東京レイヴンズ(Tokyo Ravens)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

東京レイヴンズは、富士見ファンタジア文庫から刊行されているあざの耕平によるライトノベル。
陰陽師家の名門の血筋でありながら、霊気の流れや、霊的存在を見ることの出来る力「見鬼」の才がない、落ちこぼれの少年土御門春虎が、陰陽師になり除々に力をつけていく、土御門春虎と土御門夏目を中心とした陰陽師アクションファンタジー。

『東京レイヴンズ』の概要

現代の東京で発生する霊的災害・通称「霊災」に立ち向かう陰陽師を目指す少年少女達の陰陽学園ファンタジーである。
陰陽師家名門の分家土御門春虎が落ちこぼれのため普通の高校に通っていたのだが、とある事件をきっかけに陰陽塾に転校し日々成長していく物語。
ライトノベルは富士見ファンタジア文庫から2010年5月25日刊行され、現在既刊は14巻である。
ライノベルを原作としてテレビアニメは2013年10月から2014年3月までに全24話放送され、2014年にドラマCD、2016年にパチンコと様々に移植されている。

『東京レイヴンズ』のあらすじ・ストーリー

第1部(1巻~9巻)

今から半世紀前、戦時下に活躍した稀代の陰陽師・土御門夜光(つちみかど やこう)は禁呪である儀式「泰山府君祭」(死者の復活や魂の操作を行う儀式)を執り行うがこれに失敗、以降東京に霊災と呼ばれる災害が起こる原因を作った。
そして現代、陰陽師の名門・土御門家分家の血筋である土御門春虎(つちみかど はるとら)は、「見鬼」(霊気の流れ、霊的存在を視認し感じることができる力)の才能を持たないため、陰陽師になる道を諦め、阿刀冬児(あとう とうじ)(春虎の父の治療を受けるために引越してきた)や北斗(ほくと)(中学の頃に出会った謎の少女、今では親友)と共に平凡な高校生活を送っていた。
そんなある日、土御門家時期当主にして幼馴染の土御門夏目(つちみかど なつめ)と再会するも、その直後に国家一級陰陽師の大連寺鈴鹿(だいれんじ すずか)の起こした事件に巻き込まれた春虎を庇い北斗が命を落とすが、傷口を見て式神(形代という核に呪力を込めて作りだされる)と気づく。
北斗が操作型の式神のため、操っていた陰陽師は別の場所にいると夏目に聞いた春虎は、北斗を操っていた陰陽師を探すために夏目の式神(分家の人間が、本家の護衛として側に仕えること)となり陰陽師の道を進むことを決めた。
国内最大の陰陽師育成機関・陰陽塾への編入のために東京に上京してきた春虎と冬児。陰陽塾では夏目が本家のしきたりのため女子であることを隠し、男装で生活をしており、更に夏目は土御門夜光の転生ではないかと噂されていた。春虎と夏目、冬児や春虎の式神のコン、クラスメイトの百枝天馬(ももえ てんま)、倉橋京子(くらはし きょうこ)、新年度から特待生として入学した大連寺鈴鹿らは、夜光信仰者の集まり「双角会」のテロリストが起こす事件に巻き込まれ、度重なる実践を経験し仲間同士の絆を深め除々に実力をつけていくのである。
そんな頃、春虎達の前に相馬多軌子(そうま たきこ)と名乗る謎の少女が現れる。
実は双角会の真の黒幕であった陰陽庁長官・倉橋源司(くらはし げんじ)は、夜光を覚醒させるための呪具であり式神でもある「鴉羽織」(からすばおり)を手に入れるために土御門家を襲撃したり、除々に正体を明かし始めていた。
とある事件から夏目が男装していることを知った倉橋源司はなぜ男装をしなければならなかったのか、本当の理由に気づいてしまう。夏目のしきたりの本当の理由は、本当の夜光の転生は春虎であるということを全ての陰陽師から隠すための本家の嘘だったのである。
花火大会の夜、その事実を知った真の双角会の一員(相馬の悲願を達成するために、夜光の覚醒を願う)の多軌子は、春虎と夏目を救うため鴉羽織を春虎に放ったが、憑かれた春虎は暴走してしまう、夏目は自分の命と引き換えに春虎を救い、春虎に自分の式神になり側にいてほしいため、北斗を操作して近づいたこと、春虎のことを好きだったことを伝え、息を引き取った。
その後、春虎は陰陽庁に拘束されるが、冬児たちが陰陽庁を襲撃し、春虎を奪還。春虎は死者の復活・魂の操作を行う儀式「泰山府君祭」を執り行って夏目を蘇らせるが、儀式に失敗し、夏目の復活が不完全な形になってしまう。春虎は完全に復活させる方法を探すために、そのまま失踪する。冬児たちは、何も言わず姿を消した春虎たちをいつか探し出し説教すると決意を胸にするのである。

第2部(10巻~14巻)

夏目が生き返り、春虎が行方をくらましてから約一年。陰陽庁はその版図を拡大させ、春虎は、角行鬼と飛車丸を引き連れて陰陽庁に反旗を翻していた。そのころ東京から離れた山奥にある星宿寺、という呪術界の暗部である闇寺という場所で暮らす、ウサギの生成りの少女・秋乃(あきの)は蛟の生成りである北斗という不思議な少女と出会う。実は蛟の生成りの北斗と名乗った少女は、泰純の星詠み(おおまかに未来を見ることができる力)で春虎が星宿寺を訪れると判明したため、星宿寺に潜入しにきた夏目だったのである。潜入後、星宿寺には春虎が来るという情報を得て、陰陽庁から、十二神将の弓削(結界が得意な陰陽師)・三善(見鬼の才がとても優れた霊視官)・山城(十二神将になったばかりの陰陽師)が訪れる。十二神将が訪れたと聞き、春虎の仲間という素性が十二神将にバレるのではないかと、ビクビクする夏目。そんななか、ついに星宿寺に春虎が訪れるという報せが入る。生き返ってから一度も春虎と会っていない夏目はよりいっそう余裕がなくなる。そんな夏目を見て秋乃は、夏目と春虎には何かがあると気づき、夏目に聞く。すると夏目は秋乃に「去年の夏に、一度死に蘇り、今なお繋ぎ止められている状態だと」話した。
それを十二神将の山城に聞かれてしまい、山城との呪術戦がはじまる。
その頃、星宿寺には春虎、飛車丸、角行鬼が来襲。常玄(星宿寺の代表、十二神将をも超える力を持つと言われている)は春虎が星宿寺の代表になってくれるのだと喜ぶが、春虎にはその気はなく、この寺に「あるもの」を取りに伺っただけであった。それを聞いた常玄は、春虎を捕まえるべく、結界内の呪術を使えなくするという結界を使い、春虎の確保を試みるが、春虎は結界を壊すために装甲鬼兵「土蜘蛛」を呼び、あっけなく結界内から離脱する。星宿寺が混乱している中、春虎は千扇(夜光のかつての友人で将棋などもよく刺した)のもとへ向かい、目当ての「ときじくの実」ができているを確認し、それを千扇から譲り受けた。
その頃、夏目は呪術戦の最中に鬼蜘蛛が乱入したことにより、春虎が星宿寺に来ていることに気づき、混乱に乗じてその場から離脱する。春虎の元へ急いで向かうが、魂を繋ぎ止めている力を使いすぎたため意識を失い、魂が霧散し消滅しかける。そこに千鶴と鷹寛(春虎の義理の両親)が現れて、夏目の魂を再封印し事なきを得る。再封印したことにより魂が安定したので、夏目は慌てて春虎の元へ駆け出すが、たどり着いた頃にはすでに春虎は飛び去った後であった。結局、春虎に会うことは叶わず落胆している夏目もとへ鷹寛、千鶴、秋乃が追いついた。星宿寺にはまだ、十二神将がいるため、急いで撤退をしようとするが、そこに千扇が現れ、秘密の抜け道を教えてもらい、秋乃と一緒に山を出る。その時に千扇によって秋乃の苗字が相馬であることが明らかになった。
東京まで戻ってきた夏目たちは陰陽塾の仲間に自分と春虎の無事をしらせるために、天馬に手紙を届ける。その手紙を受け取った天馬は夏目の無事を他の仲間に伝える方法を模索し、陰陽塾の新春会がテレビ中継されることを利用して、仲間だけに伝わるように、中継の最中スワローウィップ(ツバメの捕縛式)に夏目が日頃身に着けていたピンクのリボンを嘴に咥えさせた。それをテレビ越しに見た他の仲間たちは、天馬の意図に気づき、各自行動を起こし始めるのである。
東京にいる秋乃と夏目は、鷹寛と千鶴に言われて穏形(気配を消して周囲に気づかれないようになる呪術)の訓練を街中で行っていたが、タイミングが悪く近くにいたのは、特別霊視官の幸徳井(かでい)姉妹(20代半ばの双子の姉妹)だった。幸徳井姉妹は、夏目の居場所を、倉橋源司に報告する。
その頃、泰純・鷹寛・千鶴の三人は、隠れ家にて夕飯の準備をしていたのだが、泰純の星詠みにより敵の接近を感じとり、逃走を試みるが、既に隠れ家を敵に囲まれていたため、捕縛される。夏目は、泰純たちに連絡を取ろうとするが、電話をかけても繋がらない。泰純たちは、夏目たちだけでも逃がすために捕縛される前に携帯を壊したのであった。そこに、街中にあるテレビから夏目たちが指名手配されたと言う臨時ニュースが流れたので、夏目たちは逃げることになったのである。そのニュースを見た、陰陽塾の仲間は、夏目を助けるべく合流し、ついに動き出すこととなる。
だが、夏目と秋乃は夜叉丸と蜘蛛丸(相馬多軌子の式神の八瀬童子)に見つかってしまい、戦うこととなるが、実力的にも夜叉丸たちの方が上で、負け、気絶してしまうが、そこに春虎と角行鬼・飛車丸(春虎の式神)が到着し、夏目と秋乃の窮地を救うのである。春虎は夏目を秋乃に預けて逃げるように指示をし、夜叉丸たちと呪術戦を始める。だが、調子の悪い飛車丸(覚醒の際に封印をこじ開けたため)を庇うために春虎は、夜叉丸の呪術に縛られてしまうが、大友(陰陽塾の元講師で元十二神将)が駆けつけたのである。
夏目が目を覚まし、秋乃と歩いているところに、春虎たちの場所に向かっている最中の木暮(十二神将の神通刀)と鉢合わせる。しかし木暮は、一度死んだ夏目を見ているために、混乱し動けずにいた。そこを羽馬(天馬の両親の会社の保管されていた車型の式神)に乗った、天馬と京子に救われた。天馬たちは、滋岳(十二神将の大佐・式神を軍隊のように扱う陰陽師)に追われていたが、さらに鈴鹿と冬児と合流し、逃げ延びる。春虎たちの呪術戦は膠着状態だったが、そこに一機のヘリが訪れ、中から多軌子が飛び降りてきた。多軌子は「神降ろし」(自身の身体に神を取り憑かせる禁呪)を行おうとし、その霊力の強大さに春虎たちは撤退を余儀なくされのである。
鈴鹿が手に入れた情報により陰陽庁が霊災テロを起こす事実を知った夏目たちは、天海(元十二神将の神扇で倉橋源司に捕まっていたが、救出し冬児と行動している)の隠し倉庫を拠点として使い、京子の星詠みで行動を予測し、十二神将の木暮を仲間に加えるために接触を試みようと奮闘していたが、周りに他の十二神将もいることが多いため、なかなかうまくいかなかった。
そんななか、TV放送に陰陽庁からの霊災テロ予告が入る。「土御門春虎が霊災テロを起こす」と全てを春虎の仕業にする一手を打ってきたのだった。そこに、大友が突然尋ねてくる、夏目たちは大友が一緒に戦ってくれるものだと思い、喜ぶが自分一人で戦うため、おとなしくしているように忠告をしにきただけだったのである。
大友が共闘を断り、夏目たちが意気消沈しているとき、京子が星詠みで木暮の居場所を掴んだので、急いでその場所に急行した夏目と冬児だが、木暮は蜘蛛丸(多軌子の式神)と戦闘中であった。木暮はあと少しのところでもう一人の式神の夜叉丸に不意打ちをくらい敗れてしまう。夏目を心配した秋乃は待機命令を受けていたが、勝手に夏目を追いかけて行くが、呪術を使って話かけられ(秋乃(月輪)は鴉羽織と一対の呪具のため)、春虎から夏目の身体の状況を聞き、儀式に協力してほしいと言われる。春虎に協力し、神様と話す儀式を行い夏目の「泰山府君祭」を成功させる方法を聞きだそうとするが、聞いている最中に追いついた鈴鹿が秋乃を呼び戻したため、途中で終わってしまう。そこに多軌子が一人で現れ、逃走方法を悩んでいるところに、撤退してきた夏目と冬児が合流するが、すぐに夜叉丸と蜘蛛丸も駆けつけてしまいピンチに陥る。春虎が呪術にて秋乃を遠隔操作し、夏目たちを逃がすことに成功したが、秋乃が多軌子たちに捕まってしまう。秋乃が捕まったことにより、鴉羽織と月輪の二つを使って、夏目の呪術を失敗した原因を探すための儀式をできなくなってしまった春虎はついに行動を起こすこととなるである。
夏目たちは、今後について考える、木暮は味方に引き入れる前に、夜叉丸たちに敗れて倉橋源司の手に落ちてしまい、作戦の変更を余儀なくされる。そこで、「月刊陰陽師」(陰陽師系の雑誌では一番古くからあり、信頼性が高い)に陰陽庁を告発するような記事を記載してもらえるように天海は、「月刊陰陽師」の編集長と約束を取り付けることに成功し、記事を掲載する。
記事を見た陰陽庁は大荒れする、中でも十二神将の、弓削・山城、特別霊視官の、三善・幸徳井姉妹はテロを企てていた陰陽庁の倉橋源司から離反することとなる。
そんななか、ついに倉橋源司たちの儀式「天曺地府祭」(平将門を多軌子に降ろす禁呪)が始まる。
そこに、儀式を止めるために春虎が来襲するが、春虎の前に立ち塞がるのは、十二神将最強・炎魔の宮地であった。
春虎、飛車丸、角行鬼は宮地と呪術戦を始める。そして春虎は、宮地を呪術で封じ込めることに成功したのだが、倉橋、鏡が参戦し乱戦となる。そこに、夏目たちも春虎の元へと駆けつけたのだが、夏目と飛車丸がお互いを意識した瞬間に気をうしなったのであった。(夏目と飛車丸は2人とも同じ魂のため近づきすぎると共鳴し悪影響がでる。原因は不明)
意識を失くした夏目と飛車丸を救うために、春虎たちは防戦一方になるのであった。
倉橋たちは、その隙に儀式を再開するが、その場に突然、大友と道萬が現れ、多軌子を倒そうとするのであったが、少し間に合わず儀式が完了してしまい、平将門が降臨する。すさまじい力を持った神が降臨してしまい、どうすることもできずにいると、秋乃の中の月輪が突如喋りだし「昔の借りを、足止めで返せ」と言われ、道萬は大友の霊力を全て吸い、平将門を足止めに徹するのであった。足止めをしている間に、夏目たちと春虎・大友は撤退を始めた。羽馬に乗り撤退していると、秋乃は春虎に月輪から伝言をあると言う、その伝言を聞いた春虎は、夏目の儀式を成功させる方法を思いつくが、夜叉丸と蜘蛛丸が追いかけてきたのであった。冬児たちは、夜叉丸たちをできるかぎり足止めを試みるので、その間に「泰山府君祭」を成功させて来いと言われ、その場を後に、春虎は陰陽塾の屋上にて「泰山府君祭」を始めるのであった。

主な登場人物・キャラクター

土御門 春虎(つちみかど はるとら)

CV:石川界人

第一部の主人公、16歳。陰陽師家・名門土御門家の分家に生まれながら霊気を見る力の「見鬼」の才を持たない落ちこぼれのため、陰陽師になることを諦めて、一般高校に通う。しかし、ある事件に巻き込まれ、夏目と一緒に陰陽師を目指すことを決意し上京。
陰陽塾において頭が悪く座学の成績は壊滅的だが、保有霊力も多く実技は得意なため実践ではその力を発揮する。人懐っこい性格で人付き合いも良いため陰陽塾でもすぐに適応しクラスメイトには好かれている、また心優しく誠実な人柄に加えて人を引きつける魅力をもつため、作中でも複数の女性に好意を寄せられている。
実は、春虎こそが土御門本家の血筋であり、夜光の真の転生者である。周りを欺くために生まれてすぐに分家の人間として陰陽道から遠ざけられて育てられた。

土御門混/飛車丸(つちみかど こん)(ひしゃまる)

CV:豊崎愛生

狐の耳と尻尾をつけた幼い姿の少女。陰陽塾に入塾の際に父親から譲り受けた護法式の式神。
春虎にだけは極めて忠実である、また嫉妬深く春虎に女性が近づくことを非常に嫌がる。
実は、その正体はかつて土御門夜光が使役していた護法「飛車丸」。妖艶な美貌を持つ絶世の美女である。

角行鬼(かくぎょうき)

CV:安元洋貴

夜光の使役していた式神の中でも双璧とうたわれた隻腕の鬼。
現在はスーツを着崩した長身の男の姿をとる、基本的には落ち着いた物腰であり、比較的温厚な性格をしている。
その正体は、昔髭切の太刀で片腕を落とされた鬼、茨木童子。

土御門 夏目(つちみかど なつめ)

CV:花澤香菜

第一部のヒロインにして第二部の主人公。16歳。土御門本家の人間であり春虎とは親戚で幼馴染。
性格は生真面目で怒りっぽく、さらに人見知りで人と壁を作る傾向がある。幼少期は人と関わりを持たずひたすら呪術の修行を送っていた。そんな中ただ一人親しい間柄で居続けた春虎に対して、恋心を抱くようになり、彼に対して絶対の信頼と思慕を寄せる。その一方で彼への一途な恋心は、春虎があまりにも鈍感なため全く気づかれていない。とても嫉妬深く、彼が異性と仲良くしようものなら、邪魔をするためだけに平気で呪術を使い妨害する。
男装時は、基本的に男性的な喋り方をし、一人称を「わたし」から「ぼく」に変えている。冷静さを失うと地の女口調が出てしまいがちである。
実は、土御門夜光の転生と目されてきたが、実は捨て子。春虎の存在を隠すために幼少の頃から土御門家本家の人間として育てられた。

北斗(ほくと)

CV:金元寿子

中学の頃に出会った春虎の親友。言動は男勝りで春虎にはオトコ女と呼ばれ春虎のことをバカ虎と呼んでいる。鈴鹿の攻撃から春虎を庇い傷を負って消滅、その際に式神だったことが露見する。
その正体は、夏目がしきたりにより男性として振る舞う練習用に作った簡易式である。

土御門家の式神 北斗(ほくと)/竜

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