Happy Tree Friends(ハッピーツリーフレンズ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

「Happy Tree Friends」とは、アメリカのアニメ会社「Mondo Media」製作のフラッシュアニメ作品。略称は「ハピツリ」「HTF」など。公式サイト又は公式Youtubeで視聴することが出来る。半擬人化の獣人というコミカルなキャラクター達が可愛らしいが、ほぼ全ての話で残酷でグロテスクな表現があり、日本ではトラウマ作品としても名高い。PG-12指定。

CV:Sarah Castleblanco

紫の鹿。白いメイクをしている。
名前の由来は「パントマイム」の「mime」。

喋らないのか喋れないのかは不明だが、言葉を発する事は無く、身振り手振りやパントマイムで意思疎通を図る。
日本語のサイトでは喋れないとされている。
言葉は話さないがうめき声などの声にならない声を出すことはある。
電話でもパントマイムで伝えようとし、なかなか人に正しく意志を伝えられない。
特に盲目のザ・モールと喋れないマイムとでは相性が悪く、全く意思疎通が図れない。
ハロウィンの話ではモールにカボチャと勘違いされ、頭部をジャック・オ・ランタンにされた。
手先が器用で一輪車に乗ったりジャグリングなどが得意。
喋らないため性別は分からないが恐らく男の子。二次創作では女の子として描く人もいる。

リフティ・シフティ

CV:Mark Giambruno / Kenn Navarro

緑の双子のアライグマ。
帽子を被って居る方が兄のシフティ、帽子を被っていない方がリフティ。
名前の由来は、リフティは「盗む」という意味の「lift」、シフティは「策略家・ずるい」という意味の「shifty」。

いつも二人一緒に行動し、単独で出てくることは無い。
大抵はヒールキャラとして登場し、強盗や詐欺などをして他のキャラを騙したり陥れたりする。一時的に良い思いをするが、その後は必ず痛い目にあって死ぬ。
そのため死亡率はかなり高い。
兄弟は仲が悪く、喧嘩していたりお金を取り合っていたり、ピンチ又は瀕死になっている片方を見捨てたりする。
クリスマスの話ではこともあろうかフリッピーの家に忍び込んでしまい、怖ろしい目にあって死んだ。
またスプレンディドが死ぬ原因になったクリプトナッツを持ち出したのはシフティとリフティで、やはりこちらでも酷い目に遭い死んだ。
大抵は二人一緒に死ぬが、シフティだけが死亡した話もある。

ラッセル

CV:rancis Carr(旧 - Jeff Biancalana)

水色のラッコ(男性)。
名前の由来は、実在する男性の名前「Russell」。

海賊のような格好をしているが、略奪行為など海賊っぽい行動は一切しない。
海に関する話が多く、釣りや泳ぎが得意。
右手のフックは大抵は普通に手として使われている。
義足で靴が履けないのに家には靴が置いてある。
ラッセルがメインになる話ではランピーとの共演が多い。
左右反転しているため、フックが逆になったり眼帯が逆になったり、またヒゲがあったりなかったりと、デザインの変遷が激しい。

ザ・モール

CV:無し

ピンク色の盲目のモグラ。
名前の由来は「モグラ・ほくろ」という意味の「mole」。

盲目でいつも杖をついていて、耳は聞こえるが何故か喋らないキャラクター。
盲目ゆえにピンチに気づかずそのまま事故に巻き込まれる事も多いが、驚くべき運で回避し生き残る事も多い。
また、盲目と言うだけでは説明が付かないほど天然な性格なのか、眼球とリンゴを間違えたり、ランピーとギグルスを間違えたりなど、うっかりさんな面も目立つ。
しかし目が見えないと出来ないカメラマンや医者をしている話があったり、普通に目が見えているような描写もたまにある。
その話だけ見えている設定ではなく、全て見えない上で勘で上手くやっている可能性もある。
さらに車を運転し、見えないため何かにぶつかるまで止まらなかったり、誰かをはねても気づかないなど、非常に危なっかしい。
そのためトラブルメーカーになることも多く、悪気は無くても他人を殺してしまったりなど加害者率が高い。
ホクロは時限爆弾という設定もある。
番外編の「Mole In The City」はモールが主人公の話。

クロ・マーモット

CV:無し

氷漬けになった緑色のマーモット。
名前の由来はクロマニョン人(Cro-Magnon)とマーモット(marmot)。

氷漬けになった原始人の姿をしている。
そのため喋る事は無く、手足が動く事も無い。
しかし店員をしていたり、車の運転をしていたり、明らかに意志を持って登場している。
どのように行動しているのかは不明で、ハンディと同じく詳しい方法が映像で見えることは無い。
自転車に乗っていた時はクロ・マーモットは微動だにせず、ペダルだけが回っていた。
体の周りに氷があるためか死亡するケースは少なめ。
氷は海に落ちても溶けずむしろ海を凍らせ、家に居ると周りを氷点下まで下げてしまう。
雪の傾斜を滑ってペチュニアを轢き殺してしまうなど、氷が凶器になりうる。

ラミー

CV:Renee T. Mac Donald

紫色の子羊の女の子。
名前の由来は「羊」という意味の「Lamb」。
公式で行われた、一位になったキャラが新キャラとして追加するという新キャラ選挙で一位になり、ミスターピクルスと一緒に新キャラとして加入した。

いつもミスターピクルスと一緒にいる。
ミスターピクルスが他人に悪さをするのを見てそれを止めようとし、結果として周りのキャラを殺してしまうタイプのトラブルメーカー。
他人からはミスターピクルスはただのピクルスとして見えるため、殺したのはラミーのせいと見られ、逮捕された事もある。
しかしピクルスと再会すると嫌な顔をせず喜ぶなど、ピクルスに対して寛容。
ラミーが出てくる話では、人気投票でラミーと争った青い豚のトラッフルズがモブキャラとして登場する。

ミスター・ピクルス

CV:無し

シルクハットを被ったキュウリ(ピクルス)。ラミーの友人。
メインキャラの中で唯一擬人化していない。

顔に髭、頭にシルクハットをつけていて、紳士っぽい雰囲気を持っている。
しかし微笑んだ表情のまま周りのキャラを殺したり怪我を負わせたりなど、フリッピーに続く凶暴な加害者キャラ。
ラミーに見せるように他のキャラ達を殺そうとし、ラミーがそれを止めようとした結果ラミーが殺したように見えてしまい、ラミーは刑務所に入れられた。
だが、ミスターピクルスはラミーを追い、刑務所の食事として現れて、ラミーと再会する。
ラミーはミスターピクルスを人格のある生き物としているが、周りから見るとただのキュウリで、シルクハットも髭もない。
そのためラミーの架空の友人という見方、又はラミーの凶暴な人格が視覚化されたもの、という意見もある。

『Happy Tree Friends』の名シーン・名場面

皆で動物園へ行く

この後に起こる悲劇も知らず、皆でオープニングのメロディを歌いながら楽しそうに歩いている。

ランピーは、カドルス・トゥーシー・ペチュニア・フレイキー・スニッフルズを連れてバスで動物園へ行く。
子供達は、ランピーがどこにどの動物が居るのか見てどこから回るか考えている間に、自分の見たい動物の所へ走っていってしまった。
フレイキーだけは自分の意思ではなく、周りが居なくなったから慌てて一緒に走っていった。
カドルスとトゥーシーはマンドリルの檻の前に行き、棒でマンドリルを突っついて遊んでいた。
二人が去った後スニッフルズがやってきて、追いかけてきたランピーにマンドリルと一緒に写真を撮るように言う。
スニッフルズは最初は檻から離れていたが、写真に収まらないのかランピーに言われるがままマンドリルの直ぐ近くまで近寄る。
案の定、スニッフルズはマンドリルに捕まり暴行される。
慌てたランピーは近くにあった非常ボタンならず非常吹き矢のガラスを割り、吹き矢を手に入れる。
しかし直ぐ近くでペチュニアがアイスを食べていて、ガラスの破片がペチュニアの顔に刺さる。
さらにランピーは慌てて、どちらを優先すべきか迷った結果スニッフルズを助けようとするが、既にスニッフルズは助からないくらいグチャグチャにされていた。
ランピーが吹き矢を飛ばすと、何故かランピーの前方に歩いて行ってしまったペチュニアに命中し、ペチュニアは近くにあった蛇の居るゾーンに落ちてしまう。
ランピーはペチュニアを助けようと吹き矢を吹こうとするが誤って逆にセットして吸ってしまい、ノドに吹き矢が刺さって倒れてしまう。
ランピーが目覚めると既に夕方になっていて、蛇のお腹がペチュニアの形に膨らんでいた。
ペチュニアを救うためランピーは蛇と格闘するが、自分も飲み込まれてしまい、持っていた刃物でお腹を突き破って脱出する。
しかしもうペチュニアは手遅れであった。
その頃、カドルスはトゥーシーの背に乗り、壁の中にいるサイを覗き穴から観察する。
そして覗き穴から棒を入れて突いたり、刃物でツンツンしたり、最後には熱した鉄でサイを刺激した。
カドルスはやりたいだけやると去ってしまい、トゥーシーはサイを見る事が出来ない。
そこへランピーがやってきて、トゥーシーはランピーに抱っこするように言う。
ランピーはトゥーシーを抱っこしてあげるが、遠くから誰かの叫び声が聞こえ振り返ると、丁度その瞬間にサイが覗き穴を角で突き、トゥーシーの頭部を刺した。
トゥーシーの異変には全く気づかず、ランピーは近くにあった台を持ってきてトゥーシーを乗せて叫び声のほうへ行った。
叫び声を上げていたのはフレイキーで、無害な小さなヒヨコを怖がっていた。
ランピーは駆けつけた拍子にヒヨコを踏み潰し、それを見てフレイキーはさらに叫び声をあげる。
ヒヨコが怖いのだと思ったランピーはフレイキーを抱っこし、大量のヒヨコを踏み潰しながらヒヨコの居ない場所まで走っていく。
ランピーがヒヨコの群れの中で転んだため、フレイキーは踏み潰したヒヨコの血で全身が汚れ、頭にはヒヨコが何匹も刺さっていて、さらに発狂する。
丁度その頃、カドルスは風船を膨らませるボンベに入ったヘリウムガスを吸って遊んでいた。
そこに先ほどのマンドリルが檻から抜け出してやってきたため、カドルスは驚いてガスボンベで目玉を突き刺してしまう。
ヘリウムガスがカドルスの体に入り、刺した目玉と逆の目玉が風船のように膨らんで行った。
一方ランピーはフレイキーを泣き止まそうと、近くにあった風船を手探りで手に取り、バルーンアートを作ってフレイキーにプレゼントし、フレイキーを優しく抱っこした。
フレイキーは泣き止んで少し楽しそうにしたが、良く見るとそのバルーンアートはカドルスの目玉で、フレイキーは気絶した。
ランピーがバスへ戻り点呼を取ると、そこには蛇の体内で半分溶けたペチュニア、目玉が風船になったカドルス、カドルスの目玉を持って震えているフレイキー、頭部を刺されて死んでいるトゥーシー、そしてスニッフルズのメガネをかけたマンドリルがいた。
ランピーは全員居ると確認し、バスを運転して帰った。
しかし帰り道ランピーの叫び声が上がる。恐らくマンドリルがランピーを襲ったのである。

Nico93908
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@Nico93908

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