世界樹の迷宮

世界樹の迷宮のレビュー・評価・感想

New Review
世界樹の迷宮
8

世界樹の迷宮シリーズについて

世界樹の迷宮は2007年にアトラスから3DS発売され、今もなお、Nintendo Switchで新シリーズが出ているロールプレイングゲームである。
このゲームは自分で好きにカスタマイズしてダンジョン攻略していくのが魅力だ。
明確な主人公はおらず、自分の好みでソードマンやパラディン、メディックなどの特徴ある職業を選び、性別や見た目、色あいなどある程度のパターンから好みのキャラが作れる。
そして自分で作ったキャラから5名選んで自分好みのパーティーも作れるのだ。
キャラの育成もいく通りもあって自分好みにカスタマイズできる。
ダンジョン攻略では地図も自分好みに自作できる。
サイの目状の地図に通ったところは色が変わり、スタンプもあるのでアイテム回収ポイントの目印もつけやすくなっていて簡単に自作できるようになっている。
プレイ画面はアトラスならではのキャラの目線で動く画面なので、自分が潜っているような感覚でプレイできる。
戦闘はコマンド式でオートモードもあるのでサクサク進めやすいし前衛後衛があるので戦略を立てる楽しさもある。
昼夜もあり、一定の時間でゲーム内の時間が進むし宿屋で朝と夜を選べるので現実時間で待たなきゃいけないなどのタイムロスもなく進められる。
ストーリーは冒険者としてクエストを受けていると進んで行くので、メインストーリーだけでなくサブストーリーも自分で選んで進めていくことができる。
1作品ごとに完結しているため、どのソフトから始めても楽しめる。
自分で作り上げてじっくり気長にプレイするのが好きな人におすすめのゲームだ。

世界樹の迷宮
8

かつては紙とペンで記した異世界地図

いつからゲームはオープンワールド形式ばかりになったのでしょうか。昔のRPGというものは、ゲーム画面に表示される壁や行き止まりを方眼紙に鉛筆と消しゴムで書き込み、自身の異世界地図を作っていたと言う方も居るでしょう。
しかし今や、テレビ画面の前で方眼紙に鉛筆と消しゴムを準備するなんて。そんな集中力も時間も根気も、もう持ち合わせてないな、そんな貴方にこそ一度体験してみていただきたいゲームがこの「世界樹の迷宮」シリーズです。
古き良きマッピングという作業をタッチペンと二窓のハードで行うシステムのため、DSやDSLightでのみの展開になり、ハードが手に入れづらいという点が減点です。
また、このシリーズの特徴として敵の手強さがあります。
正面からぶつかって力尽くで勝つもよし、攻略をイチから組み立てて綿密に倒すもよし。
パーティー面子を揃え、スキルを組み立て、武器や防具を集めるためにさらに迷宮を歩き回り、そうしてやっとボスを撃破する。その果てに踏み入れた新しい階層のグラフィックの美しさ、音楽の優美さも、この強敵や難敵が潜む迷宮を踏破したくなる要素の一つです。
マッピングを楽しむもよし、ボスよりも手強い敵に挑むもよし、防具や武器だけではなく、特別なアイテムを作るために迷宮を歩き回るもよし。貴方だけの異世界地図を書きながら、世界樹を擁する世界観に酔いしれてみてください。