新しい感覚は考えることから始めるんだ。そう問いかけてるような「マルセル・デュシャン」

立体作品から平面ものまで、自由に作品を作ってきたマルセル・デュシャンをまとめています。「あっ、この作品の作者」と思う方もいると思いますし彼が作品に込めてきた思いを感じ取ってみましょう。

上の作品を見てみると妙に説得力が増します。

私は働くよりも呼吸をしていたい。

マルセル・デュシャン(芸術家)

出典: matome.naver.jp

奥が深い言葉です。

既存の芸術を疑い続けた芸術家、マルセル・デュシャン。彼の優れていたのはどういった点にあったのでしょうか。その一つに、常に既存の常識を疑うという姿勢でしょう。彼はそれまでの絵画の在り方を「網膜的絵画」として否定しました。彼は芸術を「眼の問題ではなく頭脳の問題である」として、鑑賞者の思考に訴えかけようとしました。

出典: www.tnews.jp

マルセル・デュシャンの作品群を見て、自由奔放で羨ましい気がしました。また、上の絵画作品のようにしっかりと美術について学んできたはずなのに、「眼の問題ではなく頭脳の問題である」と考えたのは興味深いと思いました。
網膜的絵画と言葉が難しい気はしますがようはもっとやれる事があるんじゃないか。それをまず理屈から考えて欲しいと言いたかったかもしれません。

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@keeper

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