グランディア(Grandia)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

グランディアとは、1997年に発売されたセガサターン用RPGゲーム。その後プレイステーションに移植され、2009年にプレイステーションのアーカイブスでダウンロード可能になった。ゲーム発売から20年経っても名作との呼び声が高い。冒険者に憧れる主人公「ジャスティン」は、作中の文明「古代エンジュール文明」の遺跡で、謎の美少女「リエーテ」に神殿「アレント」を目指すように言われ、冒険へ出る。

世界の果てから西エレンシア大陸へ

ジャスティンとフィーナが目を覚ますと、そこは巨大な植物が生えた「飛竜の谷」であった。
巨大な植物がクッションとなり地面に直撃せずに済んだのである。
しかし、周りにスーの姿は無く、二人はスーを探し歩く。
すると地面にスーの持ち物が落ちており、その横には大きな鍋が…。
鍋の持ち主である大男の戦士「ガドイン」が現れ、ジャスティンは鍋の中身はどこかと聞くと「食べた」と言われ、フィーナは気絶してしまう。
スーが食べられたと思い込んだジャスティンはガドインに半狂乱で斬りかかるが、全く歯が立たず気絶させられてしまう。
ジャスティンが目を覚ますと、スーの姿があった。
どうやら、ガドインとガドインの幼馴染で医者の「アルマ」がスーを発見し、介抱してくれていたらしい。
ジャスティンは非礼を詫び、ガドインは笑ってそれを許した。
一向は、ガドインたちの住む「ダイドの村」へ行く事にした。
村へ行くとガドインは突然慌ててどこかへ行ってしまう。
ジャスティンたちは宿屋で、ウサギに似た種族の「モゲ族」の商人「ギド」に出会う。
ギドは何故かジャスティンたちの事を知っていたが、上手く丸め込まれ何故知っていたのか聞きだす事は出来なかった。

ギドは愛らしい見た目とは裏腹に、思慮深くかなりの量の知識を持っている。その為か少し人を小馬鹿にしたような態度を取るが、悪気は無い。

ダイドの村は雨が続き、水が濁って魚が取れなくなる等被害が出ていた。
「雨月の塔」と言う所へ行き、勇者の槍を手に入れれば村は救われるのだという。
しかし槍を取りに行く勇者は2人居なければダメで、ガドインともう1人勇者が必要なのであった。
ガドインはジャスティンに勇者になるように頼み、ジャスティンは引き受け、一同は雨月の塔へ行く。
雨月の塔には二つの鏡があり、片方の鏡の中には勇者の槍が、間違ったもう片方を選ぶと二度と鏡の中から出てこられなくなってしまう。
勇者が二人要るというのは、最初の1人が間違った方を選んだらもう1人が正解の鏡へ入るためであった。
ガドインが先に鏡に入り出て来なければジャスティンが…という見積もりであったが、計算外に鏡は小さく、大男のガドインは鏡に入ることが出来なかった。

ガドインに変わりジャスティンが行くことになるが、フィーナはこれに大反対。
二つに一つの確立でジャスティンは鏡から出て来られない、ジャスティンの命を賭け事のように扱う事がフィーナは許せなかったのだ。
ジャスティンはフィーナを説得し、フィーナの選んだ方の鏡に入る事になった。
ジャスティンが鏡に入ると勇者の槍があり無事入手できたが、突如塔が崩れ始めジャスティンは鏡の中に取り残され逃げ遅れてしまう。
塔が崩れ去り、一同はジャスティンが帰らぬ人になったのだと絶望する。
だが、その時精霊石が光り、精霊達がジャスティンを助け、ジャスティンは無事帰還する事が出来た。
ジャスティンは生還を喜ばれたが、フィーナにはもうこんな事はしないでと泣かれてしまい、もうフィーナに心配をかけないよう誓った。
ダイドの村へ戻るとジャスティンたちは勇者として迎えられた。

一同は遺跡「ツインタワー」を目指す事になった。
ツインタワーまでの船を出してもらうため「ガンボの村」へ行く。
ガンボの村はいつもお祭り騒ぎしている村であるのだが、静まり返っており、村人達も何かおかしい。
何かあったのかと村長の元へ行くと、ジャスティンとフィーナがカップル認定され突然祭りが始まる。
そして祭りの最後の最後に、近くの火山にいる竜にカップルを生贄に捧げなくてはいけないという話を聞き、それ故に村人は皆様子がおかしかったのだと知らされる。
二人は抵抗する暇も無く生贄として投石機で火山まで飛ばされてしまう。
ガドインとスーは飛ばされてしまったジャスティンとフィーナを心配し、火山まで駆けつけてジャスティン達と合流する。
そして四人が竜を退治すると、竜が閉じ込めていた精霊達が解放される。
ガンボの村へ帰ると前のように陽気な村に戻り祭りが行われる。
ジャスティンとフィーナの二人は、祭りの喧騒から離れた浜辺で精霊の群れを目撃し、その美しい光景に見入った。
二人は初めからお互いを異性と見ていたが、この頃からはさらに強くお互いを特別視するようになっていく。

ツインタワーへ行くと、そこにはガーライル軍が居た。
ガーライル軍も世界の果てを越えて来たのである。
ジャスティンたちはミューレン・リーンと鉢合わせになる。
するとその時、床に書かれていた魔法陣が精霊石と反応し、その場にいた全員がバラバラにワープさせられてしまう。
ジャスティンがフィーナたちを探していると、カエルのモンスターに襲われているリーンを発見し救出。
苦手なカエルの前では慌てていたリーンは冷静さを取り戻し、ジャスティンに精霊石を渡すように迫る。
ジャスティンは怒って精霊石をリーンに渡し、今はそんな事をしている場合ではなく二人で協力するほうが大事だとリーンに言う。
リーンは戸惑いながらもジャスティンと共に行動をし、二人で出口を探した。
これまで敵として出てきたリーンであるが、やはりフィーナの姉というだけあり、実は悪い人間ではないのであった。
一方フィーナはミューレンと行動を共にしていた。
足を挫いたフィーナをミューレンが介抱する。フィーナとリーンは似ていると笑い、リーン同様悪い人間では無さそうであった。
ミューレンはフィーナに、エンジュール文明の事や、自分の母親が亜人であること、父のバールはエンジュール文明の謎を解くために亜人と結婚したこと等を語った。
ジャスティンは遺跡の中でリエーテに三度目の再会をする。
リエーテはジャスティンにアレントへ行くための鍵である「知恵のメダル」を渡し、内海を渡ってさらに東へ行く様に告げた。
リーンはジャスティンに精霊石を返し、去っていった。
ジャスティンたち一同は無事合流し、一端ダイドの村へ戻る事にした。

内海は「人魚の海」と呼ばれる危険な海域で、人を襲う人魚が現れるという。
神隠しの丘には転生の玉と言う、何処へでもワープできるアイテムがあり、それを使用すれば人魚の海を渡らなくて済むという。
一同は神隠しの丘へ行こうとするが、その時突然スーが倒れてしまう。
スーは8歳という小さな体で必死にジャスティンたちについて来ていて、その無理がついに体調に現れ、高熱を出してしまったのである。
スーをアルマ先生の所に預け、ジャスティン・フィーナ・ガドインは神隠しの丘に転生の玉を取りに行く。
転生の玉を手に入れた三人がスーの元へ行くと、スーはもう冒険はしばらく止めると告げた。
スーにとってはジャスティンの相棒はずっとスーであったが、ジャスティンの成長にスーの小さな体は追いつかず、代わりにジャスティンより年上のフィーナが現れたことで、自分の役割はフィーナに移ったのだと思っていたのだ。
そして自分の体が限界な事に、スー自身が一番よく分かっていたのである。
スーの気持ちとその決断を知り、ジャスティンは一度しか使えない転生の玉をスーを故郷パームへ送るために使おうと提案し、フィーナもこれに賛成する。
ジャスティンとフィーナはスーを連れて神隠しの丘へ行き、転生の玉を使う。
スーは何でも無さそうな顔をし笑顔すら見せていたが、逆にそれが痛々しい。
フィーナは帰ってから1人で泣くつもりではないかと、スーを抱きしめる。
フィーナの思惑通り、何でもないはずが無かったスーは泣き出し、本当はずっと二人と一緒に居たかった本音を打ち明ける。
しかしそれが叶わないのも理解しており、ジャスティンの隣をフィーナに託した。
スーは、ジャスティンとフィーナにとってのスーとの思い出の顔が悲しい泣き顔ではなく笑顔であって欲しいと思い、涙を流しながらも笑顔を見せる。
そして再会を約束し、故郷パームへと帰って行った。
ジャスティンは自分も一緒にパームへ帰り、スーが大きくなるまで冒険を止める事を検討していたくらいスーを大事に思っていた。

最初からずっと一緒に居たスーとの別れ。泣いてしまうプレイヤーも続出。

ガドインはスーとの別れには立ち会わず、ジャスティンを家で待っていた。
そしてジャスティンとの男の対決を望み、勝負を挑む。
ジャスティンに敗北すると、ジャスティンに奥義「竜陣剣」を伝授した。
ガドインはまた1人で旅に出る決意をし、ガドインともここでお別れとなる。

己を鍛える事に人生を掛け、且つ人情深い男ガドイン。男性が憧れるようなタイプのキャラクター。

ジャスティンとフィーナはガドインの船「海竜船」を借りて人魚の海へ。
そこには謎のセクシーな美女が待ち受けており、海賊に襲われてるから助けて欲しいという。
ジャスティンはまんまと色香に惑わされ美女の話を聞き入れ、フィーナの冷たい視線を浴びる。
やはりというか当たり前というか、謎の美女は化物であり、騙されたジャスティンたちは人食い人魚を退治する。
そして二人は新大陸へ向かう。

西エレンシア大陸から東エレンシア大陸へ

新大陸(東エレンシア大陸)に到着すると、そこは未開の地であった。
森の中で再びギドに出会い、テントに泊めてもらう。
そしてジャスティンとフィーナは近くにある「カフーの里」を目指す事にする。
森を歩いていくと、どこからとも無く声が聞こえ二人に命が惜しくば帰る様に言う。
二人は足元にあった落とし穴に落ちてしまい、目が覚めるとカフーの里に住む少年達に囲まれていた。
その中のリーダー格「ラップ」とその弟分「ニッキ」は、ジャスティンたちを「塔の奴ら」と怪しむ。
ニッキが里に戻り大人を連れてこようと立ち去った後、叫び声が聞こえる。
森に居たモンスターに襲われたのである。
ラップはニッキを助けるためにモンスターに立ち向かい、放っておけずジャスティンもこれに加勢した。
ラップはこのことでジャスティンたちを「塔の奴ら」ではないと確信して非礼を詫び、里に客人として招いた。
彼らにとって「塔の奴ら」というのは憎い敵であるようだ。

カフーの里の少年「ラップ」。言葉遣いが汚く不良っぽいが、情が深い良い奴。ラスボス戦までずっと仲間に居残る重要キャラ。

カフーの里へ付くと、里の村人たちは「塔の奴ら」と似ているジャスティンたちを歓迎しない雰囲気であった。
最初は里に入れることも嫌がられたが、ラップは俺の客だと一喝し、ジャスティンは長老(ラップの祖父)の元へ案内される。
長老曰く、元々カフーの里は近くの森にあったが「塔の奴ら」が「禍いの塔」を建てた事で住んでいた場所に異変が起こり、現在の場所に追いやられたのだという。
ジャスティン達はラップに連れられ、旧カフーの里(石の森)へ向かった。
旧カフーの里には沢山の石があり、それは人の形をしていた。
実際それらはカフーの里の村人であったが、突如村人達は石に変異してしまったのだという。
そしてラップはある二つの石の前に行き、その石を綺麗に磨きだした。
それはラップの両親で、毎日ラップがここへきて石を磨いているのだという(そのためか石は人の形をしておらず、丸い楕円形になっている)。
ラップは、両親が石になった当時は小さな子供であったが、大人になったら塔を破壊しに行くのだとジャスティン達に話す。
ジャスティンはこの惨状とラップの気持ちに心を動かされ、今すぐ破壊しに行こう!と提案する。
ジャスティンの唐突な提案にフィーナもラップも驚くが、このまま塔に行く事にする。
禍の塔に到着すると、それはガーライル軍の施設であった。
ジャスティンたちを「塔の奴ら」と間違えたのも、ガーライル軍の人間達(亜人では無い人間達)とそっくりであったからである。

塔の中へ入ると、何者かの襲撃を受けたのかあちこちが破壊されていた。
ただならぬ雰囲気の中で現れたのは、レーヌ人の女性「ミルダ」であった。
レーヌ人とは戦闘民族で、ミルダも女性ながら大柄で筋肉質な体つきである。
ミルダは何があったのか頭に血が上りきり、我を忘れて暴れていた。
そして軍の人間とそっくりなジャスティンたちを見ると敵と認識し、一緒に居たラップは軍に味方した者だと思い込む。
話しかける暇も無くラップはミルダに攻撃されボコボコにされてしまう。
ジャスティンとフィーナは暴走するミルダを止めるために戦い、戦闘後、ミルダは我に返り気絶した。

レーヌ人の女性「ミルダ」。とにかく物理的に強い。興奮すると手がつけられないが、普段は穏やかなお姉さん。

ラップとミルダが目を覚ました後、ミルダから事情を聞くと、ミルダはジャスティンたちと同じ目的で塔へきていた。
一緒に行動することになり、4人は塔の最上階へ行く。
そこにはミオ・サキ・ナナがいて、4人はこっそり部屋の様子を伺う。
部屋には巨大な容器の中に何かが培養されていた。
三人娘の会話から、バール将軍が「ガイア」という怪物を育てており、三人はそれの手伝いをしていた。
バールはこのガイアを使い、何かをしようとしているようであった。
そしてカフーの里が石になったのもこのガイアの育成に関係しているようである。
フィーナはこの容器に培養されているガイアを見て、何故か震えが止まらなかった。
四人は三人娘の目を盗んでガイアの容器へ近づき、装置を攻撃する。
三人娘はジャスティンたちに気づき戦闘態勢になるが、突如容器に入っていたガイアが膨張し、地面に根を張り長い触手が生える。
ジャスティンたちも三人娘も驚き、特に三人娘は自分達がこんなバケモノを育てていたとは知らなかったようであった。
三人娘は危機を感じたのかその場を離脱。
ガイアが行動を始めると、次の瞬間辺り一面が石になり施設で働いていた軍人達が全員石になってしまう。
ジャスティンたちは、ジャスティンの持っていた精霊石によって守られ事無きを得た。
根を張ったガイアの中から人型の「ガイアバトラー」が生まれ、ジャスティンたちは戦闘になる。
倒したガイアの残骸「ガイアの芽」をカフーの里へ持ち帰り調べる事にした。

カフーの里の長老は、もうよそ者は入れないと強い決断をし、ミルダを里に入れてくれなかった。
ラップはこれに激怒し、自分達と一緒に戦った仲間であるミルダが里に入れないなら、自分も里には入らないと言う。
一同は里の入り口前にある宿屋に泊まった。
食事をしながらジャスティンたちはミルダにアレントを目指しているという話をする。
ミルダはアレントを知っているようであった。
ミルダの旦那はレーヌの3賢者と呼ばれている人の1人で、アレントの事ならミルダの旦那に話を聞きに行けば何か分かるかもしれないと言う。
楽しい食事の間も、フィーナはずっと浮かない顔をしていた。
ガーライル軍がガイアという怖ろしいバケモノを作っているというのなら、姉のリーンもそれに関わっているということでは無いか…と心配していたのである。
するとその悪い予感が的中し、カフーの里はガーライル軍の襲撃を受けた。
軍を指揮していたのはリーンで、ジャスティンたちが持ち帰ったガイアの芽を回収しに来たのである。
ガイアの芽は再び根を張り、周りに居た軍人達は石化されてしまう。
ジャスティンたちは精霊石によって守られたが、何の守りも無いリーンも何故か無事であった。
そして、リーンはフィーナの前ではこの力は使いたくなかったと言い、背中から赤い翼を出した。
リーンは光翼人だったのである。
光翼人とは、文明崩壊時に現れるという翼を持つ人。精霊の力を借りて強力な魔法を使うことが出来る。
世界の果ての壁を作ったのも光翼人だと言われている。

光翼人だったリーン。フィーナの前から消え突如ガーライル軍に入ったのもこれが関係しているのである。

リーンの力によって一同は気絶し、目が覚めるとリーンもガイアも居なくなっていた。
カフーの長老はよそ者を招いた結果がこれだとラップに言い、ミルダだけではなくジャスティンたちも里を出禁になる。
長老もジャスティンたちが憎くて言っているわけではなく、悩みに悩みぬき、長老と言う立場から村を守るための決断であった。
納得できず激しく怒るラップであったが、長老の心中を察していたミルダにラップはなだめられた。
ラップは里を離れこの先もジャスティンたちに付いて行く事を決める。

一同はレーヌの村を目指し、ジール砂漠を抜けて大きな街「ジールパドン」に辿り付く。
ジールパドンはモゲ族・アルカダ族・ラフェーヌ族が暮らす街で、最近ではカフーの里のように石化現象で難民になった人々も暮らしている。
カフーの里のように良い意味でも悪い意味でも村人達が一丸となっているのと比べると、ジールパドンは皆バラバラであった。
ジールパドンを出て、サバナ原野、そしてブリナン山脈を越えた先にレーヌの村はあった。

一同はレーヌの村へ到着。
レーヌは雪が積もる寒い場所であった。
ミルダは到着早々大きな二足歩行の牛に向かって走り出し、その牛をダーリンと呼び抱きついた。
レーヌの男性は大きくなると体が牛になるのである。
そしてミルダはずっと夫の事をダーリンと呼んでいたのだが、実は愛称ではなく「ダーリン」という名前であった。

ダーリンは石化した人々を元に戻す方法を研究し、調べるためにミルダが塔へ出向いていたのだという。
エンジュール文明が滅んだ事はガイアと何か関係しているかもしれないと、ダーリンは思っている。
エンジュール文明とガイア、そしてガイアと光翼人には何の関係があるのかジャスティンは問う。
ダーリンはエンジュール文明の専門家「デーリン」に聞くように言う。

デーリンは、エンジュール文明が滅んだのはガイアのせいだと見て間違いないと語る。
そしてガイアの周りに居る者が石化するのは、ガイアが周りに居る精霊を吸収しているからではないか、と言う。
精霊の減少が石化を招いているようである。
ならば、精霊の減少を元に戻せれば石になった人々も元に戻るのでは無いかと言う。
しかしその方法はデーリンには分からず、アレントへ行けば方法が見つかるかもとのこと。
デーリンは、アレント専門家の「ドーリン」に話を聞くように言う。

ドーリンの元へ行くと、ドーリンは鼻水をたらし台詞が全て平仮名で、言っている事も要領を得ない。
リエーテに憧れているようである事以外はサッパリで、最後には自分が誰なのかすら忘れていた。
ダーリン、デーリン、ドーリンはレーヌの三賢者と呼ばれている知識深い人であるはずだが、ドーリンだけ何か様子がおかしい。
ダーリンとミルダの家に行き事情を話すと、どうやらドーリンは前にレーヌの村があった場所に角を置いてきてしまったようである。
レーヌもまた、カフーと同じくガイアとガーライル軍によって故郷を追われていたのだ。

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