目次

  1. 「真選組動乱篇」の基本データ
  2. 見どころ
  3. まとめ

「真選組動乱篇」の基本データ

漫画では、第百五十八-百六十八訓、コミックスでは、第19-20巻に掲載されました。

アニメでは、第101-105話で放映。 DVDは、シーズン其ノ参1-2巻に収録されています。

連載4年目の作品で、「真選組の元ネタになった新撰組が内輪モメばっかりしてる組織だったんで、こっちの真選組も一回くらいモメとくかと始めたシリーズです。」(「銀魂くんのあゆみ」から)と空知先生が書いておられます。

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ある日TVをつけると、「オタク」について討論する生番組に何故か新八が出ていた!「何やってんの、あいつ・・・」と銀さん。
しかも同じ画面には、どこかで見たようなヤツも!
何と!あの鬼の副長、泣く子も黙る土方十四郎が、バリバリのアニオタになっていたのです!

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話を聞けば、ある日手に入れた「村麻紗(むらましゃ)」なる刀の呪い(母にこの刀で斬り殺された引きこもりなオタクの魂が宿るという)によって、こんなヘタレたオタクになってしまったらしい。



その刀のせいで、「鬼の副長」とはとても思えぬ、不審な振る舞いが目立つようになり、土方を邪魔な存在と疎ましく思っていた真選組の参謀伊東鴨太郎からここぞ、とばかりに責任を追及された結果、土方は真選組を「無期限で謹慎処分」になったというのです。

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そんな状態の中、ほんのしばらくだけ本来の自分に戻った土方から「俺たちの真選組を守ってくれ」という「依頼を」銀さんたちは受けるのでした。

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その頃、真選組の参謀として近藤から厚い信頼を寄せられている伊東鴨太郎は、ひそかに隊内で仲間を募り、近藤を暗殺しようと企んでいました。

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その事を知った山崎が、土方に事実を知らせようと走りますが、彼の行く手を塞ぐ刀が!
それは鬼兵隊のメンバー、河上万斉。何とこの一件にも鬼兵隊が絡んでいた!斬られた山崎の安否は如何に!?

場面変わって再びオタクに戻った土方さんと銀さんたちは夜の街へでます。
そこに「山崎が斬られました!」と真選組の隊士達が土方を呼びにやってきました。
しかしその隊士達は、実は伊東の息がかかった者達。危険を察知した銀さん達は、土方さんの襟首をひっつかみ、真選組のパトカーを奪って逃走を始めるのです。


そしてその頃近藤は伊東と共に、新たな人材確保のため、武州へと向かう列車の中にいました。
ここで伊東はついに正体を表します。
今列車に乗っている部下の殆どが伊東の手先。ほぼ近藤に勝ち目はありません。

自分のことをすべてのものを自分色に染めてしまう「黒」、近藤を「白い御旗」と例えて話す伊東。

しかし近藤は大きく笑い飛ばして次のようなことを言うのです。

「さすが先生!面白い事言うなぁ。オレ達が真っ黒に染まった?なるほど、オレが白い布だとするなら確かにそうかもな。だが、オレなんぞいいとこ縮れ毛だらけのフンドシってとこかなぁ。白い御旗?そんな甘っちょろいもんじゃないさ。先生の周りにいる連中は知らんが、ヤツらは違う。ヤツらは色なんて呼べる代物じゃねぇ。言ってみりゃあ垢だよ。洗っても取れねぇ、染み付いちまった汚れだ。しつこくて洗っても取れねぇもんだから、しまいには愛着まで沸いてきやがって、困ったもんだよ。だが、汚れも寄せ集まって年季が入るうちに、見られるようになってきてね。いつの間にやら立派な御旗になっていやがった。学もねぇし理想もねぇ、理屈より感情で動くような連中だ。何を考えてるか分からん、得体の知れない連中だ。先生、あんたの手には負えない。ヤツ等は何色にも塗りつぶせないし、何者にも染まらん」

出典: CHUNOU2.BLOG97.FC2.COM

近藤さんという人間の器の大きさが感じられるシーンです。

そこへ現れたのは沖田。
伊東に組した、と思われた沖田ですが、そうではありませんでした。
彼にとって敬愛すべきは近藤だけ。
「そこをどけ。そこ(近藤)の隣は俺(副長)の席だ!」と言い放ち、剣を抜きます。

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見どころ

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アニメでの作画が素晴らしかったという評価が高いエピソードです。

特に黒と赤で表現された、沖田による反乱分子の惨殺シーンは、鈴村健一さん(沖田の声優さん)の的確な演技によって、より一層シリアスな迫力が増幅されました。

頬に飛び散った血に舌なめずり。沖田の狂気を感じるカット。

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オタクになってしまった土方の尻をたたき、今にも壊れそうなパトカーで近藤達が乗った列車を追いかける万事屋たち。銀さんが真選組の制服(マフラー付きの)を着た珍しいシーンが見られます。

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「鬼の副長」と恐れられる土方が、オタクに!中井和哉さん(土方の声優さん)のアフレコがオタクの「トッシー」をほんとに生き生きと(?)www表現していて、台詞のいちいちに笑えました。

これは、新発売になるお気に入りな美少女フィギュアを「観賞用、保存用、そして実用用」の3体買いたいので、それを万事屋に手伝ってほしいと頼むトッシーです。
「実用用」って・・・・。

そして、自力でトッシーをねじ伏せ、ようやく本来の自分に戻った土方が近藤に向けていう一言もいい。

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「あんたは真撰組の魂だ
俺達はそれを護る剣なんだよ」

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「俺は・・・
真撰組副長 土方十四郎だァァァァァ!!!」

きたーーーっ 土方十四郎ふっかーつ!

伊東鴨太郎は、史実の新撰組に実在した隊士、芹沢鴨と伊東甲子太郎の二人がモデル。
「キャラクターはどちらかというと、伊東甲子太郎を参考にしている」と空知先生は仰っています。(「銀魂くんのあゆみ」より)
伊東が死ぬ間際、初めて実感する仲間達との「絆」。
その描写がとても美しく印象的でした。

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「あり・・・がとう」