目次

  1. 概要
  2. 登場人物
  3. 万城目淳
  4. 戸川一平
  5. 江戸川由利子
  6. 一の谷博士
  7. 代表的なSFガジェット
  8. シトロネラアシッド
  9. 青葉くるみ
  10. 炭素ガス固定剤
  11. ペギミンH
  12. ハニーゼリオン
  13. いなづま号
  14. 電波遮蔽網
  15. Kミニオード
  16. Xチャンネル光波
  17. 異次元
  18. 代表的な怪獣
  19. 古代怪獣ゴメス
  20. 原始怪鳥リトラ
  21. 火星怪獣ナメゴン
  22. 巨大植物ジュラン(マンモスフラワー)
  23. 冷凍怪獣ペギラ
  24. 隕石怪獣ガラモン
  25. コイン怪獣カネゴン
  26. 誘拐怪人ケムール人
  27. 印象的な回
  28. 『ゴメスを倒せ!』
  29. 『1/8計画』
  30. 制作エピソード・裏話
  31. 幻の作品『WOO』と「オプチカル・プリンター」
  32. 『UNBALANCE』から『ウルトラQ』へ
  33. 『ウルトラQ』にNGカットが多数残った理由
  34. 前代未聞の「全話制作後放送」と、スポンサーへの配慮
  35. 放映話数決定と欠番と放送延期と
  36. 次回予告が現存していない理由
  37. 放映後の『ウルトラQ』
  38. 構想18年の超大作『総天然色ウルトラQ』

概要

製作開始は1964年8月。当初は『UNBALANCE』というタイトルで企画が進行し、アンバランスゾーンで巻き起こる怪事件をメインに据えた、海外の先行作品『The Twilight Zone(日本放題:『未知の世界』『ミステリー・ゾーン』等)』『The Outer Limits(日本放題:『空想科学劇場アウターリミッツ』『空想科学映画ウルトラゾーン』等)』を強く意識した作品だった。紆余曲折とプロデューサー決定を経てタイトルを『ウルトラQ』へ変更し、円谷英二が東宝で手がけており、大きく活気づいていた「怪獣」をメインに据えた作品へとシフトしていく。
放送開始時期は1965年4月で調整されていたが、制作期間を長く取り、全話を完成させてから放映開始したいというプロデューサーの意向もあり、1年以上をかけて全28話が完成してからの放送開始となった。

安定、反映した現代人類の科学的、常識的な概念が突如崩壊して生まれる「アンバランスゾーン」。本作はこの「アンバランスゾーン」を舞台に起こる怪事件や怪獣の出現を描くオムニバス作品となっている。共通のあらすじといえるものは無いが、万城目淳、戸川一平、江戸川由利子のレギュラーメンバー3名が事件に巻き込まれる筋書きが殆どを占める。

登場人物

万城目淳

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演者:佐原健二
本作の主人公。星川航空のセスナ機パイロット。宇宙旅行の夢を追いかける青年。行動力があり、セスナやヘリコプターのライセンスを持つ。SF作家を自称しているが、出版経験は無い。
事件の調査に積極的な他、窃盗団と一戦交えたり、セスナのライセンスと経験を活かし、緊急避難的に勝手の違うジェット機の操縦桿を握るなど度胸も据わっている。機転が利き、人を襲うマンモスフラワーの根を相手に空き瓶を割って即席の刃物にして立ち向かったこともある。
『カネゴンの繭』を除く全話に登場。

戸川一平

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演者:西條康彦
万丈目の後輩。星川航空のパイロット助手として万丈目の元で見習い修行を積んでいる。彼と共に怪事件の調査を担う。セスナを任せられることは無いが、ヘリコプターは単独で操縦できる。作品のムードメーカー。おっちょこちょいでちゃっかりした性格をしており、『宇宙からの贈り物』では怪獣再出現の原因を作ってしまう。三人の中では一番勘が鋭く、度々事件の本質を突く。
『カネゴンの繭』『ペギラが来た!』を除く全話に登場。

江戸川由利子

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演者:桜井浩子
新聞社・毎日新報社会部のカメラマン。好奇心旺盛で元気な明るい女性。特ダネを探して怪事件を追いかける他、関デスク(演者:田島義文)の指示で事件取材に赴かされることも。全国を股にかける手段として星川航空のチャーター機を利用しており、万丈目とは公私共に仲が良い。
『カネゴンの繭』『ペギラが来た!』を除く全話に登場。

一の谷博士

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演者:江川宇礼雄
世界的な権威を持つ学者で、多くの分野に精通している。登場する話では科学技術に関する知見から、SF要素の解説、哲学的な含蓄のある教訓まで口にし、事件解決の重要人物となることが多い。専門は不明だが、『ウルトラマン』の科学特捜隊日本支部設立に関わったとされている。
『宇宙からの贈り物』『マンモスフラワー』『甘い蜜の恐怖』『鳥を見た』『ガラダマ』『変身』『悪魔っ娘』『206便消滅す』『開けてくれ!』に登場。

代表的なSFガジェット

シトロネラアシッド

『ゴメスを倒せ!』に登場。原始怪鳥リトラがくちばしから吐き出す強酸性の液体。天敵である古代怪獣ゴメスに対する唯一無二の武器だが、これを吐くとリトラ自身も命を落とす。アシッドを和訳した「シトロネラ酸」と表記されることもある。

青葉くるみ

『五郎とゴロー』に登場。旧日本軍が用いたとされる特殊な栄養剤。摂取型により甲状腺ホルモンに以上をきたし、体が急激に成長する。その効果の程は300個の青葉くるみを平らげた猿のゴローが50メートルにまで巨大化するほど。

炭素ガス固定剤

『マンモスフラワー』に登場。炭素ガスを固定化し、光合成を阻害する薬品。万丈目がセスナから散布し、マンモスフラワー(ジュラン)を枯らした。企画段階にはなく、同話監督の梶田興治のアイデアで脚本決定稿から挿入されたガジェットである。

ペギミンH

『ペギラが来た』『東京氷河期』に登場。南極大陸に生えるコケから抽出する物質。冷凍怪獣ペギラはこれが苦手である。2回に渡って登場したペギラは、ことごとくこの物質に苦しめられ、逃げ去っていった。