世界の美しい図書館

誰もが自由に無料で本を手に取り、知識を吸収することができる公共機関―図書館。日本ではお役所が運営していたり区民センターなどに併設されているというイメージが強いですが、世界にはとても美しい図書館があります。死ぬまでに一度は見てみたい、美しい図書館を集めてみました。

幻想図書館(ブラジル/リオデジャネイロ)

1837年設立時の古書が収められた図書館。
建物に一本踏み入れると、360度、3、4階に渡って
古書がズラリ。200年前にタイムスリップした感覚。
ハリーポッターに出てくる図書館みたい。
古書に触れることは厳禁。入場料無料。

ヴァスコンセロス図書館(メキシコ/メキシコシティ)

建築家アルベルト・カラチのデザインしたこの図書館は、
書架を天井から吊るし、まるでSF映画のよう。
100万冊までの拡張性をもつといわれている。

ストラホフ修道院図書館(チェコ/プラハ)

プラハ城を観た後に、少し遠回りしてこの
ストラホフ修道院に行きました!ここは広い庭園の中にあり
建物自体も美しいのですが、中に入ってまず目を奪われるのは
天井面全体に描かれた見事なフレスコ画と、壁面の棚に
びっしりと納められている貴重な蔵書の数々でした(哲学の間・神学の間)

トリニティーカレッジ図書館(アイルランド/ダブリン)

正直、私は訪れるのが2回目です。
ここのロングルームのベンチに座って、
映画のセットのような本棚を見ながら
「昔はこんな感じかなあ」と、想像しているのが好きです。
1階の資料館?の本は美術館の展示品を見るよりも
1つ1つがすごいと思いました。

新アレクサンドリア図書館(エジプト/アレクサンドリア)

紀元前300年ごろにあったとされる古代最大で最高の
図書館。度重なる戦火と略奪により消失しましたが
エジプト政府とユネスコの協力により2001年に再建
されました。博物館とプラネタリウムも併設されています。

コインブラ大学ジョアニナ図書館(ポルトガル/コインブラ)

図書館が蔵書する 16世紀から18世紀の書物300,000冊は、
金箔塗りの美しい書棚に並べられています。

ジョージ・ピーボディ図書館(アメリカ/ボルチモア)

この図書館は「本の大聖堂」と呼ばれており、
写真はその閲覧室。床は大理石、6階まで吹き抜けで、
蔵書の並び方に厳格さを感じるほど整然としている。
しかしこの閲覧室、夜になるとイベントスペースとして
貸し出されている。学会などだけではなく結婚式や
パーティーの会場としても使われており、厳格な雰囲気から一転、
華やかな場となっているのだ。

ワシントン大学スザロ図書館(アメリカ/ワシントン)

ここは世界でもっとも美しい図書館の一つに選ばれた
こともある。学生でなくても入ることができるので、
シアトルに用事がある人は訪れてみると良いかも。

アドモント修道院図書館(オーストリア/シュタイヤマルク州)

ここは、ザルツブルク大司教のゲープハルトによって創設された、
オーストリアでも由緒ある修道院図書館です。
バロック様式調の美しい空間はまさに圧巻の一言で、
彫刻や天井フレスコ画が芸術的にマッチしており、
言葉を失うほどのコントラストの美しさです。

シュトゥットガルト市立図書館(ドイツ/シュトゥットガルト)

まるで別世界に足を踏み入れてしまったような
錯覚さえしてしまう、ドイツのシュトゥットガルト市立図書館。
椅子と本以外は全て純白で統一され、柔らかな間接照明が
無機質な空間を調和し、温かみのある空間を作り上げています。

紀元前の遺跡から、最新鋭の名建築まで
知の遺産100館を巡る旅

とんとん
とんとん
@tonton

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