目次

  1. 『坂本ですが?』概要
  2. 『坂本ですが?』のあらすじ
  3. 『坂本ですが?』の登場人物
  4. 坂本(さかもと)
  5. 1年2組
  6. 久保田 吉伸(くぼた よしのぶ)
  7. 前田 あつし(まえだ あつし)
  8. まりお
  9. ケンケン
  10. 黒沼 あいな(くろぬま あいな)
  11. 瀬良 裕也(せら ゆうや)
  12. 八木(やぎ)
  13. 藤田 恵(ふじた めぐみ)
  14. カナちゃん
  15. みーちゃん
  16. 上級生
  17. 丸山先輩(まるやませんぱい)
  18. 8823先輩(ハヤブサせんぱい)
  19. 深瀬(ふかせ)
  20. 教師
  21. 小林 茂(こばやし しげる)
  22. 角田(かくた)
  23. その他
  24. 久保田茂美(くぼた しげみ)
  25. 『坂本ですが?』のスタイリッシュポーズ集
  26. 『坂本ですが?』の名場面集
  27. 坂本とあつし
  28. 坂本と久保田
  29. パシリとして有能過ぎる故の結末
  30. 久保田母の坂本への愛
  31. 坂本を求め、息子に変装して学校に潜り込む久保田母
  32. 坂本と8823先輩
  33. 合コンへ行く坂本
  34. 隠し撮りで写った幽霊
  35. 誰が一番坂本とロマンティックな出会い方をしたか
  36. 『坂本ですが?』の主題歌
  37. オープニングテーマ「COOLEST」
  38. エンディングテーマ「無くした日々にさよなら」
  39. 原作コミック
  40. Blu-ray
  41. 公式HP

『坂本ですが?』概要

「坂本ですが?」とは、作者「佐野菜見」による漫画。全四巻で完結。
「このマンガがすごい! 2014」にてオトコ編第2位を獲得。
元々は『Fellows!』volume18に載った読みきりであったが、人気を得て連載化された。
2016年にはスタジオディーン製作でアニメ化した。
アニメ冒頭に流れるナレーションをルパンの次元役で有名な「小林清志」が担当した。
全13話であるが、熊本地震の影響で12話は放送されずBlu-rayのみ収録されている。

主人公「坂本」によるクール&スタイリッシュな日常を描いたギャグ作品。
荒唐無稽とも取れるほどのスタイリッシュでシュールな展開でコミック一巻発売時から話題を呼び、アニメも好評化であった。
アニメでは、作中不良キャラが喫煙するが「不良であるという演出的な表現である」と認められそのまま放送された。
声優は坂本の「緑川光」を始め、レギュラーキャラからモブキャラまで「石田彰」「杉田智和」「堀江由衣」などの豪華有名声優が多数起用された。

『坂本ですが?』のあらすじ

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古典的なトラップ、ドアに黒板消しを仕込まれるがクールにかわす坂本。

主人公「坂本」は、県立学文高校1年2組の男子生徒。
容姿端麗でや振る舞いは美しく、そして何をやっても絵になるスタイリッシュでクールな姿は、どこへ行っても注目を集める。
多くを話さないミステリアスな性格でありながら人情味があり、女子生徒からの人気は絶大で、校内だけではなく街中でも注目を集めるためマダム達をも悩殺する。
クラスメイトの不良「前田あつし」とその友達の「まりお」「ケンケン」はそんな坂本を僻み、坂本をいじめていた。
しかしあつしの行為は坂本に華麗に交わされ、全く効果が無かった。
あつし達は坂本を理科準備室に閉じ込め、恥ずかしい写真を撮って生徒に広めようと画策する。
だがあつし達のタバコの不始末が原因で火災が発生してしまう。
教室から出ようとするあつしたちであるが、不幸にもたまたま置いた箒が挟まっていてドアが開かなくなっていた。
動揺するあつしたちを他所に、坂本は火元の周りを反復横飛びで飛び回り始める。
反復横飛びの風で火を消すつもりなのだと思ったあつしたちは、坂本に続いて一緒に反復横飛びを始める。
理科準備室の下は職員室で、ドタバタ煩い音を聞いた先生が教室へ来たことで火は消され事無きを得た。
坂本は最初から人を呼ぶために音を立てていたのである。
そして事情を聞かれると、坂本は自分がアルコールランプの使い方をあつしたちに教えていた結果火災になったと先生に説明した。
あつしたちは坂本に対し、悪意では無い感情を芽生えさせた。

その後、坂本はクラスメイトでいじめられっ子の「久保田吉伸」と友人になる。
そして「瀬良裕也」「黒沼あいな」「藤田恵」を初めとするクラスメイトたちとも交流を持って行く。
二年生の不良である「丸山」や「8823(はやぶさ)先輩」に目を付けられ、関わりを持つ。
特に8823先輩とはタイマン勝負をしたり、食事マナーのサポートをするなどして信頼関係を結んだ。

季節は秋になり、文化祭の季節となった。
そこに不良達の間でも恐れられている三年生の「深瀬」が現れた。
深瀬は「留年している」「三十路を越えている」「バツ2」と言った噂のあり、殆ど学校に来ておらず、たまに暇つぶしに学校へ来て校内の人気者の居場所を奪うゲームを仕掛けるのが趣味の人物である。
深瀬は坂本が現在の人気者であることを知る。

坂本のクラスは文化祭で「未知との遭遇」をテーマにした展示をすることになっていた。
クラスメイト達はイマイチやる気が出ずにいたが、坂本のアイデアによってやる気を出し、クラス一丸となって展示物を作った。
しかし男子生徒の「安田」と「森田」はその空気に馴染めないで居た。
そこへ二人の前に深瀬が現れ、坂本の人気を奪って安田と森田が坂本の居たポジションに入ることの出来るある計画を教える。
翌日、風船で出来たクラスの展示物が全て割られていた。
そして掲示板には坂本の似顔絵と一緒に、坂本が風船を割った犯人であると言うポスターが貼られ、賞金1万円と書かれていた。
それによって坂本は校内の生徒達から追いかけまわされてしまう。
8823先輩は坂本の助けに入り、深瀬の存在と人気者の居場所を奪うという目的、そして現在は坂本を狙っている事を教えた。
坂本がクラスへ行くと、森田と安田が新しい風船を買って来て、展示物を壊されてションボリしていたクラスメイト達を盛り上げていた。
坂本はクラスメイトに犯人なのではないかと疑われるが、森田と安田が犯人でなければ知らない情報を喋ってしまい、二人が犯人であったことが発覚する。
二人は輪に入れなかった腹いせに深瀬の言葉に従ったが、本当は楽しそうに協力し合う皆が羨ましかったのだと白状する。
クラスメイト達はその言葉を信じて良いか疑うが、坂本は二人の手の平には風船を膨らますためのマメが出来ていることを指摘する。
二人は坂本を貶める計画の一環で、新しい風船を買って来て率先して新しく風船を作る作業をしていたが、それは二人にとって本当に楽しいものであったのだ。
その後クラスメイト達と二人は仲直りして文化祭は無事成功し、深瀬はより深く坂本をターゲットと認識した。

ある雪の日、雪遊びをあまり知らない坂本にあつしは雪遊びを教える。
しかし坂本はあつしが教えた以上の事を軽々こなしてしまい、あつしは坂本に自分が何かを教えることで坂本と対等になれると思ったのにと切なくなる。
そこへ深瀬が現れ、あつしに坂本と対等になりたいならタイマンをすると良いと耳打ちする。
あつしは坂本にタイマンの雪合戦を挑んだ。
だが寒さの中であつしは腹を痛めてしまい、勝負にも負けた。
ふと坂本に雪をぶつけられたお腹に手をやるとカイロがあり、それは坂本が雪玉に隠してあつしに投げ渡してくれたものであった。
これは坂本の友情表現であったはずであるが、あつしは坂本と対等になりたかったのにこれでは対等所か相手にもされていないと涙する。
そんなあつしにまたも深瀬が忍び寄り、坂本がいなければそんな悲しい思いをしなかったのにと語り掛けた。

坂本のクラスメイトで写真を撮るのが趣味の恵は、一年間で撮り溜めたクラスメイト達の写真を皆に見せて、焼き増しの注文を皆から受ける。
あつしは坂本の写った写真を貰おうと手を上げようとして止める。
雪合戦の一件があってからあつしの様子はおかしくなっていた。
自分が写った海での写真を一枚持ち出し、その時のことを思い出す。
坂本が海に潜ったのを真似して、泳げないのに坂本に続こうとしている所の写真であった。
本当に坂本が居ない方が良かったのかと迷うあつしの元にまた深瀬が現れた。
深瀬は坂本のせいであつしは自分を見失っている、何故ならあつしは不良であり学校行事に楽しく参加するような人間では無いのに、坂本の影響で行事にちゃんと参加するようになっていた事を指摘する。
自分はワルだと言うあつしに深瀬はタバコを渡す。
坂本と出会ってからはタバコをシャボン玉遊びに変更し、以降吸っていなかったのである。
深瀬は、坂本は手の届かない存在であり、だからこそ人を狂わすのだとあつしに言い、坂本を消すある方法を教えた。

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あつしは深瀬の言葉に惑わされ、思い出の写真を燃やしてしまう。

三年生の卒業式の日、坂本は一年生にして生徒代表のスピーチをする。
式の最中にバットを持ったあつしが乱入し、坂本を消し去ろうと壇上で暴れる。
8823先輩達はあつしを止めようとするが、坂本はそれを制止する。
坂本は壇上であつしの攻撃を華麗に避け、それを卒業式のための催し物かのように演出し、教師達はすっかり坂本に騙されてしまう。
坂本とあつしの攻防は体育館中で行われ、体育館のギャラリー(バスケゴールの付近にある細い通路部分)であつしは体勢を崩し落ちそうになってしまう。
坂本はあつしの手を取り助けるも、あつしはバットで坂本の手を攻撃し、手を離すように言う。
あつしはもう自分なんかどうでもいいと泣き出すが、坂本はあつしのそういう自分をさらけ出せる所が魅力だと言う。
坂本の手の握力が持たずあつしが落下してしまうが、坂本は自分のズボンを利用して手すりにぶら下がり、あつしを身を挺して救った。
あつしは坂本のズボンが半分脱げて太腿が露になってしまったのを見て、そこまでして救ってくれた事を知り暴走をやめた。
二人の行動は演出として扱われ、生徒達から拍手が起こった。

あつしは泣きながら坂本に謝り、8823先輩は深瀬に唆されたんだろうとあつしを慰めた。
坂本は8823先輩に怪我した手を応急処置してもらい、止血しに保健室へ行った。
保健室には三年生である深瀬が式に出ずにゴロゴロと寝ていた。
坂本が三年の卒業式なのにここに居て良いのかと聞くと、深瀬は卒業するつもりはないようであった。
深瀬から見ると卒業とは夜の海であり、入ったら最後海の藻屑になるだけで、そうとは知らない生徒達が希望を頼りに海へ向かう姿を特待席(留年)で眺めるのが乙だと語る。
坂本はそれは随分と窮屈そうだ、自分なら海へ飛び込んで新大陸を目指すと深瀬に言う。

8823先輩は深瀬をこのままにしておくわけにはいかないと思い、心中する覚悟でいた。
坂本は8823先輩達に良い考えがあるとある計画を持ちかける。

深瀬は卒業生退場の時にだけ式に出て、退場する卒業生を眺めていた。
そこに坂本と8823先輩率いる不良達が登場し、「外の世界がどんなに荒波だろうと、てめえだけの灯台見つけて泳ぐのが筋ってもんですよね」と言い、不良たちは腕を組む。
何をしているんだと戸惑う深瀬に坂本が膝カックンし、深瀬は不良達で作られた波に乗って退場していった。
坂本は「やれやれ。ちゃんと泳げてるじゃないですか」と見送った。
卒業式は無事成功し、深瀬は以降学校へ現れる事は無かった。

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不良達の作った波に乗って退場する深瀬。会場からはこれも演出として暖かく見守られた。

終業式の日、坂本は某宇宙開発組織に招かれたという理由で転校し、学校を去ることになっていた。
クラスメイト達は坂本との別れを悲しみパイ投げをはじめ、坂本にパイをぶつけようとする。
各々坂本にパイを投げなら、坂本に対する気持ちを語っていく。
坂本はパイを全て避け、坂本以外のクラスメイトは皆パイで顔が真っ白になった。
坂本はそんなクラスメイト達にいつものクールな顔で別れを告げ、教室を離れた。
靴箱では8823先輩が坂本を見送った。
窓からパイ塗れのクラスメイトたちが涙ながらに坂本を見送る。
坂本はそんなクラスメイト達を見て、これまで一度も見せた事が無かった切ない表情を一瞬だけ見せた。

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クールな表情しか見せなかった坂本の、別れを悲しむ人間らしい表情。

校門で風紀指導の教師の角田が帰っていく生徒を見送っていると、そこに顔がパイで汚れた生徒が通りかかる。
角田が誰だ?と尋ねると、その生徒は「坂本ですが?」と答えた。

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「坂本ですが?」

『坂本ですが?』の登場人物

坂本(さかもと)

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CV:緑川光

本作の主人公。下の名前は不明。
私立イノセンス学園出身。
顔は美しく、勉強もスポーツもできる上に人格も良く、動物に好かれ、困っている人を助け、謙虚で向上心があり、もはや超能力では無いかという程の有能さを発揮し、どこを取っても完璧な完全無欠の人間である。
全ての行動がクールでスタイリッシュであり、女性からの人気は高い。
口数は少なく不明な点が多いが、そのミステリアスさが魅力のひとつでもある。
男性からは敬遠されがちに思えるが、人間として規格外なためか久保田やあつしなど男子生徒からの人気も得ていて、8823先輩とも信頼関係を持っている。
学校以外の場所でもその行動は変わらず、街中でも1人でも坂本は坂本らしい謎の行動を取り続けている。
クールな一方、悪事を働く人間を下衆と呼び、久保田が酷い仕打ちを受けた時は勝負しに行くなど男らしさや人間味も見受けられる。
特に最終回の転校する日は、クラスメイトに見送られて作中で初めての悲しげな顔をし、坂本もまた人間であったのだと気づかされるシーンであった。
そしてそんな「らしくない」自分の顔をパイで隠し、タイトルの「坂本ですが?」という台詞を回収した。
転校理由は「某宇宙開発組織に招かれ」としているが、本当のところは不明。

1年2組

久保田 吉伸(くぼた よしのぶ)