目次

  1. ヤマシタトモコ「さんかく窓の外側は夜」
  2. 三田織「ほっぺにひまわり」
  3. 山本小鉄子「マッドシンデレラ」

ヤマシタトモコ「さんかく窓の外側は夜」

書店員の三角は、昔から不気味なモノを視てしまう体質で、除霊師の冷川にその才能を見い出され、無理やりコンビを組まされてしまう。
冷川はすご腕ではあるが、情緒や生活能力に欠けており、お茶出しや「空気読み」など三角の出番は多い。
そんな中、ある殺人事件に遭遇し…。
日常に潜む恐ろしくかつ不思議な現象を見つけてはズバリ解決、凸凹コンビの霊感エンタメ!

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今、話題となっている作品がこちら。「HER」、「BUTTER!」、「ドントクライ、ガール」等の作品で、BL誌・一般誌問わず人気を博すヤマシタトモコさんの作品。こちらは、BLマンガレーベルから発売されていながら「悪霊退治」というホラー、サスペンス要素が強く、恋愛描写がほとんどないために「一般向けのバディ物」と解釈されることも多いのですが、あえてBLマンガとしてご紹介させていただきます。

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なぜなら、直接的な恋愛描写はまったくないのに「エロイ」から! 平凡な書店員である主人公の三角くんが、謎多き美青年冷川さんにそそのかされるまま行う除霊は、なぜか快感を呼ぶのです。

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そして、三角くんをうまーく転がし手中に収める冷川さんは、とにかく謎多き人。端正な顔立ちの裏に、嫉妬? 独占欲? を匂わせる描写に注目。

溺愛、というよりももっとヤンデレ寄り?
三角くんが自分だけのものでないと気がすまないという彼に、ノンケフツメンの三角くんは知らず知らずのうちに懐柔され……。

三田織「ほっぺにひまわり」

Himawari

第一弾では「ブサイク受け」として、田中鈴木さんの「あいつの大本命」をご紹介しました。
そちらに続き今回オススメするのは「ぽっちゃり受け」!

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ぷくぷくでかわいく、だからこそイジられキャラなヨネちゃんと、野球部のイケメンアライ君。
ふたりのほわほわとした可愛らしい恋愛模様がたまりません。

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攻め君の「かわいい、かわいい、好き!」という純粋な気持ちが溢れてくるような描写がきゅんとさせます。
恋人同士のエロチックな関係……というよりも、小動物同士のじゃれつきのような関係性がとにかく魅力!

また、同時収録「深い森」は、伯父さんと甥っ子の関係を描いた、タイプの異なるおはなし。こちらもおすすめです。

山本小鉄子「マッドシンデレラ」

日本有数の財閥の家に生まれた帝人朔一と、生まれも育ちも一般家庭のどちらかというと大雑把に育った貴志良太。
ふたりは家が隣で、幼稚園も小学校も中学校も一緒の幼なじみだ。
だけど、中学三年の冬、良太は留学前の朔一からプロポーズされる。
そして、数年後、音信不通になっていた朔一がいきなり良太の前に現れて!?
良太大好きな王子様・朔一とたくましい庶民派代表のプリンセス(!?)良太の初恋物語、ついに登場!!

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Mad4

超大手財閥の跡取り息子! イケメン! 秀才! 受け一筋! でも好きすぎてちょっとおかしい! ちょっと変態! ちょっとヘタレ! というスーパーダーリン系の攻めと、学生向けアパートの管理をしながら細々生活する受けの、身分違いの恋。

トンデモ展開の連続で、だからこそ楽しめるまさに王道ラブコメディです。

Mad3

受けキャラ良太の魅力は、太眉・ムダ毛もありのどこにでもいそうな平凡男子……なのですが、攻めに対してのみ可愛い表情を見せたり、攻めの行いがあまりよくないと思ったときには、周りの使用人のように下手に出るのではなく、攻めのことを想ってしっかりと注意をしたりする誠実さ。

Mad

スパダリ系攻め様の朔一は、良太のこととなると何をしても「カワイイ!」ばかり、怒られれば拗ねて、変態ヘタレなところもあり……大好きな良太となかなか関係を進められずバタバタする姿が可愛らしいキャラクターです。

Mad5

いい雰囲気なのに、ギャグ展開や邪魔者登場でなかなか進展しない……! と、読者もやっぱりバタバタさせられてしまいますが、2015年4月に発売された5巻をもってついに完結!

一気にラストまで読んでもらいたい名作です。