を耳にしたことがある人は結構いると思うが、渋谷系再来!と思った人も

いたのではないだろうか。私はは朝の東京FMで流れていたFloatin’g grooveを偶然聞いて、あまりにオシャレなサウンドに

テンションが一気にあがってしまった。

Floatin' Groove/Keishi Tanaka

ダウンロードして聞いてみると、昔のフリッパーズギター、初期の頃のオリジナルラブ、

そして流暢な英語の歌詞はラヴ タンバリンズを彷彿させるものがあった。

ただ、今の時代、オシャレ過ぎる曲が大ヒットするかというと難しいかもしれない。

どちらかと言うと、わかりやすい等身大の恋愛が表現された歌詞にひかれるパターンが

多いように思われる。

Keishi Tanakaのように、オシャレな上に歌詞も英語が多いとなると、間違いなく大ファンはできるが

ファン層を広げるにはちょっと苦戦するかもしれない。

ただ、個人的には大ファン、大音楽ファンのために活動をどんどんひろげっていってほしい。

渋谷クアトロで行われたAlly tourに行ってみると前列には20代~30代前半のファンが

気持ちよさそうに聞いて踊って客というよりはライブに参加しているようだった。

後列の方を見てみると80年代から音楽を愛し続けてきたであろう40代くらいの音楽ファンが純粋に

Keishi Tanakaの曲を聴きに来ているように見えた。

Keishi Tanakaは小柄でオシャレな少年といった印象だが、声量はかなりあるので

1曲目の「あこがれ」で会場を魅了し、アップテンポな「傘を持たないきみと音楽と」へつなぎ

ステージの上をジャンプするように踊りながら歌う姿からはライブを心底楽しんでいるのが

伝わってきてとてもさわやかだった。

最近、歌が上手いミュージシャンはたくさんいるが、Keishi Tanakaのようなセンスの良い、

ミュージシャンは貴重だ。若者から、音楽好きの大人まで幅広く聞いてもらいたいと思う。

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