怪奇大作戦(円谷プロ)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『怪奇大作戦』とは、1968年9月から1969年3月までTBS系で放送された特撮テレビ番組。
円谷プロダクション制作。全26話。
現代社会で発生する科学犯罪に挑む科学捜査研究所「SRI」の活躍を描く。
21世紀に入り、3作のリメイクが制作された人気作品。

本話は現在欠番とされている。以下に本話のあらすじや判明している経緯をまとめた。

あらすじ・ストーリー

精神に異常をきたした者による殺人事件が多発した。心神喪失状態者の行為を罰しないという刑法第39条第1項に基づき、これらの事件の犯人は罪を問われず精神病院に入院し、考えられない早さで回復して退院していた。
SRIは、殺人犯が何らかの手段で一時的に心神喪失状態になっていたと推察し、捜査を開始する。
今回の事例に該当する殺人犯の1人である女性が退院後に再び殺人を犯し、逮捕される事件が発生した。彼女は精神に異常をきたしたふりをしていたが、今回の精神鑑定では責任能力があると判断される。彼女は、最初の殺人では「狂わせ屋」と呼ばれる美川冴子の「脳波変調機」を使用することで一時的に精神に異常をきたした状態になり、犯行を行ったと供述する。冴子は殺人歴のある精神異常者に家族を殺されたが、家族を殺された事件に関しても心神喪失状態が認められ、犯人が裁かれなかったという過去がある。心神喪失者を裁かない社会に絶望した冴子は、脳科学者だった亡き夫の研究を元に脳波変調機を作成、殺人を行いたい人物を精神失調状態にして殺人を起こさせ、社会への復讐を行っていたのだ。
牧によるおとり捜査が開始されるが、牧の正体を見抜いていた冴子はおとり捜査に騙されたふりをして、牧を脳波変調機にかける。狂人となり拳銃を乱射する牧は警察に取り押さえられ、凶行に及ぶことはなかった。冴子も追い詰められるが、すんでのところで追っ手をかわし、車へと逃げ込む。最大出力の脳波変調機を作動させた冴子は、完全な精神異常者となり、隔離病棟に入れられることとなった。

これまでの経緯

本話が欠番となった経緯は、詳細には判明していない。ウルトラセブン第12話『遊星より愛をこめて』のように大きな問題とならなかったことから、公に欠番とすると発表されることがないまま段々と露出が減り、欠番となったためである。
1970年台後半、テレビにおける精神疾患・精神異常者の描写が大きな社会問題となった。放送禁止用語や実態にそぐわない精神病院(現在の精神科病院)の描写が多々見られ、これらを視聴した精神病患者の回復にマイナスの影響があると判明したためである。
『狂鬼人間』はこれらの点から見て問題が散見される作品となっており、当該時期を境に再放送のラインナップから『狂鬼人間』が外される事例が多発するようになった。しかし、これはあくまでも各放送局で日々変更される放送コードを元にした措置であり、1980年代に入ってもテレビで『狂鬼人間』が再放送された事例が存在する。最後に放送されたのが確認されたのは、1984年の岡山放送における再放送。この際には一部がカットされていたという。
対して、ビデオソフトや書籍においてはセンシティブな扱いながらも完全に排除される「欠番」状態とはならなかった。1983年にリリースされたビデオカセットのジャケットには「放送コード等でまず放映は不可能、ビデオならではの登場」と記載されており、『狂鬼人間』の扱いが「テレビ放送には適さないが他媒体では扱える」というものだったことが伺える。1991年にはレーザーディスクで『狂鬼人間』を収録したセレクション盤『恐怖人間スペシャル』がリリースされ、ジャケットには「二度と手に入らないかもしれない」とうたわれた。この時期から、徐々に『狂鬼人間』の扱いはよりアンタッチャブルな方向へシフトしていく。このセレクション版は順次リリースされ、全26話がレーザーディスクとしてリリースされる運びとなったのだが、『恐怖人間スペシャル』のみ再販がかかった形跡がないのである。その分流通数も少なく、必然的に『恐怖人間スペシャル』に収録された作品が手に入りにくい状況が続き、全話収録のレーザーディスクBOX発売への期待が高まることになる。
この期待を受け、1995年に全話収録の『怪奇大作戦パーフェクトコレクション』が発売されることとなった。全話収録が広告に歌われ、予約も順調に集まり、製品が店舗に配送された。しかし、発売前夜に事態は大きく変化する。突如商品の発売中止・回収が決定されたのだ。店舗への連絡は明けてすぐの発売当日となり、商品はすでに出荷され、かつ各店舗に納品されていたため、一部店舗ではフライング販売で売り切れていたり、回収指示を無視して販売を行ったり、予約分のみを販売する(内金や先払いをした顧客には、その額を返金しなければならなくなるため)等、回収されない事例が多発した。後に回収の理由は「音声不良」とされたが、現在でも出回っている『怪奇大作戦パーフェクトコレクション』の音声には、何の問題も確認されていない。
そして、これを境に殆どの媒体で『狂鬼人間』は触れられることのない作品となった。公式書籍でのあらすじの紹介等が避けられるようになり、インタビューでも『狂鬼人間』に関する話題は触れられず、1996年発売のVHSには収録がなされず、チャンネル数が増え、地上波に比べて放送コードが非常にゆるいCS放送での再放送リストからも外された。多くの作品が、いわゆる「おことわり」を表示して修正の上放送されるようになっても、『狂鬼人間』は頑なに放送に乗ることはなかった。
ただし、欠番と明言されるまでは更に時間がかかった。2000年代に入ってから刊行された書籍類で、ようやく「第24話は欠番」という表記が散見されるようになった。しかし、公式商品でも同様の断りが無い商品も多く、他の欠番作品と違い、制作側による積極的な削除や差し替えの指示も出ていない。1990年に勁文社がリリースした『全怪獣怪人』の増補改訂版で、現在でも怪獣怪人図鑑の決定版の一つとされる英知出版『全怪獣怪人大事典』は、2003年発売であり、円谷プロを含めた各社からスチル使用の許可とチェックを受けているにもかかわらず『狂鬼人間』が掲載されたままであるし、1990年代に一世を風靡した『空想科学読本』の姉妹版であり、版元と密接な繋がりと情報提供を受けている『空想法律読本2』においても、2003年の発売から2012年の新装版リリースまで『狂鬼人間』を題材にした項目が削除されないまま版を重ねていた。他の欠番作品であれば、どちらも重版時に差し替えが行われるはずなのだが、『狂鬼人間』に関してはそのような「締め付け」が存在しないのである。
円谷プロの中での本話の扱いが「欠番」と呼ぶには非常に曖昧なものであることが、2006年に明らかとなった。同年1月から7月にかけて、東京MXテレビで怪奇大作戦の再放送が開始された。これは「円谷劇場」という、円谷プロのバックアップを受けて円谷プロの作品を継続放送していた枠内でのものだったのだが、5月になって『狂鬼人間』の再放送が告知されたのである。欠番になっているのであれば、最初から放映リストに乗っていないはずなのだが、何故かこの時点では再放送予定から外されていなかったのである。5月の暮れになり、更にファンを驚かせる事態が発生する。円谷劇場のホームページが更新され、『狂鬼人間』のあらすじと劇中カットが掲載された。劇中カットは基本的に版元からの提供か、放映用に借り受けた映像から切り出すものであるため、この時点で円谷プロ公認で再放送する予定だったことが明らかになったのである。更新の翌日にはホームページから『狂鬼人間』に関する記述が全て削除され、放映予定日には別の番組が放映されたのだが、この一件から「円谷プロは『狂鬼人間』を封印していない」という事が判明し、ファンは以降の動向に注目するようになった。
現在では新たに書籍に収録されたり、映像メディアで提供されてはいないが、特にMXテレビでの一件は「欠番」の表記とは裏腹に、あまり厳重に封印しているわけではないことが伺える。ディスクメディアや書籍などで、世の中に普通に出回る可能性は低くない作品と言える。

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