傷だらけの天使(傷天)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】
「傷だらけの天使」は、1974年10月から1975年3月にかけて、1話完結の全26話が日本テレビ系で放送されたTVドラマ。探偵事務所で働く木暮修と彼を慕う乾亨。彼らは調査員として暴力団抗争から捨て子の親探しまで様々な案件に関っていく、そんな中での二人の怒りと挫折を多彩なストーリーと個性的な演技によって描く。深作欣二を始めとする個性的な映画監督が演出を担当。現在でも人気の高い伝説のドラマである。
綾部貴子の出演シーンで必ずと言っていいほど流れる怪しげなBGMがある。
この妙に印象に残る音楽の曲名は「マヅルカ(MAZURKA)」。ドイツのヴィリ・フォルスト監督による1935年製作の同名映画の中の1曲で、歌っているのは主演女優のポーラ・ネグリ。
市川森一のシナリオには当初マレーネ・ディートリヒとの指定があったというが、綾部貴子役の岸田今日子は、以前に岸田が寺山修司作のNHKドラマに出演した際にBGMとして使用され、気に入っていたのでこの曲の使用を熱望したそうだ。
因みに、レコードは廃盤となっており、制作サイドの音蔵にもこの曲が無かったため、岸田が知人のテレビ局員からレコードを借りてきて撮影に臨んだという。現在も日本ではCD化されていない。
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目次 - Contents
- 『傷だらけの天使』の概要
- 『傷だらけの天使』あらすじ・ストーリー
- 『傷だらけの天使』の印象的な回
- 第3話「ヌードダンサーに愛の炎を」
- 第19話「街の灯に桜貝の夢を」
- 『傷だらけの天使』の主な登場人物・キャラクター
- 木暮修(こぐれ おさむ/演:萩原健一)
- 乾亨(いぬい あきら/演:水谷豊)
- 綾部貴子(あやべ たかこ/演:岸田今日子)
- 辰巳五郎(たつみ ごろう/演:岸田森)
- 浅川京子(あさかわ きょうこ/演:ホーン・ユキ)
- 『傷だらけの天使』の名シーン・名場面・見どころ
- 有名になった「オープニングシーン」
- 深作演出に「仁義なき戦い」の山守親分が登場
- 修の別れた妻の姉役に桃井かおり
- 「祭りのあと」に虚しさが残る衝撃の最終回
- 『傷だらけの天使』の関連エピソード・逸話
- 亨役は水谷豊ではなかった
- 修の住んでいたビルは今もあるらしい
- 綾部貴子の出演シーンでかかる印象深い音楽とは