現代的アート辞典:不思議な「アヴァンギャルド」

アヴァンギャルドについてまとめています。前半で紹介しているアヴァンギャルドと後半で紹介しているアヴァンギャルドは全く意味合いが違ってくると思います。

アヴァンギャルドとは

本来は軍隊用語だったが、転じて芸術の前衛的傾向に対して使われるようになった。今では、主にシュールレアリズムや抽象芸術などのような、伝統的な芸術の価値観と反する傾向を指す。

出典: www.weblio.jp

アヴァンギャルドの作家達

シャガール

ウラジーミル・タラソフ

ロトチェンコ

上の各作家達について

シャガールの流派

キュビスムの技法を取り入れ、故郷の風物の追想や幻想を描いた作品で、エコール・ド・パリの画家として注目される

出典: kotobank.jp

そのキュビズムとはなんでしょうか?

立体派と訳される。それまでの絵画の「視覚のリアリズム」に対して「概念のリアリズム」を主張し、三次元的現実社会の概念を二次元的に翻訳するとともに、絵画を一つの美的存在として結実させることを目的とした。

出典: www.weblio.jp

シャガールの作品より。
確かに概念を主張しなければこんな作品は描けないでしょうね

ウラジーミル・タラソフの流派

ウラジーミル・タラソフなど。

共産主義プロパガンダを目的とするこれらのアニメーションは、とにかくアメリカ的資本主義に対する憎悪が画面の至る所に溢れている。スクリーンから放たれるパッションが凄まじい。

出典: musiccinema.blog12.fc2.com

ただならぬ事をしている雰囲気は感じます。

ロトチェンコの流派

写真に関しては、構成主義的な斬新な感覚を積極的に持ち込んだ。 特別な技術・技法を用いずに、例えば、画面を斜めにすること(しかも、強い線を画面に持ち込み、斜めであることを強調する)、人物像などにおける極端なアップ、急な角度で見上げたり見下ろしたりといった視線などの極めてシンプルな手法で、写真ならではの機能を最大限に引き出した作品群を残した。

出典: ja.wikipedia.org

ロトチェンコの作品より。
白黒の冷たい感じがなかなか好きです。

アヴァンギャルドは今でも生き続けているらしいです。

今一番アヴァンギャルドなファッションとは何か。
そう考える前にアヴァンギャルドの意味を振り返ってみましょう。
それは前衛芸術、前衛美術のこと。そしてロシア革命前に起こったロシアアヴァンギャルドのように、時代を動かすエネルギーなのです。では現代のエネルギーは何処に向かうのか。
それはオタク文化、いわゆるアニメや漫画です。オタクといって蔑まれたのは過去のこと。
様々な作品が世界を席巻し、日本に憧れる若者が増えて来ました。

出典: beppu-kings.com

外国人としても特異なものに見えて、このようにコスプレすればアヴァンギャルドとも言えるかもしれません。

日本のアニメなのに着物ではなく、メイド服が登場するのは日本と言う価値観の脱却だからアヴァンギャルドと言えるでしょうか?

アヴァンギャルドと言っても時代によって解釈は変わるかもしれないと思いました。
ただ微妙に意味合いが違うかなと言うのが率直な感想に近いです。
シャガールなど前半の上のアヴァンギャルドが今の主流とかが気に入らなくてそう運動を起こしたとしたら、
オタク文化とかのアヴァンギャルドは別に今の主流は、少なくともシャガール時代のほど気に入らなくてもそうコスプレとかやるんじゃないかと思います。

keeper
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@keeper

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