坂本ですが？（アニメ・漫画）とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

CV：くじら

久保田の母。
韓流ドラマが好きで、冬のプリズムに出ているチョン・チョリソーが好き。
坂本がチョリソーに似ていることから坂本に一目惚れをし、禁断の恋をしてしまう。
隙あらば坂本を触ろうと付け狙っているが、坂本の演出により坂本をテレビの人間と思い諦めた。
その後やはり坂本は現実に存在すると気づき、息子に変装して学校へ行くなどバイタリティ溢れる行動を取った。
坂本自身に触る事は叶わなかったが、坂本の優しさに触れ、自分は母親であることを思い出して坂本を諦めた。

『坂本ですが？』のスタイリッシュポーズ集

本作の一番の見所は、やはり坂本のクールでスタイリッシュな姿である。
何をやっても様になり作中の女性達はハッとするが、視聴者からはシュールな笑いを生む。

『坂本ですが？』の名シーン・名場面

坂本とあつし

元々は坂本を嫌い、坂本をいじめていたあつしであるが、火災で助けられたことをきっかけに坂本に憧れを抱くようになっていく。
坂本を想う姿は作中の誰よりも健気であった。
あつしはタバコを吸っていたが、坂本によってタバコの代わりにシャボン玉を吹くようになり、坂本がいるからという理由で季節行事にも参加するようになった。
坂本が公園の大きな穴から坂本がブラジルへ行ったのだと勘違いした時は自分も後を追おうとした。
あつしは坂本と対等になりたいと思い続けていたが、色々と規格外な坂本には手が届かない。
雪合戦で勝負をした際に坂本があつしにカイロをあげたが、それを対等ではない故の施しだと勘違いし、傷ついてしまう。
そこを深瀬に付け込まれ、坂本がいなければ辛い思いをしなくて済んだのではないかと心に迷いが生じる。
三年生の卒業式の日に深瀬に言われた通り坂本を消し去ろうと暴れ周り、その結果体育館のギャラリーから落ちそうになるのを坂本に救われる。
その際に坂本の手を負傷させてしまい、後で泣いて謝った。
坂本が学校を去る日にはパイ投げに参加し、沢山勉強をしてアメリカへ行く坂本と同様に自分もアメリカへ行くと、後を追いかける発言をした。
どこまでも坂本を慕っているようである。
坂本の方も、あつしに対して友情を感じているようで、あつしの行動に度々付き合ったり、あつしが卒業式で暴れた際にはあつしの感情をさらけ出せる部分が魅力だと言った。

坂本と久保田

坂本はある日カツアゲされている久保田を目撃する。
久保田は坂本に助けを求めると、坂本は考えがあると言い、久保田と共にアルバイトを始めた。
しかし久保田は働いて稼いだお金をカツアゲされそうになってしまう。
そこに坂本が登場して久保田を守り、久保田自身もいじめっ子を拒み、虐めっ子は去った。
以降久保田と坂本が一緒に居ることが多くなる。
8823先輩登場回では、不良たちに久保田が坂本の大事な物と認識されて、久保田は自慢の髪を剃られてしまう。
傷ついた久保田を見た坂本は8823先輩と勝負し、勝負に負けた8823先輩は久保田に謝り、髪に良いとされるわかめを久保田に差し出した。
本作ではクラスメイトの女の子が何人か登場するが、それを差し置いて久保田がヒロイン的なポジションに居る。
第三者から見た坂本の隣には大抵いつも久保田がいる。

パシリとして有能過ぎる故の結末

二年の不良「丸山」は、一年生を教育と称してパシリに使い快適に過ごそうとしていた。
周りの人間を見下す性格で、周りからは良く思われていなかった。
そんな丸山のパシリになったのは坂本であった。
坂本は丸山の言葉を「次世代の忍耐と洞察力を鍛える教育」とし、年上は敬う物だと丸山の命令に完璧に従っていた。
しかし坂本のそのおもてなし精神は徐々に丸山をダメにし、坂本無しでは生きられなくなってしまう。
坂本に一々命令することすらも面倒になってしまった丸山は、坂本に自分で考えて丸山をもてなすように言った。
坂本はトイレにも靴箱にもどこにでも現れ、過剰な接待を始める。
丸山は坂本の行為が怖くなり体育倉庫へ逃げるが、そこでも坂本が待ち構えていて、体育倉庫で一晩坂本の子守唄を聞きながら泊まることになってしまう。
坂本は解雇され、以降丸山はパシリを使わず自分で行動するようになった。
だが坂本を見る度に、坂本による過剰なおもてなしを思い出し嘔吐感に苛まれる。
一方坂本の方は自分の解雇理由を分かっていなかった。